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JapanFuse、「PortX」の提供開始。国際物流の見積もりをDX!PFで業務を一元管理。 | 物流ニュース・物流ラジオ

JapanFuse、「PortX」の提供開始。国際物流の見積もりをDX!PFで業務を一元管理。

どうもこんにちは、飯野です。 今日は、海事新聞からのニュースで、「国際物流の見積もりを電子化する「PortX」本格提供」についてお話していきたいと思います。 2022年2月2日イーノさんの物流ラジオ JapanFuse、「PortX」提供開始 国際物流のDXに取り組んでいるJapanFuseが見積もり業務を効率化するデジタルプラットフォーム「PortX(ポートエックス)」の提供を本格的に開始します。 JapanFuseについて JapanFuseの石田社長は、大学卒業するタイミングでこのサービスを始め、非常に若い方です。去年にTwitterから問い合わせがあり、国際物流業界について色々とお話しさせていただきました。 それで今回紹介するPortXが開発され、海事新聞にまで載ったということで、本当にすごいことです。 そこで、「PortX」について紹介したいと思います。 「Port X」のサービス 見積もり業務を効率化するデジタルプラットフォームで、海外調達・生産、貿易など国際物流を行う荷主などがターゲットです。 国際物流の見積もりでは、フォワーダーや3PL事業者ごとにフォーマットが違います。 弊社でも、船社から見積もりはリストで来たり、LINEで都度回答をいただいたり、都度フォーマットが異なります。 見積もり取りまとめの業務 船会社、フォワーダーから見積もりが出てきても、荷主さんがそれをまとめるのはとても大変です。それぞれの会社で、エクセルや自社システムへの転記などをしており、そこでは入力ミスなどのリスクもあります。 これら業務は単純作業ですが、オープンにできない情報の外注しづらい面もあります。 情報共有の必要性 案件ごとに担当が違う場合もあり、情報が適切に共有されていない状況もあります。 実際に弊社の営業でも、それぞれが見積もりを取ったりしており、情報管理と共有もうまくできておらず、無駄が多いと感じます。 大きい企業なら尚更そういう問題もあると思います。 「PortX」では見積もり業務をプラットフォーム上で行うことで、これら課題の解決を目指すとのことです。 プラットフォーム上で業務 2月から、「スポット案件」および「定期入札案件」に対応する形で、本格的に「PortX」のサービスを提供します。 利用企業は、プラットフォーム上で登録した事業者に対して、一括で見積もり依頼を送信することができます。回答された見積もりは自動で集計され、価格比較表なども自動で作成できます。 メール送信等のコスト削減も期待 この際、フォワーダーや3PLにおいても、メール送信や確認のコミュニケーションコストが削減されることが期待されています。 フォワーダーも金額をパパッと入力するだけです。 プラットフォーム上で一連の業務を完了することで、見積もり工数を従来のやり方と比較して6分の1まで低減できると報じられています。 一元管理で業務・情報の属人化回避 発注者側では、組織内で情報の共有が行えるため、業務・情報の属人化を避けられます。ここが大きいと思います。 例えば、それぞれの担当者が見積もりをプリントアウト、比較、データ保管、書類も別途保管、など結構な事務処理となりますが、プラットフォーム上で一元管理できると、かなり楽になると思います。 「PortX」のサービスコスト 「PortX」の初期導入費用は不要です。 こういったシステム開発では数千万から数億円かかることもありますが、「PortX」はクラウド経由のソフトウエア提供なので、追加機能などの追加開発コストもかかりません。 導入も数週間程度で、月間運用費は顧客の規模・課題に合わせて柔軟に設定するとしています。 個人的にも良いサービスだと思います。 スペース残表示はもう少し後に 見積もりの簡単比較というところで、価格だけを見られそうなところは、フォワーダーの立場としてはちょっと怖いですが、荷主の立場ならマーケットプライスが大体わかります。 とはいえ、出てきた見積もりから最安値を選んだとしても、スペースが取れるかどうかは別の話です。 本船スペース残の表示は船会社のAPIが解放される必要もあり、もう少し後になると思います。 自らのスキルで課題解決 大学卒業間近の学生が、業界関係者にヒアリングをし、課題を自分たちで見つけ、僕らの世代が苦手としているプログラミングで課題を解決しようとしているところが本当にすごいと思います。 普通のITエンジニアだと、なかなか課題は見つけられません。 しかし、石田社長は自分のプログラミングスキルで課題を解決するところまで持ってきており、優秀で実行力のある社長さんだと思います。 IT化・DX化における世代 IT化、DX化に関しては、若い人の方が得意です。こういう優秀な若者を応援・サポートするのも、上の世代の役割ではないでしょうか。 知らない!分からない!で終えるのではなく、上の世代は築いてきた人脈や経験があるので、それを活かして若い人を応援する文化がもっと広がればいいと思います。 PortX、導入費無料ですので、問い合わせされてはいかがでしょうか。

