column

2020年9月

タイで食品のサンプルを輸入する方法!FDAのサンプル登録申請の手順について解説をしました。 | 物流コラム

タイで食品のサンプルを輸入する方法!FDAのサンプル登録申請の手順について解説をしました。

タイで食品ビジネスを展開する前に、まずはサンプル輸入で需要を測りたいとお考えですか? タイに食品を輸入する際、本格的な販売でもサンプル輸入でも、FDAへの登録申請が必須です。登録なしで送ってしまうと、税関で返送または破棄となり、ビジネスチャンスと費用を失うことになります。 これからタイに食品を展開していきたいというお客様へ。タイに食品を輸入する時に各食品ごとにFDAの登録が必要になります。 FDAの登録には費用と時間がかかるので、本格的な輸入販売の計画がないとハードルは高くなるでしょう。 しかし実際の取引においては、どれくらいの販売が見込めるのか、関係者に使ってもらってヒアリングなどをする時にサンプル輸入をして需要を測るのが一般的です。 食品のサンプル輸入に関しては実際のFDA登録に比べて手続きは簡単なのですが必要手順があります。今回はその手順についてご紹介します。 この記事でわかること タイで食品サンプルを輸入する際のFDA登録申請の必要性と手順 サンプル輸入で許可される数量の目安(製品カテゴリー別) FDA サンプル登録に必要な3つの書類と準備のポイント 登録申請にかかる日数と、都度申請が必要な理由 サンプル輸入の進め方とスケジュールを整理します。まずは輸入予定の商品をお知らせください。 サンプル輸入を相談する FDAサンプル登録について 食品のFDAの登録申請の場合は、食品を保管する倉庫やどのカテゴリーで輸入申請するのかなど時間をかけて登録申請をします。 そしてサンプルであったとしても輸入する食品はFDAに申請する必要があります。 登録申請をする前にサンプルを送ってしまうと税関で「FDAの登録は?」と指摘されて、返送またはサンプルを破棄する事になります。 サンプルは輸入できる量が決まっている サンプルでFDA申請をするからと言って、いくらでも輸入出来る訳ではありません。それぞれの商品で1回で輸入出来る量は決まっています。 例えばこのような感じです。 ソース 一般的なソース:200ml x 12個 瓶詰めされたソース:500ml x 12個 ミルク 牛乳:200ml x 12本 ミルクパウダー:300g x 6個 コンデンスミルク:200g x 12個 加工食品 肉製品:500g x 4個 タイのFDAサンプル登録に必要な書類 今回ご紹介しているFDA サンプル輸入の方法は法人が対象となっております。 登録に必要な書類 Company Registration(6ヶ月以内に発行) MDのパスポート 委任状   全ての書類はコピーで大丈夫ですが、そのコピーに代表者様のサインと社印が必要となります。 輸入代行サービス 弊社ではタイにまだ法人がないというお客様のために、実際にタイにある法人様をご紹介して輸入代行をするサービスがございます。 全ての商品が対象ではありませんので、事前に何を送りたいのかをご連絡ください。 また当サービスの対象は他国の法人様に限ります。 必用手続きの手順 お客様に手配して頂くものは上述した3つの書類のみですが、手順をご紹介します。 FDAのHQに登録 LPIを提出 まずはFDAにサンプル商品についてシステムから申請をします。その後FDAにLPI(Letter Per Invoice)を提出します。   登録に必要な日数 必要書類を頂いてから3〜5営業日ほどで登録が完了します。 貴社の商品に合わせたFDAサンプル登録と輸入スケジュールを整理します。商品情報と希望納期をお聞かせください。 登録手続きを依頼する 複雑なFDA登録、まだ手探りで進めていませんか? 高難易度の手続きを日本語でわかりやすく解説。 輸出トラブルを未然に防ぐためのノウハウを公開しています。 FDA登録・解説資料を見る (無料・ブラウザですぐ読めます) 申請はサンプル輸入の都度 手続きをする 一度サンプルの登録申請をしたからといって、その後 何度も何もせずに輸入できる訳ではありません。 お手数ですが毎回 同じ申請が必要になります。サンプルを数回に分けて輸入したい場合は事前に必要書類を複数枚ご手配ください。 サンプル輸入で税金はかかるのか? 最後にたまにある質問なのですが、サンプル輸入でも関税は商品によって発生するものと無税のものがあります。 インボイスにはサンプルと記載するのですが、製品単価を書く必要があります。この製品単価と輸送費用に対して関税がかかってきます。 まとめ この記事で押さえておきたいところ タイへの食品サンプル輸入でもFDA登録が必須。未登録で送ると返送または破棄のリスク サンプル輸入の数量制限は製品カテゴリーごとに決まっており、事前確認が必要 必要書類は3点のみだが、サインと社印が必須。登録完了まで3-5営業日 サンプル輸入は都度申請が必要。複数回輸入する場合は事前に複数枚の書類を準備   タイのバンコクでは日本食の需要は高まってきています。 以前は日本食というだけでも売れていた時期があったのですが現在ではマーケットでの競争が激しいので、より特徴のある商品やよりターゲットに合わせた食品での販売戦略が重要となります。 販売戦略のトライアンドエラーをする為にはサンプルが欠かせません。 効率的にサンプル輸入を進めることで、市場ニーズを素早く把握し、本格的な輸入販売の判断材料を得ることができます。手続きに不安がある場合は、実績のある代行業者を活用することで、スムーズな進行が可能です。 タイでの食品サンプル輸入をご検討の方へ。FDAサンプル登録から通関まで一貫してサポートします。まずは商品情報をお知らせください。 サンプル輸入を相談する   もし食品のサンプルの輸入をご検討されている場合は、是非 弊社までお問い合わせください。

