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ロシア向け、コンテナ貨物が積み戻しへ。空コンの回送に影響も。コンテナ不足再び? | 物流ニュース・物流ラジオ

ロシア向け、コンテナ貨物が積み戻しへ。空コンの回送に影響も。コンテナ不足再び?

どうもこんにちは、飯野です。 本日は海事新聞のニュースから、「コンテナ船社、ロシア向け貨物を積み戻しへ。空コンの回送に支障も」についてお話していきたいと思います。 2022年3月8日イーノさんの物流ラジオ ロシア向け貨物、積戻し コンテナ船社は、3月1日からロシア向け貨物輸送を一斉に停止し、そのため、輸送中の貨物の取り扱いに難儀しています。 アジア発ロシア向け貨物の場合、対応は船社によって異なりますが、積み替えする北欧州の港で一時陸揚げするのが難しい状況です。 よって、大半は出荷地への積み戻しになる模様です。 空コンテナの回送 ただし、積み戻し貨物が多ければ、欧州からアジアへの空コンテナ回送が制約を受けることになります。空コンテナ回送が遅れればアジアでコンテナ不足になりかねず、関係者は動向を注視していると記事は報じています。 最近はスペース不足でしたが、コンテナ不足になる可能性が出てきました。 AIRについて 「欧州向けの航空輸送、スペース不足が深刻化で、運賃の上昇に圧力が強まる」といニュースがありました。 航空会社はロシア上空の飛行を敬遠し、航空便の欠航・運休があり、ロシア領空を避けた迂回ルートで運航する会社もあります。 供給量の減少 フォワーダーによっては、確保しているスペースがロシアのウクライナ侵攻前と比較して、3、4割も減少したところも出ています。 供給量が減り、そのため運賃への上昇圧力が一段と強まっています。 大手フォワーダー曰く、迂回は安全面などから検証が必要で、運航できる路線は現時点で限られています。 欧州線全体で見れば、スペースは圧倒的に足りず、スペース不足は依然として深刻な状況が続いています。 運賃高騰 運賃は侵攻前と比べて、関係者によると「スポットで2倍以上」であり、航空機への搭載確約するサービス(プレミアム)の利用では、6倍を超えるケースも出ています。 もともと航空貨物はコロナによる国際旅客便の減便や海上からの航空シフトで需給が逼迫しており、運賃が高止まりしている状態でした。 今回、供給量がさらに縮小したことで、更に運賃の上昇圧力が強くなってきています。 リードタイムも長期化 通常の日-欧州間の航空輸送は、空港から空港までで、2―3日程度です。 しかし、あるフォワーダーは7日間見てもらうよう荷主に通達しています。別のフォワーダーは最終仕向け地まで、最大10日程度かかることを案内したという話もあります。 海上、航空の今後 今回、迂回ルート便の利用により飛行時間が長くなれば、リードタイムがさらに伸びる可能性があります。 日本から欧州の間は輸送距離が長く、コロナ前は船で約40日ほどでした。 コンテナ船は新規ブッキングが取れない状況が続いており、一般的に航空から海上への切り替えは考えにくいとされています。 フォワーダー各社は大型貨物の搬入を停止したほか、貨物に優先順位を付けて対応しています。 ロシア・ウクライナ情勢 やはり、ロシア・ウクライナ情勢で乱れることになりました。今後、戦争が終わってもすぐに元通りに戻るというものではないですが、早く戦争が収束して、通常に近づいて欲しいと思います。 引き続き、情報をアップデートしていきます。