キューネ・アンド・ナーゲル、港の混雑指標を可視化!アクションプラン策定に効果。 | 物流ニュース・物流ラジオ

キューネ・アンド・ナーゲル、港の混雑指標を可視化!アクションプラン策定に効果。

どうもこんにちは、飯野です。 本日は、海事新聞のニュースから、「キューネ・アンド・ナーゲル、世界9カ国の港の混雑指標を提供」についてお話していきたいと思います。 2022年1月28日イーノさんの物流ラジオ KN、新しく港混雑の指標提供開始 国際物流大手キューネ・アンド・ナーゲルは、世界の港湾の混雑度を示す新たな指標として、「ディスラプションインジケーター」の提供を始めたと発表しました。 世界の主要9港を対象に船の待機時間を集計し、混雑度を可視化するようにしました。 指標の対象の港 カナダのプリンスルパート、バンクーバー 北米のシアトル、オークランド、ロサンゼルス・ロングビーチ、ニューヨーク、サバンナ 香港地区、上海・寧波地区 オランダのロッテルダム ベルギーのアントワープ地区 指標によるボトルネック可視化 KNはこの指標により、世界のコンテナ輸送網の混雑度を測り、サプライチェーンのボトルネックを可視化するようにしました。 利用者は指標を高度な分析にも活用でき、自社のサプライチェーンへの将来の影響を予測し、アクションプランの策定に生かすことができます。 可視化によるメリット この指標をみることで、混んでいる港を避けることができます。 例えば、北米の港が混んでいたらバンクーバーなど、割と空いている港につけて、トラックや鉄道で運ぶルートを選べます。 また、今、船で送ると大幅な遅延が起こりそうなので、エアーで送ろう、といった選択も可能です。 とても便利なツールだと思います。 キューネ・アンド・ナーゲルのIT化 キューネ・アンド・ナーゲルはオンライン見積もり、Booking、追跡が出来るプラットフォームを持っており、そして今回は混雑を可視化出来るツールを始めました。 フォワーダーがIT会社化しており、同社は独自のSaaSを広めています。 物流のIT化、DX化 大手フォワーダーはM&Aでスケールを拡大しつつ、ITでサービスを強化しています。何度も放送でお話ししていますが、物流のIT・DX化は避けられません。 大手は積極的に投資ができて、ITで便利になる時代です。 一方、中規模の会社はIT化を後追いして、よりニッチを狙うようになるのではないでしょうか。 ITとマンパワー とはいえ、100%ITのものが選ばれるとは限りません。 転職市場の場合 例えば、転職市場で、自分で仕事を探す転職サイトではなく、転職エージェントを使う人もいます。 転職エージェントは企業が表に出したくない求人を持っています。それらは、比較的良いポジションのお給料が高い仕事が多いです。 ミドルクラスの人などは、そちらを使うことが多いかもしれません。 ファッション業界の場合 また、服を買う場合でも、無料のAIのリコメンドを利用する人もいれば、スタイリスト(フリーランス)さんに依頼したい人もいます。 ITでは一般的な仕事を大量に扱えますが、特殊なものや難しいものは少し高いけれどエージェントがやる、と二極化していると思います。 今後の物流のIT化は? とはいえ、今後もITの精度が上がっていくので、どこまで人が出来るものが残っていくのかという問題もあります。 物流でもITと実際に人がする仕事は当分分かれているとは思いますが、ITが進むことで、より効率的になっていくでしょう。 物流のDX化について引き続き発信をしていきます。