クーリエとフォワーダーの違いとは?国際航空輸送における各サービスのメリット・デメリットについて解説しました。 | 輸送・ロジスティクス

クーリエとフォワーダーの違いとは?国際航空輸送における各サービスのメリット・デメリットについて解説しました。

貨物を海外に航空輸送する場合、クーリエを含めた複数のサービスがあります。 クーリエという言葉もあまり一般的ではないと思いますし、またその他のサービスの名称も馴染みがないかもしれません。 今回はそれぞれの国際航空輸送サービスの違いの全体像を理解したうえで、クーリエやフォワーダーを使ったときのメリット・デメリットについて解説をしていきます。 クーリエとは クーリエとは、国際宅配便のことです。 海外とへの輸送ですが、インボイス(貨物の金額を記載した請求書)さえ準備すれば、日本の宅配便とそう手間は変わらず発送することができます。 クーリエ業者はDHL、Fedex、UPSが世界三大のクーリエ業者です。他にはOCS、TNTなどがあります。 ここでは、クーリエといえばこれらの業者が国際宅急便としてサービスしているものを指します。 自社の航空機を持ち、輸送し、通関をし、配達先までお届けします。 クーリエ会社はフォワーダー業務もやっていますので、サービスを区別するためにここでは国際宅急便のサービスをクーリエと呼ぶことにします。 EMSとは ここで、合わせてクーリエと混同されるEMSにもふれておきます。 EMSは国際スピード郵便です。郵便物として扱われます。 サービス的には送り主から配達先までに配達してくれるのであまり変わりません。しかしEMSは国ごとに加盟している万国郵便連盟に加入している会社が扱うため、国ごとにサービスが違います。 日本では賦課課税方式という税関に申告せずに、税関の方で関税や消費税の金額を決めて連絡してくる方式です。 費用が一番安いですが、万が一貨物がなくなると国ごとに業者が違うため貨物追跡が難しいのが難点です。一般の個人貨物や、少額の郵便物などに使われることが多いです。 フォワーダーとは そしてフォワーダーとは、国際輸送業者のことを指します。 フォワーダーという業者は一般的に馴染みがないかもしれませんが、自社で船や飛行機を持たずに海外へ貨物を輸送手配する業者のことです。 クーリエではなかなか出来ない、それぞれの貨物にあわせた輸送を提案できます。 [keni-linkcard url="http://forwarder-university.com/airfreight-calculate/?lang=ja" target="_blank"] クーリエのメリット これからクーリエの魅力について説明していきます。 ・輸送スピードが速い ・少量の貨物であれば安い ・依頼が簡単 それでは一つずつ見ていきましょう。 輸送スピードが速い なぜ輸送スピードが速いのか?輸送が非常にシステマチックになっており、早さに重点が置かれているからです。 大手クーリエ会社の例 ・当日の12時までにコールセンターに電話 ・午後に貨物の集荷 ・通関手配 ・当日の夜中のフライトに搭載 ・翌日に現地通関 ・配送完了 というスピード配送が特徴です。 通関はフォワーダーのやっている通関とは違い、簡易通関というものなので貨物が到着すれば許可が出るような手続きをしています。 配達日に関しては、アジア圏であれば1~3日、米国やヨーロッパであれば3~4日、その他地域は5日~6日ぐらいです。 少量の貨物であれば安い 費用に関してはクーリエとフォワーダーのサービスを比べると、少量の貨物であれば安いことが多いです。またクーリエはパック料金になっていますので、配達先の国と重量と容積重量の大なる方を伝えれば金額が分かります。 