2022年2月 物流ニュース | 物流ニュース・物流ラジオ

2022年2月 物流ニュース

この記事を動画で見る どうもこんにちは、飯野です。 今回は2022年2月の物流ニュースをお届けします。 ご存知の通り、現在は世界中のサプライチェーンが大きく乱れています。 これまでは中国の旧正月の後には何らかの変化があるのではないか?という見解がありましが実際には市況にはどのような動きがあったのか? 今回は主に中国と北米を中心に2月のコンテナ不足・スペース不足の状況を、時系列順にお伝えしていきたいと思います。 それではいってみましょう! 中国旧正月でも北米西岸港湾の回復は期待薄 旧正月前のニュースです。 通常、旧正月後は貨物の量が落ちますが、北米の小売業者の在庫が過去最低水準のため、中国からの貨物減少は少ない傾向にあります。 コンテナ会社やアナリストによると、約2週間の旧正月中の海運の減速は、今年はそれほど顕著ではないとのことです。 中国政府はコロナの対策で、労働者に休暇中に故郷に帰らないよう工場に圧力をかけており、小売店の注文も依然として強いと報じられています。 それに加えて現場での労働力不足がある北米の西岸港湾では、コロナのオミクロン株の影響で倉庫での労働力不足、ドライバー不足、シャーシ不足が問題になっています。 ONE、日本-北米西岸航路に臨時船を投入 オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)は2月下旬にも、日本―北米西岸航路に臨時船を投入します。 通常の日本―北米西岸間の航海日数は往復で35日ですが、港湾混雑でいまは通常の倍の70日となり、昨年後半から欠便が目立っています。 今年1月からは北米向けは事実上の隔週サービスとなり、ここにきて欠便が2週続くなど悪化に歯止めがかかっていません。 ONEの臨時船 今回ONEが投入する臨時船は2,500TEU型で、揚げ地はロサンゼルスとオークランド。積み地は名古屋、東京。日本発の貨物だけを積載する予定です。 北米東岸の港湾混雑が悪化中 北米東岸のチャールストン港でのコンテナ船の沖まちが1月は19隻から、2月に30隻と増加しています。 サウスカロライナ州のチャールストン港は北米の東海岸の港湾で、4番目にコンテナ輸入の多い港です。 これはサプライチェーンの混雑が、北米西岸だけでなく様々なところに及んでいることを示しています。 チャールストン港の沖まちが始まったのは昨年の感謝祭の頃で、11月第四木曜の翌日のブラックフライデーのセールから続いています。 これは混雑している西海岸の港から、別の港に貨物を振り分けようとしたことが影響しており、同港では輸入コンテナ取扱量は増加中。前年比で25.4%増となっています。 北米西岸向け海上運賃、最高値更新。続くスペース不足 2月18日付の上海発北米西岸向けコンテナ運賃は、40フィートコンテナ当たり8,117ドルとなり、2週連続で過去最高値を更新しました。 例年では旧正月明け直後の海上運賃は値下がりするものの、北米西岸のLA・LB港向けに関しては依然として値上がりをしています。 その他航路 一方、その他の航路は全体的に値下がり傾向。 北米東岸向けは1万870ドル/40’。前週比152ドルの値下がり。 北欧州向けは20フィートコンテナ当たり7,652ドル。前週比25ドルの値下がり。 地中海向けは7,416ドル。前週比19ドルの値下がりとなりました。 カリフォルニアの港に待機しているコンテナ船の数は、1月9日のピーク時の109隻から76隻に減少しましたが、依然として高い水準にあります。 ロシア・ウクライナ情勢で船舶燃料価格、最高値へ接近 船舶燃料油の価格が急騰しています。 2月14日付シンガポール市場の低硫黄重油(VLSFO) の価格は、前日に比べて20ドル高のトン当たり752ドルとなり、2年前に記録した過去最高値に接近しています。 ウクライナ情勢の緊迫化に伴うエネルギー需給の不透明感が原油価格を押し上げています。 シンガポールの低硫黄重油の価格は今年の年初に比べて、既に130ドル強上昇。2020年1月のSOx規制開始直後に記録した、過去最高値750ドル台後半に近づいています。 現在の本船スペース不足による海上運賃の高騰に加え、この燃料価格の高騰もあり荷主にとっての負担は更に大きくなりそうです。 ウクライナ、オデッサ港閉鎖。コンテナ船各社 ウクライナ向け一斉停止 ロシア・ウクライナ情勢の問題がコンテナ船を含めたグローバルサプライチェーンに大きな混乱を与え始めました。 ロシア軍によるウクライナへの侵攻を受けて、ウクライナ当局は黒海に面した同国最大のコンテナ港オデッサ港を現地時間24日に閉鎖。 マースク、MSC、CMA―CGMなど欧州系船社は24日からウクライナ発着貨物の引き受けを停止しました。 これに合わせ、黒海でフィーダーを運航するコンテナ船各社は一斉に同国向けの受託を停止。 中東などの接続港でコンテナが滞留する可能性も出てきました。 ロシア発着サービス 一方、ロシア発着サービスについては各船会社とも現時点では通常通り利用可能としていますが、今後、欧米諸国の対ロシア制裁など状況次第では、ロシア向けサービスの動向も不透明感が残ります。 解説コーナー それでは2月のニュースの解説のコーナーです。今回は大きく分けて2つのニュースだけにフォーカスしました。 旧正月のサプライチェーン まずは中国の旧正月でのサプライチェーンについて。 通常の中国旧正月の前にはコンテナ船のスペースが逼迫して、そして旧正月後には落ち着き、運賃も下がり傾向にあります。 その例年の流れを期待してか、現在のサプライチェーンの乱れも旧正月後には何らかの変化があるのではないか?と期待されていました。 しかし北米西岸のコンテナ滞留はピーク時109隻から76隻にまで減ったものの、76隻は依然として高い水準です。 これだけ積み下ろしを待っている船があると、通常では日本 - LA, LB港の往復航海日数は35日ですが、現在では倍の70日もかかっています。 チャールストン港沖待ち増加 そして北米の西岸だけでなく東海岸のチャールストン港においても沖まち船は増加していました。 西海岸向けの滞留をかわす為に別の港に向けられると他の港も混雑するという例で、やはり西海岸のボトルネックの解消がポイントなのかなと思います。 海上運賃上昇 更に北米西岸向けの海上運賃がまだ上がってます。 年末年始からの運賃の高止まりで価格の天井が見えていたような気がしていたのですが今回8,000ドルを超えてきて過去最高値を更新しています。 ロシア・ウクライナ情勢 そして追い討ちをかけるように、ロシア・ウクライナ情勢による燃料費の高騰。 戦争に関しての言及は控えさせて頂きますが、船舶燃料に使われる低硫黄濃度のA重油と、排気ガス規制の対象になっているC重油の価格差がUSD210/トンとなりました。 これによりC重油を使用する為に使われる、排ガス洗浄装置・スクラバーを搭載した船にメリットが出てきます。このように今後カントリーリスクを避ける為にA重油の使用ではなく、スクラバーへの投資も進むかもしれません。 昨年の3月時点ではスエズ運河の閉鎖がありましたよね。 このロシア・ウクライナ情勢の問題がいつまで続くかは分かりませんが、去年と同じタイミングでの問題発生です。 北米西岸のストライキ そして今年は7月に北米西岸でのストがあります。 私個人的には今年中にサプライチェーンの乱れが解消するのは難しいと考えております。その為、荷主さんにとっては「在庫を持つ」というような今 出来ることで対処していく必要があると思います。 まとめ 今回のニュースはいかがだったでしょうか。 国際物流で起こっている「今」を分かりやすくお伝えしたつもりですが、皆様のお仕事などのお役に立っていましたら嬉しく思います。 もし良く分かったなという方はチャンネル登録、フォロー、SNSでシェアなよろしくお願いします!今回は以上です!ありがとうござました! ・Twitter で DM を送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedIn でメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/ お問い合わせは「ツイッター」と「LinkedIn」のみで承っております。

