2025.08.02
投稿日:2025.11.14 最終更新日:2025.12.11
海事プレスに弊社のタイ向け食品事業強化、FDA申請について取り上げて頂きました


タイ向け日本食輸出支援を強化 HPS CONNECT、FDA申請など強み
HPS CONNECT(本社=大阪市北区、飯野慎哉代表取締役)は12日、グループ会社であるHPS Trade(タイ・バンコク)と連携し、タイ市場に向けて日本食品の輸出支援体制を本格的に強化すると発表した。9年以上にわたるタイ現地での輸入実績を生かし、複雑なFDA(食品医薬品局)申請や通関手続きを含むフルサポート体制を提供。日本の食品関連事業者がスムーズにタイ市場へ参入できる環境を整える。
近年は日本食の海外輸出や海外展開が加速している。その中でも、タイは親日国として知られ、日本文化や日本食に対する関心が非常に高い。訪日タイ人旅行者の回復とともに、日本での食体験が現地での日本食ニーズの高まりに直結しており、加えて健康志向やオーガニック志向の影響を受け、日本産食品の需要は年々増加している状況だ。
一方でタイへの食品輸出は、現地FDAへの事前申請が不可欠であり、不慣れな企業にとっては大きな障壁となっている。実際にある日本企業では、申請の不備によって8カ月以上も港で貨物が滞留する事態も発生した。こうした中、飯野代表はグループ会社のHPS Tradeにて、タイ市場で9年以上にわたり鮮魚・野菜・和牛・加工食品・日本酒・ビールといった多種多様な食品の輸入に携わってきた。長年の実績により、輸送・通関・規制対応に関する知見を豊富に有している。これらの知見やノウハウを生かし、HPS CONNECTとしてサポートを行うことで、約1カ月半でFDA承認を取得し、輸入許可へと導いた事例もあるようだ。
同社は、「書類準備や翻訳、当局対応、通関の全てをワンストップで支援できる体制が整っているのがHPSの強み。2024年~25年にかけては、バンコクで行われる日本食展示会に出展した日系食品メーカー70社以上、150品目以上のサンプル品のFDA登録・通関手続きを実施した。展示会という期限のある案件でも税関で止まることなく出展企業をサポートしている」と説明する。クライアント先の一つであるフードエージェント・ジャパンは、早朝通関対応といった「困難対応」に対する迅速かつ柔軟な実行力を高く評価している。
HPS CONNECTは今後、さらに多くの日本企業がタイ市場へ展開できるよう、FDA申請や通関部分を中心に支援を強化していく。現地の日本食マーケットの特性に合わせた輸出設計から、継続的なフォローアップまで、タイ食品マーケットでの販路開拓とブランド構築を全面的にサポートしていく方針だ。