注意点としては、パック料金に含まれていない金額があり、配達国の関税や消費税、配達先が僻地の場合は中継料が発生することです。 クーリエはパンフレットに配達料が載っていますが、それはタリフと呼ばれる最も高い金額のことです。 もしコンスタントに出荷があり、他のクーリエ会社も使っている状況であれば、交渉次第で大きな値引きとなる場合があります。 依頼が簡単 最後にクーリエの依頼方法ですが、インターネットで所定のフォームに記入するだけで出来ます。 もし貨物の引き取り依頼がお急ぎの場合は、コールセンターに電話依頼をして確認した方がいいかもしれません。 クーリエのデメリット クーリエ独自のメリットはあるのですが、デメリットもありますので合わせて見てみましょう。 クーリエのデメリットの例 ・輸送できる貨物が限られる ・会社によって輸送できる地域に得意、不得意がある ・大きい貨物は値段が割高 ・価格の高い貨物は断られることがある ・イレギュラーな対応が難しい 輸送できない貨物は、動植物、生鮮品、危険物、腐食しやすいものなどがあります。 クーリエ会社にはそれぞれ輸送に得意な地域があります。 例えば米国系の会社は、米国の配達がダントツに早いという得意な地域と、米国と国交がない国は受託できないなどの理由があります。 クーリエでは大きい貨物は割高になります。 一般的に45kgを超える大きさ・重さの場合は後述しているフォワーダーのサービスの方が価格面でメリットがあります。 またクーリエでは貨物の引き受け金額が決まっており、大体USD50,000-までとなっています。 そしてクーリエの最大のデメリットはイレギュラーな対応が難しいところです。 途中で配達先を変更したりするのは難しいですし、通関で問題があり貨物が止まってしまうと、解決に時間がかかるという難点があります。 フォワーダーのメリット 最後に、クーリエに合わせてフォワーダーのメリットもご紹介します。フォワーダーでは個別にそれぞれのお客様の要望どおりに輸送することが出来ます。 フォワーダーのサービスを利用すれば、お客さまの最重要視するポイントが価格・スケジュール・貨物の安全性のいずれかの場合、船便・航空便・クーリエの中で最も適した方法で輸送してくれます。 [keni-linkcard url="http://forwarder-university.com/good-forawrder-sales/?lang=ja" target="_blank"] この記事を書いているのがフォワーダーですから、フォワーダーの宣伝ばかりになってしまいますが、イレギュラーの対応はフォワーダーが得意としている所です。 納期を変更したり、配達先を分けたり、特殊な通関をしたりと、なかなかクーリエでは対応しきれないところが腕の見せ所です。 また、値段に関してはフォワーダーでは重量が多いほど値段(単価)が下がっていく傾向があるので大きな貨物・重い貨物を航空輸送する場合はフォワーダーをお勧めします。 まとめ クーリエ、フォワーダーのサービスの違いをご理解頂けましたでしょうか。 どちらも国際輸送をしていますが、クーリエは少量の通常貨物、フォワーダーはそれ以外を扱っていると覚えておけばいいでしょう。 クーリエの通関は簡易なため、出荷する人にとっては準備が楽なことが魅力の一つです。 一方でフォワーダーでは業務通関となり、書類をきちんと準備したり、送ったり、指示を出したりと手間がかかると感じるかもしれません。 一般的にはクーリエは配達がとても早いですが値段の高いものですので、貨物が45kgを超えるようであればどちらが安いかを確認した方が賢明です。