ロシア向け、船会社が相次いでBooking停止!対ロシア貿易の遮断進む。 | 物流ニュース・物流ラジオ

ロシア向け、船会社が相次いでBooking停止!対ロシア貿易の遮断進む。

どうもこんにちは、飯野です。 本日は海事新聞のニュースから、「コンテナ船社、ロシア輸送を相次いで停止」についてお話していきたいと思います。 2022年3月3日イーノさんの物流ラジオ 各船社、ロシア発着輸送停止 ロシアに欧米諸国が経済制裁などに踏み切ったことを受けて、コンテナ船社もロシア発着の輸送停止に動いています。 マースク、MSC、CMA-CGMONE、Hapag Lloydなどは、1日以降、ロシア発着コンテナサービスのブッキングを相次いで停止しています。 欧州、通関停止 またドイツやオランダ、ベルギーなど各税関では、サンクトペテルブルク発着貨物の通関を停止するなど、対ロシア貿易の遮断が進んでいます。 ロシアに貨物は送らず、ロシアからの輸入貨物も受けない、ということです。 輸送貨物の選別 マースクは「ロシア発着の海上、航空、鉄道輸送サービスの新規ブッキングは、食料品や衣料品、人道支援物資を除いて一時停止する」と発表しました。 ロシア国民向けの生活必需品は入るようです。 輸出側は貨物をHSコードで選別しているはずです。恐らく、特定のHSコードにはアラートが出たり、自動で選別したりしていると思います。 国によっては輸出通関で結構な時間がかかるかもしれません。 輸送中のロシア向け貨物 各社ともロシア発着サービスのブッキングは止めましたが、現在輸送中の貨物についてはどの港で陸揚げするか調整中です。 北欧州では一時陸揚げ拒否 しかし、一部の北欧州諸港では、ロシア向け貨物の一時陸揚げを拒否する動きも出てきている模様です。 一時陸揚げを認めると長期に滞留し、港湾混雑につながることを懸念しています。 ロシア鉄道 ロシア国内の鉄道輸送は、まだ通常通り運行されていますが、海上輸送との接続では問題が発生しています。 ロシア船社FESCOは、ロシア鉄道とバルト海の自社フィーダー船を組み合わせ、極東貨物を欧州まで輸送する「FESCOトランスバルチックブリッジ」を提供しています。 日本代理店のサービス停止 日本総代理店トランスロシアエージェンシージャパンは2日、同サービスでの貨物引き受け停止を顧客に通知しました。 独、蘭、ベルギーの各税関が、サンクトペテルブルク発着の輸出入貨物の通関を停止したことによる対応です。 日本代理店は、輸送中貨物についてはFESCOと協議を進めるとしています。 他フォワーダーの鉄道輸送 欧州向けに鉄道を使ったランドブリッジサービスを提供している他のフォワーダーもBookingを停止する可能性もあります。 日系企業では、日通や日新がシベリア鉄道使ったサービスを提供しています。 鉄道サービスが停止となると、海上輸送にこの分が流れてくる可能性が高くなります。 昨年の上半期だけで、中国から鉄道使って欧州へのコンテナ輸送は30万TEU以上ありました。 中国ロシア間は関係があるので、中露は大丈夫かと思いますが、それ以外の国のフォワーダーの動きに注目が必要かと思います。 今後の海運市況 旧正月明けで北米の沖まちが若干マシになったかなと感じましたが、これで確実にまた海運市況は乱れることになるでしょう。 実務をやっている立場からすると、かなり厳しい状況になったと思います。 また情報をアップデートしてお伝えしていきます。

ロシア・ウクライナ、鉄道、海上、航空サービス。貨物輸送リスクへの対応は? | 物流ニュース・物流ラジオ

ロシア・ウクライナ、鉄道、海上、航空サービス。貨物輸送リスクへの対応は?