旧正月前の中国発の運賃は?!コロナと北京オリンピックの影響も。全体的に値下がり傾向。 | 物流ニュース・物流ラジオ

旧正月前の中国発の運賃は?!コロナと北京オリンピックの影響も。全体的に値下がり傾向。

どうもこんにちは、飯野です。 今日は海事新聞からのニュースで、「コンテナ運賃、旧正月前に足踏みか。北米向け値下がり」についてお話していきたいと思います。 2022年1月27日イーノさんの物流ラジオ コンテナ運賃、足踏み傾向 昨日は旧正月前の中国の各港の状況について説明しましたが、今日は運賃について説明していきます。 中国の旧正月休みを前に、これまで上昇傾向にあったコンテナ運賃が足踏み傾向にあります。 上海発アメリカ向け 1月21日付の上海発北米西岸向けコンテナ運賃は、40フィートコンテナ当たり7,976ドルで、前週比で18ドルの値下がりです。 若干とはいえ、運賃が下がるのは2021年10月中旬以来となります。 上海発北米東岸向けは40フィートコンテナ当たり1万1,337ドルで、前週比では約400ドルの値下がりとなりました。 北米東岸向けは2週連続で値下がりです。 欧州航路 上海発北欧州向けが20フィートコンテナ当たり7,783ドル、地中海向けが7,522ドルです。 昨年12月末から若干の変動はあるものの、ほぼ横ばいに近い動きとなっています。 アフリカ航路 また西アフリカ向けが7,396ドル、南アフリカ向けが6,278ドルと、いずれも前週比で若干の値下がりとなりました。 ここにきて全体的に値下がり傾向も出ているが、金額はわずかで一気に軟化する気配は見えないとのことです。 オリンピックと旧正月の影響 旧正月休みに加え、北京オリンピックに備えたコロナ対策で厳格な規制を実施したことにより、出荷が滞っていることも影響している可能性がある、と記事は締めくくっています。 港の混雑とスペース有無 昨日の放送では深セン、寧波、上海などの港が混雑し、船の接岸日の3−4日より前のリターンに規制をかけているとお伝えしました。 上海航運交易所の指数には、それが反映していません。 船が遅延により港が混雑していることと、船のスペースの有無はまた別の話かもしれません。 旧正月に向けての運賃状況 去年の国慶節前は電力不足で、生産が終わらなかったShipperが直前キャンセルをし、フォワーダーがスペースを投げ売りして、運賃が急落しました。 投げ売りはさすがにないと思いますが、価格が少し下がっている状況です。旧正月に入ったらまたニュースがアップデートされると思います。 今年は、旧正月、コロナ、北京オリンピックと、イベントが続き、過去にこんなことは一度もないので、どう動いていくかは分かりません。 引き続き、中国の情報をウォッチしていきます。

旧正月前の中国各港の状況。ヤードの混雑と労働力不足。長期休暇でコンテナ不足回復なるか? | 物流ニュース・物流ラジオ

旧正月前の中国各港の状況。ヤードの混雑と労働力不足。長期休暇でコンテナ不足回復なるか?