【タイ・バンコク】現在の日本食市場を解説!一般タイ人、富裕層などに向けた日本食マーケットを獲得する為に必要なこと。 | 物流コラム

【タイ・バンコク】現在の日本食市場を解説!一般タイ人、富裕層などに向けた日本食マーケットを獲得する為に必要なこと。

タイに食品を輸入したいというお問い合わせや、輸入手続き依頼をお陰様で沢山頂いております。経済成長を続けるタイのバンコクでは食の選択肢がとても豊富で、日本食への需要も更に高まっています。 昨今ではバンコクの日本食のマーケットは飽和状態と言われています。確かに飲食店は厳しい競争にさらされていると思いますが、セグメントを分けて様々な日本食が流通しているのが事実です。 タイでの日本食のターゲットセグメントは単純に分けて3つあります。 ・一般のタイ人向け ・タイ在住の日本人向け ・タイ人の富裕層向け それぞれのセグメントのマーケットを筆者の視点から解説していきます。 一般タイ人への日本食 ここ数年で本当に多くのタイ系の日本食レストランが増えてきています。 特にビュッフェ形式(食べ放題)が人気で、内容にもよりますがTHB400〜THB800/人くらいの金額で日本食を楽しんでいるタイ人たちは多い印象です。 ハル ジャパニーズ・ビュッフェより ローカルで大人気のSiam Takashimaya 他にもSiam Takashimayaにある中島水産の低価格寿司が大人気です。 THB10〜20/個(35円〜70円)で色んな種類のお寿司を選ぶことが出来ます。 タイ人に人気のネタはサーモンで、寿司やお造りではとにかくサーモンが沢山販売されており、大量に輸入されているのか価格帯もそれほど高くありません。 豊富な種類の日本食 現在では多くの日本食屋さんがタイのマーケットに進出してきており、昼食・夕食時には多くのタイ人で賑わっています。 寿司、定食、焼肉、たこ焼き、居酒屋、うなぎ、焼き鳥、蕎麦、牛丼、カレー、とんかつ、天ぷら、鉄板焼き、などなど。タイで食べられない日本食はほとんどないと思うくらい。 価格帯はランチであれば店にもよりますがTHB150〜THB350/食ほどで食べられ、オフィスに勤めているようなタイ人をよく見ます。 しかし、これは屋台のタイ飯(THB40/食)に比べると3倍以上の価格。確実にタイ人の所得が上がり、物価も上がり、食に対しての好みも変わってきたという印象です。 日系のスーパーは日本食だらけ バンコクにで有名の日系スーパーは「フジスーパー」と「高島屋」です。加工食品のラックをみると分かるように日本から輸入品が沢山そろえられています。 バンコクに住んでいる限り日本食に困ることはほとんどないので海外では人気の赴任先なんです。 ラーメンや味噌なども豊富な種類が取り揃えられております。 ザ・日本をイメージさせる居酒屋が人気 タイ人で多く賑わっているのが大衆居酒屋の「剣心」と「恵美須商店」。雰囲気は外国人が持つ日本のイメージを表現しているのでとても人気があります。 価格帯もそれほど高くはなくオフィス系のタイ人がお酒とつまみを楽しんでいる感じです。 Makro - マクロでボリュームディスカウント アメリカのウォルマートのようなディスカウントストアがタイにもあります。ラックに高くまで積み上げられた食材や日用品。 この大型のショップでは世界各国から食品が輸入されており、その中に日本食もあります。 野菜・肉・魚・加工品などすべてが大量に仕入れられているので安く、筆者も毎週末マクロに買い物にきています。 タイの屋台の人や個人商店を経営している人もここから買っていると分かるくらい、業者のような人たちがいっぱいきています。 日本食レストランが広がる地域の変化 バンコクの日本人街はプロンポンやトンロー地域が有名ですし、今でもこの地域には多くの日本食レストランがあります。 しかし、最近になっての注目すべきはBTSを東に向かってオンヌットやプラカノン地域。この地域は家賃がプロンポンなどに比べるとお手頃で多くの日本人が住み始めています。 バンコクに住む日本人に対してのマーケットが広がっている感覚はありませんが、より日本食のセグメントが細かく分かれたという印象です。 以前だと日本食という一括りで表現できたものが、今では新潟料理、沖縄料理、熊本料理、北海道、神戸トンテキなどなど。日本食の選択肢がより広がっているという印象です。 タイ人富裕層への日本食 筆者の周りにも少しですがタイ人富裕層がいるのですが、とんでもなくお金持ちです。 そんなお金持ちの彼らも高級な和食に舌鼓をうっているのでしょうか、実際に非常に高級な和食レストラン、寿司レストランは存在します。 他にもシャインマスカットやイチゴ、桃、メロンなど高級なフルーツもSiam Takashimayaで目にします。 日本人の筆者ですら高いと思うほどの価格帯で、タイ人の富裕層に向けた販売戦略をしているのでしょう。 まとめ バンコクの日本食のマーケットは飽和しているというより、更にセグメント化されたターゲットに合ったものを提供するという形になってきています。 単に日本食だから売れるというマーケットではなく ・誰に対して ・どの価格帯で ・ライバルと比較してどのような強みがあるのか を明確なメッセージとして表現できる事がこれからのバンコクの日本食市場を獲得していく分かれ目なのかなと思います。 弊社では食品のFDA登録、輸入通関手続きをしております。もしタイに展開したい食品がありましたらお問い合わせください。