どうもこんにちは、飯野です。 本日はウォール・ストリートジャーナルからのニュースで、「ウクライナ・ロシア情勢問題の輸送リスクの話」についてお話していきたいと思います。 2022年3月2日イーノさんの物流ラジオ 今後の市況 これは先週の土曜で、ロシアに具体的な経済制裁がまだ課せられていない時点の記事です。 しかし、今後の市況がどのようになるかの見解が書かれていてとても参考になったので、ご紹介したいと思います。 陸上から海上・航空へシフト フォワーダーは規制や混乱を避けるために、一部のサービスを停止し、サービスを陸上から海上または航空にシフトしています。 デンマークのDSV やドイツのDHLエクスプレスなどの輸送会社は、ウクライナ発着のサービスを停止しています。船会社もウクライナのオデッサ港とロシアの一部の港はBookingを停止しました。 今後、ロシアと西側が課す経済制裁によって、企業が出荷をどうするかを深く考えるようになっていきます。 各国企業の対応 本日時点ではアップル、ナイキがロシアで販売停止、イギリスのシェルがLPGのプロジェクトから急に離れたというニュースがありました。 輸送貨物への影響 フランスの物流事業者ジオディス(Geodis)は、先週の金曜日に、さらなる空域の閉鎖や航空会社ごとの制限により、遅延、キャパシティーの縮小、料金の値上げが発生する可能性があると予想していると述べています。 実際、現時点でもエアーにも遅れなどの影響が出ています。 アジアーヨーロッパ間の輸送 シカゴに拠点を置く貨物追跡技術会社のフォーカイツ社( FourKites Inc.)は、この紛争によって海・空・陸路の物資移動が妨げられるため、特にアジアとヨーロッパ間の輸送料金が急騰すると述べています。 同社によると、シベリア鉄道を使った中国からロシアを経て欧州連合に移動する貨物量は、貨物輸送の接続が中断されれば、海上または航空に移行する可能性があるとしています。 シベリア鉄道の使用 昨年上半期に中国から欧州連合に鉄道で移動したコンテナは、30万TEU以上でした。20フィート換算でコンテナ30万個以上になります。 よって、シベリア鉄道が使えないと、これくらいの量が海上・航空輸送に流れることになり、更にスペースが取りにくくなるのが目に見えており、運賃も上がります。 鉄道使用のリスク 米国を拠点とするFlexport Inc.は金曜日、シベリア鉄道の予約受付を停止し、代わりに航空便と海上便の代替便を提供すると発表しました。 もし鉄道が中断された場合、顧客が貨物を失う可能性があります。 フォワーダーとしてはシベリア鉄道を使う輸送を受けてしまうと、万が一の時にお客様の貨物の紛失リスクが出てくるため、責任が取れません。なので、最初から海上にまわした方が良いという判断は納得出来ます。 海運への影響 ロンドンにあるDrewry Shipping Consultants Ltd.は、世界の海運への”最初の影響は小さい”ものの地政学的緊張が世界経済の不安定さに拍車をかけるだろうとしています。 そして、燃料費とインフレの上昇をさらに加速させる可能性があると指摘しました。 今後の対応 今日お伝えした内容のことは、可能性として普通にあり得る話です。このリスクがあるということを頭において実務をしないといけないと思います。 シベリア鉄道が昨日時点では使えているので、このまま使い続けるのか。 運賃や燃料費が上がる可能性が高いため、予算を高めに見ておくとか。 欧州向けのスペースは今後かなりタイトになる可能性があるので、エアーを使うのか。 仕入れ先を北米・南米に変えて、北大西洋を超えて欧州に送るのか。 欧州で現地調達に変えるのか。 リスクをどう捉えて対処するのかが大切かなと思います。

ONE、ロシア向けコンテナ船Booking一部停止。欧州向けシベリア鉄道は通常通り、今後どうなる? | 物流ニュース・物流ラジオ

ONE、ロシア向けコンテナ船Booking一部停止。欧州向けシベリア鉄道は通常通り、今後どうなる?