AWB(Air Waybill)について解説!航空輸送の貿易で使われる書類の意味や見方を詳しく説明します。 | 輸送・ロジスティクス

AWB(Air Waybill)について解説!航空輸送の貿易で使われる書類の意味や見方を詳しく説明します。

航空貨物を輸送する際に使われるAir Way Bill(AWB)。その書類の中に記載されている「料金」について、「なぜRate Classが変わるのか」「As arrangeとはどういう意味か」など、実務で疑問に感じる場面があるかもしれません。 この記事では、Air Way Billの料金記載の仕組み・Rate Class(M/N/Q)の違い・As arrange表記の意味を解説します。料金の記載方法を理解することで、フォワーダーとのやり取りがスムーズになり、コスト管理の精度も上がります。 この記事でわかること Air Way Bill(AWB)に記載される料金の種類と記載箇所 Rate Class(M・N・Q)の違いと「As取り」の仕組み IATA規則に基づく航空運賃の計算方法(実重量・容積重量) 「As arrange」表記が使われる理由とトラブルを防ぐポイント   航空輸送のコスト感覚は、書類の仕組みを理解しておくと変わります。貿易・物流の実務情報を、メルマガで不定期にお届けしています。 メルマガに登録する(無料) Air Way Billの料金記載について動画で解説 どうもこんにちは。飯野です。 今回は航空貨物輸送で取り扱う書類「Air Way Bill」の中の料金記載方法について解説をしていきたいと思います。 Air Way Billとは 「Air Way Bill(エア・ウェイビル)」とは航空運送状のことですが「AWB」と省略されたり、業務上「B/L」と呼ばれることもあります。 宅急便で物を送るときの送り状や伝票のようなイメージで捉えると分かりやすいと思います。 Air Way Bill記載事項 Air Way Billには主に 荷主、輸出者 荷受人、輸入者 積地 仕向け地 輸送する製品 物量 航空運賃等の輸送料金 のような情報が記載されています。 では、Air Way Billの中でも料金の記載方法についてはどのように取り決めがされているのでしょうか。 料金の記載方法の取り決め Air Way Billはエアーで貨物を輸送する際にはそれを手配する航空会社、もしくは貨物を混載して運送するフォワーダーなどが発行している書類です。 Air Way Billには、航空会社からフォワーダー等の運送人に対して発行されるマスター・エア・ウェイビル(Master Air Waybill=MAWB)と、運送人が発行する混載航空運送状であるハウス・エア・ウェイビル(House Air Waybill=HAWB)があります。 IATA規則 Air Way Billは通常国際航空運送協会(IATA)の規則に基づいて作成されます。 料金の記載方法についても取り決めがされています。 Air Way Billに記載される料金内容は貨物を飛行機で輸送する際に発生する航空運賃・燃料費・セキュリティーチャージ・その他手数料など、エアー輸送に関する部分が多いです。 Air Way Billに記載されている情報では、貨物の出荷に対して「何がどのくらいの量輸送をされて、どのくらいの料金がかかったか」という情報は非常に重要な部分となります。 「Rate/Charge」欄 Air Way Billには、貨物の個数・重量と併せて「Rate/Charge」の箇所で、貨物1kgあたりにかかる航空運賃が記載されます。 燃料費・セキュリティーチャージ・その他手数料などはOther Chargeの箇所でまとめて記載されています。 航空会社の輸送にかかる航空運賃は IATAに加盟する航空会社が世界中の各向け地に対して取り決めている運賃率に基づいています。 一方、フォワーダーなどが航空会社へ支払う航空運賃は、混載する貨物の重量が多いほど1kgごとの単価が安くなる重量逓減(ていげん)制となっています。 「Rate Class」欄 そして「Rate/Charge」と併せて、「Rate Class」を記載する箇所がありますが、これはその貨物に対しての航空運賃の計算方法を示しています。 Rate Classは貨物の重量によって変わります。 計算対象となる重量は、貨物の実重量もしくはM3を基にした容積重量の値が大きい方が適用されることとなります。 また、Rate Classには「M」「N」「Q」のようにいくつかの種類があります。 MはMinimumを表し、1つの輸送に関して航空運賃が航空会社が定めている最低料金以下の小口の貨物に対して使用されます。 Minimumであれば1kgごとではなく、輸送する貨物全体に対して決められたMinimum運賃が適用されることとなります。 そして NはNormalといい、Normal Rateと言われる45kg未満の貨物に対して適用される割高の航空運賃となります。 最後にQはQuantitative Rateで、45kg以上の貨物に対しての航空運賃が適用されます。 航空運賃は重量が重くなるにつれて安い料金が適用されるので、このときに少量貨物で料金を計算するのではなく、一定以上の重量として料金を計算した方が安く済むことがあります。 例えば、40KGの貨物で45kg未満のNormal Rateを適用するよりも、45kgとして45kg以上のRateで計算した方がトータルの航空運賃が下がるケースです。 このような計算方法を「As取り」と呼び、Rate ClassはNではなくQを使用します。 航空運賃の計算の仕組みを知っていると、フォワーダーとのやり取りがよりスムーズになります。物流・貿易の実務情報をメルマガでまとめてお届けしています。 メルマガに登録する(無料) 料金記載によるよくあるトラブル また航空運賃等の料金をAir Way Billに記載すると、荷主にとって問題となってしまうケースがあります。 では、どういった場合に問題が生じるのでしょうか。 Air Way Billは、輸出者と輸入者に貨物手配の証明として送付されます。 そのAWBに航空運賃が記載されていると、建値がCIFの場合、貨物のCIF ValueからAWBに記載されている航空運賃を差し引いて製品自体の価格が明確になってしまいます。 輸出者によっては航空運賃に金額を上乗せして売値をつくっていたり、製品単価を明確になると輸入者との取引交渉で不利になる場合があるので、AWBに航空運賃を記載して欲しくないケースがあります。 「As arrange」表記 Air Way Billで価格を表記したくない場合は、Rate/ChargeとTotalの箇所を「As arrange」と表記し価格を隠すことができます。 Air Way Billを発行する際には、この「As arrange」の表記が使用されているケースの方が実際に多いのです。 輸入者や輸出者に対して発行されるAir Way Billの中でも、料金については重要な情報となります。 Air Way Bill作成の中でも特に記載ミスがないように注意が必要な内容となるでしょう。 まとめ この記事で押さえておきたいところ AWBの料金はIATA規則に基づき、Rate/Charge欄とOther Charge欄に記載される Rate ClassはM(Minimum)・N(Normal / 45kg未満)・Q(Quantitative / 45kg以上)の3種類 「As取り」により45kg未満でも45kgとして計算した方が安くなる場合がある 「As arrange」表記で運賃を非表示にすることができ、実務では多く使われる Air Way Billの料金記載は、航空輸送コストを正確に把握し、フォワーダーとのやり取りをスムーズに進めるための重要な知識です。 Rate Classの仕組みや「As取り」「As arrange」の意味を理解しておくことで、航空輸送における費用の透明性が高まります。 記載内容には特に注意が必要で、ミスがあると取引上のトラブルにつながることもあります。 実務を進める中で疑問が出てきたら、フォワーダーに都度確認しながら進めることをおすすめします。 TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/ お問い合わせは「ツイッター」と「LinkedIn」のみで承っております。