どうもこんにちは、飯野です。 本日は海事新聞のニュースから、「ロシア・ウクライナ情勢について」いくつか記事をあげてお話ししていきたいと思います。 2022年3月1日イーノさんの物流ラジオ ONE、ロシア向け停止 一つ目の記事は「ONE、ロシア向け輸送を一部停止、欧州船社は通常通り運航」についてです。 オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)は2月25日、黒海沿岸のウクライナのオデッサ港やロシアのノボロシスク港に加え、バルト海側のロシアのサンクトペテルブルク港向けのコンテナ輸送のブッキングを停止すると発表しました。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、当該地域への輸送に支障が出るためとしています。 日本商船隊の対応 2月25日に黒海で日本のバルカー船が、ロシアの砲撃を被弾したことが影響していると思います。 過去、中東での紛争時にもタンカーへの被害が発生したケースもありますが、短期間に複数隻の貨物船が軍事行動で被弾するケースは例がありません。 日本商船隊にとっても深刻な事態と受け止めています。 船舶戦争保険エリアに また、船舶戦争保険でも黒海は3月1日から割増保険料の発生するエリアに指定されました。黒海周辺が船舶運航の「危険地帯」となっています。 欧州系船社の動向 マースクやCMA―CGMなど欧州系船社は、日本時間28日午後3時時点ではロシア向けサービスについて通常通り提供しています。 しかし日本や欧米諸国による対ロシア制裁の情勢次第では、各社ともロシア向け引き受け停止に動く可能性がありそうと記事は報じています。 ロシアの鉄道状況 次の記事は、「ロシア鉄道は通過貨物も平常運行。ウクライナ発着は制限あり」についてです。 シベリア鉄道通常運行 一部船社がロシア向け貨物の引き受けを停止する一方で、ロシア鉄道(シベリア鉄道)で貨物輸送を行うオペレーター各社は28日時点で「(ロシアを通過する)トランジット貨物輸送も含めて、鉄道便は通常通り運行している」というコメントを発表しています。 ロシアの貨物鉄道最大手トランスコンテナは、「中国・モンゴル国境や、ベラルーシ・ポーランド国境を通過するトランジット輸送は通常通り提供している」とのことです。 ただし、ウクライナとの間の貨物引き受けは制限しています。 シベリア・ランド・ブリッジ アジアから欧州向けのシベリア・ランド・ブリッジという国際複合輸送サービスがありますが、現時点では通常通り運行しています。 鉄道の使用可否 コンテナ船のスペース不足の問題で、欧州向けはロシアのシベリア鉄道を使って貨物を輸送しています。 もし鉄道が使えないとなると、またサプライチェーンで大きな目詰まりが発生してしまいます。欧州向けの海上運賃は確実に上がるでしょう。 中東のハブ港での混雑懸念 黒海地域が危険地帯になっているので、中東のハブ港(ドバイ、ジェッダなど)にコンテナが滞留する可能性が十分にあります。 戦争が長引けば世界のサプライチェーン全体の乱れにつながってきます。 引き続き市況の情報が入りましたら更新していきます。

ウクライナのオデッサ港が閉鎖!コンテナ各船社、ウクライナ向け一時停止。国際物流への影響。 | 物流ニュース・物流ラジオ

ウクライナのオデッサ港が閉鎖!コンテナ各船社、ウクライナ向け一時停止。国際物流への影響。

どうもこんにちは、飯野です。 本日は海事新聞のニュースから、「ウクライナのオデッサ港が閉鎖。マースクなどコンテナ船社がウクライナ向け一斉停止」についてお話していきたいと思います。 2022年2月28日イーノさんの物流ラジオ ロシア、ウクライナ侵攻 ロシア・ウクライナ情勢の問題がコンテナ船を含めたグローバルサプライチェーンに大きな混乱を与え始めました。 2月24日からロシア軍はウクライナへの侵攻を開始し、ウクライナ当局は黒海に面した同国最大のコンテナ港のオデッサ港を現地時間24日閉鎖しました。 各船社サービス停止 マースク、MSC、CMA―CGMなど欧州系船社は、24日からウクライナ発着貨物の引き受けを停止しました。 今後通知があるまで、本船サービスのウクライナ寄港を中止する方針とのことです。 黒海のフィーダー船 これに合わせ、黒海でフィーダーを運航するコンテナ船の各社は一斉に同国向けの受託を停止し、これにより中東などの接続港でコンテナが滞留する可能性も出てきました。 フィーダー船とは主要港と、ローカル港をつなぐ船のことです。 中東の接続港はドバイ港や、ジェッダ港(サウジアラビア)は中東の主要港であり、ハブ港でもあるため、ここにコンテナが滞留するかもしれません。 ロシア発着サービス 一方、ロシア発着サービスについては、先ほどお伝えした各社とも現時点では通常通り利用可能としています。 ただし、今後、欧米諸国の対ロシア制裁など状況次第では、ロシア向けサービスの動向も不透明感が増しそうとのことです。 コンテナ船の逼迫 コンテナ船は世界的に需給が逼迫しており、海上の荷動きが鈍化しています。 黒海沿岸の商業港の停止は、今後、国際物流全体に大きな影響を与える可能性もあります。 去年の3月にスエズ運河座礁でコンテナ不足に拍車がかかり、スエズ運河は国際輸送の動脈の一つのため影響は大きく、海上運賃が高騰しました。 今回の戦争で黒海周辺での輸送で影響は確実にあります。 実際、25日に日本の貨物船がオデッサ沖で被弾したというニュースもありました。 国際物流への影響 現在のサプライチェーンは緊張の糸が張った状態で、何か一つの問題で、全体に影響が出るような状態です。 少しずつ解消の兆しが見えるかと思ったところ、今回の黒海周辺での問題により、また国際物流への影響は出てくるのではないかと思います。 引き続き市況については調べて発信をしていきたいと思います。