Seals Thai 工藤さんにインタビュー。優れたスキームで物流・商社案件を獲得する秘密に迫りました! | 物流コラム

Seals Thai 工藤さんにインタビュー。優れたスキームで物流・商社案件を獲得する秘密に迫りました!

弊社は日系の物流業者のお客様が数社あります。同業者の下請けという形でサービスをご提供させて頂いているのですが物流会社というのはそれぞれカラーが異なります。 今回のお客様は元々は物流業者でありながら商社業も営んでいらっしゃるSEALS THAI INTER CO., LTD.様。 優れたビジネススキームで弊社とは全く違う形で顧客獲得をされているMDの工藤さんにインタビューをしてきました。 Sealsってどんな会社? 紹介が高確率で仕事につながるスキーム タイに来て大変だった事は? HPSの物流サービスを使った感想 工藤さんの今後の展望 SEALS THAI INTER CO., LTD 会社案内 社名:SEALS THAI INTER CO., LTD. 住所:1 EMPIRE TOWER (TOWER 2), 16th FL., UNIT 1606, SOUTH SATHORN RD., YANNAWA, SATHORN, BANGKOK, 10120 THAILAND. 代表者: Ken Kudo (工藤 健) Website: http://seals.co.th/ まとめ 弊社では同業者のお客様が何社かいらっしゃいますが、同業者として案件の獲得方法や同業者からのオペレーションに対してのコメントを頂けたので非常にありがたいインタビューとなりました。 物流には様々な役割があり中小企業では協力しあってお客様に対しての物流をサポートしています。Sealsはその中で中古機械の取り扱いの強みを生かしながら優れたビジネススキームでタイで経営をされていました。 もし中古機械でお困りなことがありましたらSEALS THAI INTER CO., LTD.様にお問い合わせください。