西濃シェンカー 社長へのインタビュー!デジタル化、人材の多様化、サステナビリティーへの取り組み | 物流ニュース・物流ラジオ

西濃シェンカー 社長へのインタビュー!デジタル化、人材の多様化、サステナビリティーへの取り組み

どうもこんにちは、飯野です。 本日は海事新聞のニュースから、「西濃シェンカー、オン・シュウウェイ社長へのインタビュー記事」についてお話していきたいと思います。 2022年2月25日イーノさんの物流ラジオ 西濃シェンカーとは 独DBシェンカーと日本のセイノーホールディングスの合弁会社である西濃シェンカーに、昨年9月にオン・シュウウェイというアジア人の女性が社長に就任しました。 デジタル化、人材の多様化、サステナビリティーへ取り組んでいます。その活動内容が面白かったので紹介していきたいと思います。 これからの物流業界に必要なことを既に実践していっている、大変革新的な社長さんです。 昨今のお仕事内容について 日本事業の現状は? 「半導体、エレクトロニクス、ヘルスケア、自動車関連を中心に顧客の物流需要は力強い伸びを見せているので、チャレンジングな状況である」としています。 現在、港の混雑、労働力不足、スペース不足などが世界中で起こっています。 混乱への対応は? 「西濃シェンカーは長年提供している代替ソリューションへの需要が高まっている」とおっしゃっています。 海上輸送を使い、途中から航空輸送するシー&エアサービスや、海上輸送と列車を組み合わせた、シー&レイルなど、複合輸送サービスがあります。 他にも、緊急の航空輸送需要に対しては欧州、米国向けの定期チャーター便を提供し、スポットチャーターも手配しています。 フォワーダーならではの対応 こういった自由な組み合わせで輸送上の問題解決を出来る、フォワーダーならではの動きができている会社です。 また、グローバルフォワーダーの強みとして、「航空や海上のキャリアと強い関係を構築し、事前にキャパシティーを押さえていることもグローバルプレーヤーとしての強みの一つだ」としています。 「日本とシンガポール、ドイツ本社で情報を共有し、購買を最適化している」と続けています。大手フォワーダーだと、世界規模でものすごい物量をベースにキャリアに交渉出来ます。 日本事業への課題 ここからが僕が面白いと思った本題です。 日本事業に課題はあるか? 「日本に限ったことではないが、スピード感を持って柔軟に変化し、日本のデジタル化、自動化、ロボット化をさらに推進していきたい」とおっしゃっています。 日本は製造分野に比べ、物流分野のデジタル化・自動化が遅れていると言われています。 「日本のロジスティクスにはまだまだ進化していく余地がある。デジタル化を加速するに当たっては、DBシェンカーが世界中で蓄積してきた知見からトップレベルのものを展開できる。」 「これに顧客のニーズに合わせた日本独自の取り組みを組み合わせていく」と発言しています。 自動化機器の導入 大手外資だからこそ見えている景色であり、国外での実績・経験をもとに、それを日本市場にカスタマイズして導入していこうとしています。 西濃シェンカーは、国内ではB to C物流の業務などで、自動化機器を導入しています。 フォワーディング業務では書類作成などにロボティック・プロセス・オートメーションを活用しており、社員はより付加価値の高い業務に集中できるように対応しています。 今の時代、簡単な書類作成は人がやらなくてもやっていけます。 本当に書類が多い業界なので、一般的な業務の書類作成はどんどん自動化していくべきだと思います。 サステナビリティーへの取り組みは? 「DBシェンカーはサステナビリティーを重要課題とし、その一環として2022年にEV(電気自動車)・トラックを導入するなどサプライチェーンの脱炭素化にも取り組んでいる」とのことです。 これからのロジスティクスで必要・重要と言われていることを実行されている革新的な会社だと思います。 人材の呼び込み 更にここもポイントですが、最も重要なことは「ロジスティクス業界に人材を呼び込むこと」としていることです。 社長曰く、「シンガポールではインダストリアル・エンジニアリングや自動化の専門家がロジスティクス産業で活躍している」 さすが外資ですね。 人材の確保にはどう取り組むか 「西濃シェンカーはジェンダー・ダイバーシティーを重視しており、性別に関係なく個々人の才能を評価する。」 「サプライチェーン産業は歴史的に男性中心だったが、当社のマネジメント層では女性が複数活躍している。今後もより多くの女性が業界にジョインし、リーダーとして力を発揮していくよう後押ししたい」 ジェンダー関係ない人材評価 これから、この人材という点はとても重要だと思います。弊社のタイのグループでも抜群に優秀な女性社長がいます。 一方でタイにある日系の会社で、「何しにきたの?」という日本人の男性社員は結構いた印象があります。 日本の会社でも、どういう人事評価か分かりませんが、なぜか評価されている男性の社員や、評価されていない本当は優秀な人がいるはずだと考えます。 優秀な人材はジェンダー関係なく正当に評価されるべきです。 これからの起業について 僕がこれから起業しようとしている会社は、国際物流業界・サプライチェーン業界での人材紹介業です。グローバル人材、女性の管理職、物流のIT人材の3本柱で行く予定です。 女性役員をパートナーとし、IT人材に関しては僕がプログラミングを現在必死で勉強中です。 僕自身も人材が本当に大切だと思っており、優秀な人材で事業が大きく変わる、ということは実際に経験しています。 今回の記事を読み、西濃シェンカーのオン社長にぜひお会いしたいと思いました。革新的なので、古い業界の商習慣を大企業が覆して欲しいです。 今後も応援していきたいと思います。

北米西岸向け海上運賃、最高値更新!USD 8,000ドル台。空コンテナ改善も、続くスペース不足 | 物流ニュース・物流ラジオ

北米西岸向け海上運賃、最高値更新!USD 8,000ドル台。空コンテナ改善も、続くスペース不足

どうもこんにちは、飯野です。 本日は海事新聞からのニュースで、「北米西岸向けの現時点でのコンテナ運賃」についてお話していきたいと思います。 2022年2月24日イーノさんの物流ラジオ 北米向け運賃、最高値 アジア発北米向けコンテナ運賃が、引き続き上昇傾向にあります。 2月18日付の上海発北米西岸向けコンテナ運賃は、40フィートコンテナ当たり8,117ドルとなり、2週連続で過去最高値を更新しました。 他航路のレート 北米西岸向けの値上がりが続く一方、北米東岸向けは1万870ドル/40’と前週比では152ドルの値下がり。 北欧州向けは20フィートコンテナ当たり7,652ドル(前週比25ドル減)、地中海向けは7,416ドル(前週比19ドル減)となりました。 旧正月明けて 旧正月明け直後は値下がりするものの、今年は全体的に少しの値下がりにとどまっています。昨年秋以降は多少の値動きの変動はありますが、ほぼ横ばいで、目立って大きな動きは出ていません。 他には、南北航路やアジア域内も旧正月明けで少しの値下がりとなりましたが、大きく崩れるような印象はなく、現場の感覚でも、タイ発で特に価格が大きく変わっている印象はありません。 コロナ禍前であれば、旧正月明けで需給が緩みますが、その気配は出ておらず、短期契約のコンテナ運賃市況は依然として高止まりする傾向にあります。 北米西岸の状況 米西岸ロサンゼルス・ロングビーチ両港の沖まちコンテナ船は、先週末時点で76隻と、依然として高水準です。 減ってきてはいますが、76隻は多い数字です。 続く価格上昇 今現在も西海岸向けの価格が上がり、最高値を更新しています。 年末年始から旧正月にかけて、価格の天井が見えたような気がしていましたが、まだ上がっているというのに少し驚きました。 空コンテナの改善 北米の状況の確認のため、ウォール・ストリートジャーナル、ジョブドットコムの記事を読みました。 北米西岸港湾の空のコンテナの扱いは改善してきたようです。 臨時の空コンテナだけを輸送するスイーパー船を75隻以上つかい、アジアにコンテナを回送したことで、ターミナルに少し作業スペースが出来、改善傾向にあります。 続くスペース不足 とはいえ、現場の感覚からしても、ボトルネックが解消はしておらず、特に北米向けは、依然としてスペース不足は続いています。 先日も、他のフォワーダーでスペース取れないからイーノさんの会社でとれないか?と依頼されました。幸い、弊社では取ることが出来ましたが、仕入れがあまり強くないと売れるものがなく、厳しい状況が続いています。 運賃市況については実務をされている方、投資家の方も気になるところだと思うので、引き続き発信していきたいと思います。

MSCジャパン社長へのインタビュー記事について。海運市況と日本のマーケット考察。 | 物流ニュース・物流ラジオ

MSCジャパン社長へのインタビュー記事について。海運市況と日本のマーケット考察。

どうもこんにちは、飯野です。 本日は海事新聞のニュースから、「世界最大のコンテナ船社、MSCジャパン社長・甲斐督英(かい・まさひで)さんのインタビュー記事」をご紹介したいと思います。 2022年2月22日イーノさんの物流ラジオ MSC、海運業への投資 2022年1月、スイス船社MSCはコンテナ船の船腹量で世界トップの座に就きました。MSCは積極的な船への投資により、供給力を維持しています。 競合他社が航空など事業多角化に乗り出す中、主力の海運業での供給責任を果たすことに重きを置いています。 この1年強で約150隻の船腹を購入しました。 MSCジャパン社長インタビュー MSCジャパンの社長は「われわれは船会社である。顧客の要望があれば、通関・内陸輸送などもパートナーを通じて提供できるが、あくまで海上輸送が中核だ」と述べています。 質問:コロナ禍からの市場をどう振り返るか? 国際物流混乱の主な要因は港湾混雑です。 北米西岸が特に注目されていますが、実際には欧州、アジア、全ての主要港で混雑が悪化しており、北米も東岸、ガルフ(フロリダ - 東南)の地域にも混雑が波及しています。 MSCジャパンの社長は「ここが変わらない限りは、状況は改善しない」と指摘しています。 日本港湾の状況 そんな中、日本港湾はこの状況でも混雑が少ないです。 荷量の問題もありますが、生産性の高さ、労働者の勤勉性といった、日本市場の強さが出ていると言えるとおっしゃっています。 サービス品質の改善 ここからが面白い話なのですが、コンテナ輸送は、サービスを買う側がサービス品質を改善できる、とMSCジャパンの社長は述べています。 例えば、港湾混雑を解消するために、早期の貨物引き取り、コンテナ返却などをすることで、ネットワーク全体の質を向上できます。 逆に、不必要に前倒しでコンテナを確保するといった行動は、コンテナの稼働率を下げ、結局は自社に提供されるサービスの質を低下させることに繋がると指摘しています。 サービスを購入する側の協力 在庫を用意していない店が良くない、と言う話ではなく、全体のことを考えて購入すれば、全体に安定して供給できるイメージだと思います。 「サービスを提供する側の責任が大きいのは当然だが、購入する側ができる部分も大きいということを理解いただき、サービスを改善していきたい」とおっしゃっています。 質問:日本市場での輸送量はコロナ禍前の19年と比較してどうだったか? 残念ながら「現在はコロナ前の水準に戻した」という程度であり、大きくは伸びていない、としています。 グローバルな市場ではMSCのシェアは約17%あり、日本では、グローバルのシェアには至っておらず、その分、供給能力に余裕はあります。 荷主にとって何が重要か 「今、荷主企業にとって何が重要なのか。「運賃」か、それとも「運ぶ」ことなのか」と述べています。 運びたいという顧客に対しては、まだスペースを提供できる余地があるとのことです。 ただ、その場合はアジアなど他のマーケットと競合できる健全な運賃水準である必要はあるだろうと続けています。 健全なマーケット これまで日本の市場は安すぎ、他のマーケットと比べて安いと船社もそこにコンテナスペースを供給する意味がなくなります。 特に外資の船会社なら尚更です。 質問:今期の入札動向は? 今期交渉も「どれだけのスペースが出せるか」というのが核心部分であるとし、そこの合意ができれば、海上運賃は別途交渉することが可能であると続けています。 スペースに関する合意が遅れると、その荷主は最終的に、さらに高い運賃水準でスペースを探すことになる可能性もあります。 日本の運賃への意識 これは、MSCが高飛車になっていると言う話ではなく、単純にマーケットの需要と供給の話です。 先日、同業者さんとの話で、日本の大手荷主が、未だに海上運賃を叩いてくるという話になりました。コロナ前と同じで、運賃は叩けば何とかなると思っているかもしれません。 MSCは特に船に大きな投資をしており、そこに対し極端に叩きすぎるというのは、極端な話、船会社をつぶすことにもなりかねます。 これに関しては、色々と物申したいことがありますので、また別の機会にお話ししようと思います。

北米東岸の港湾混雑、悪化中!チャールストン港で沖まち30隻に。 | 物流ニュース・物流ラジオ

北米東岸の港湾混雑、悪化中!チャールストン港で沖まち30隻に。

どうもこんにちは、飯野です。 本日はウォール・ストリート・ジャーナルのニュースから、「チャールストン港沖のコンテナ船の沖待ちが30隻に増加」についてお話していきたいと思います。 2022年2月21日イーノさんの物流ラジオ チャールストン港、沖待ち30隻 チャールストン港はサウスカロライナ州のチャールストン港は北米東海岸の南よりの港で、東海岸で4番目にコンテナ輸入の多い港です。 チャールストン港でのコンテナ船の沖まちが先月の19隻から、30隻に増えています。 これは、米国の輸入業者を悩ませているサプライチェーンの混雑が、北米西岸だけでなく、様々なところに及んでいることを示しています。 混雑の解消は サウスカロライナ港湾局は、以前はこの混雑は3月中旬までに解消されると予想していましたがが、現在は4月中旬までに解消されると予想していると述べています。 これもどうなのかは分かりません。 2年近く、いつまでに解消するだろう、と言われていますが、なかなか状況は変わりません。 生産性低下 船が出るときと来るときを除けば、バースが空いている時間はなく、このようにターミナルが満杯になると、生産性が落ちます。コンテナの積み下ろしのために滞在時間が長くなる船も出てきます。 チャールストン港の沖まちは、過去の基準からすると依然として大規模なままで、現在も増大しています。 輸入コンテナ取扱量も増えており、前年比で25.4%増となっています。 いつ混雑がはじまったのか? チャールストン港の沖まちが始まったのは昨年の感謝祭の頃で、11月第四木曜の翌日のブラックフライデーのセールから続いています。 年末の大量在庫用の注文分が米国に届き、混雑している西海岸の港から別の港に貨物を振り向けようとしたことによります。 そのため、東海岸のいくつかの港では混雑が発生しています。 現在の北米西海岸の状況 カリフォルニアの港に待機しているコンテナ船の数は、1月9日のピーク時の109隻から、先週の木曜日には72隻に減少しました。 北米の輸入貨物の急増 このラジオで何度もお伝えしていますが、北米の輸入の急増の原因は、下記と考えられます。 1. コロナ初期に枯渇した在庫の急な補充 2. 小売業者の消費者の強い需要への供給 労働者不足 これにより、シャーシ不足、トラックドライバー不足、倉庫スペース不足が起こり、混雑を引き起こしています。 あとはコロナ感染者です。感染力の強いオミクロン株に、港湾労働者、倉庫労働者、ドライバーなどが感染し、労働者不足になっています。 混雑のボトルネック 西海岸がパンパンの状態が続けば、東海岸に貨物が集まってしまいます。 やはり最大のボトルネックは西海岸の混雑であり、これが解消されるまでは、東海岸でも混雑緩和は難しいです。 引き続き、西海岸、東海岸の情報をアップデートしていきたいと思います。