どうもこんにちは、飯野です。 本日は、Job.comの記事より「旧正月前の中国各港の現状について」お話していきたいと思います。 2022年1月26日イーノさんの物流ラジオ 中国の旧正月 1月31日に始まる旧正月で工場が約2週間閉鎖されます。現在、中国の荷主はさらなる混乱と遅れに直面しています。 それぞれの港の状況を見てみましょう。 深セン港 まず、深セン港の塩田コンテナターミナルは、中国からの北米などに向けた太平洋横断輸出の約25パーセントを扱っています。 塩田コンテナターミナルは、ターミナルヤードが大幅に混雑しているため、貨物が入った輸出コンテナのリターン(工場からターミナル港に持っていくこと)を船の接岸の4日前までに制限し始めました。 他には深センの蛇口コンテナターミナルでは、輸出コンテナは実際の船の入港から3日以内にのみ受け入れています。 ヤードが混雑しているため、規定より早く持ってくることを規制しているのです。 コンテナヤードのスペース不足 ヤードのスペース不足は、米国と欧州の港の混雑による本船スケジュールの遅延が影響しています。現在、平均1週間以上の遅れが出ています。 ドライバーへの規制 他にはトラックドライバーへの規制の問題もあります。港とその周辺のCFSは開いていますが、入るために、ドライバーは48時間以内のCovidテストにパスする必要があります。 現在、中国のゼロ・コロナ政策はとても厳しくなっています。 寧波港 船会社のHMMは、上海、大連、寧波の各港で接岸の遅れを指摘しており、これらの港もヤードの混雑と労働力不足に悩まされていると発言しています。 旧正月の長期休暇中にドライバーが休暇を取るため、トラック輸送能力は制限されるとしています。 よって、MSCは一部の航路で1カ月間寧波への寄港を見合わせ、Hapag-Lloydは通常寧波に寄港する2航路の船を上海へ迂回させています。 天津、厦門、青島 次に天津ですが、2週間前に天津でオミクロン型が発見されたため、「輸送能力や移動をさらに制限する可能性がある」と現地のフォワーダーは警告しています。 しかし、厦門(シャーメン)と青島の港湾業務は、ほぼ通常通り行われています。 このように、地域によって状況は違うようです。 旧正月中の運航 中国各地で本船の遅れ、コロナによるドライバーの制限、ターミナルの混雑など、旧正月前で大変な状況になっています。 記事の最後に、来週初めから2月14日までほとんどの工場が閉鎖されるため、船会社は2月7日からコンテナ量が緩和され、2月20日近くに急回復すると予想しています。 MSCもMaerskも旧正月期間は特定の航路の運行をストップするとしています。 終わりに そういう意味で旧正月明けは、コンテナ不足は少し解消されている見込みがあります。 中国から北米の輸送が減るこの間で、北米西岸の目詰まりがどれくらい解消されるのかというのが注目ポイントだと思います。

【WSJ】北米で遠隔操作式フォークリフトの導入へ!労働力不足解消、進むDX化 | 物流ニュース・物流ラジオ

【WSJ】北米で遠隔操作式フォークリフトの導入へ!労働力不足解消、進むDX化

どうもこんにちは、飯野です。 今日は、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事から、「北米の大手物流業者が遠隔操作式フォークリフトを数千台導入する計画を発表」についてお話していきたいと思います。 2022年1月25日イーノさんの物流ラジオ 遠隔操作フォークリフトへ投資 北米の大手の物流企業であるArcBest社とNFI Industries社が、遠隔車両操作ソフトウェアを開発しているファントムオート社に4,200万ドル(約45億円)の投資をしました。 この物流会社2社は、労働力不足が続く流通業界において、作業員がフォークリフトを遠隔操作できる技術に賭けていると報じられています。 この技術では、遠隔地にいるドライバーはビデオやオーディオストリームを使ってフォークリフトを操作が可能です。需要に応じて異なる場所にあるフォークリフトを切り替えることができます。 深刻な作業員不足 倉庫作業員は、パンデミック以前から不足しており、2021年の8月には430万人の労働者が仕事を辞めています。この労働者不足により人件費も上がりまくっています。 NFI社について 今回投資をした大手物流会社のNFIは、6,000万平方フィート以上の倉庫スペースを運営しています。今後3年から5年の間に米国とカナダで約1,500台のリモート対応フォークリフトを配備することを目標としています。 NFI社の最高経営責任者は、「目的は労働者を置き換えることではなく、人々が遠隔で働くことによって能力を高めることであり、ビデオゲームが好きな人を含め、採用にも役立つだろう」と述べています。 また、アジアや南米、ヨーロッパなど、異なるタイムゾーンに人を配置することができれば、第2、第3のシフトを担当する人を確保することができる、と続けています。 ここを読んで、人件費の安い国に倉庫オペレーションが移っていくように思いました。 ArcBest社について 今回投資をした、もう一社の大手物流会社ArcBestは、数年前からPhantomと協力し、自律走行技術を共同開発していました。 今年中に遠隔自律型フォークリフトを顧客に提供する予定です。 DXへの投資 物流における労働力のギャップを埋めることを目的としたソフトウェアや自動化などの技術が、投資家から大きな注目を集めています。 仏社Exotecについて ウォール・ストリート・ジャーナルには、先日紹介したExotec社も紹介されています。 先日のマテハンのニュースで、フランスの倉庫自動化のスタートアップ企業Exotecが資金調達ラウンドで3億3,500万ドルを調達し、同社の価値を20億ドルと評価したと発表しました。 この投資はモバイルロボットや倉庫ロボット企業にとってこれまでで最大、評価額もこの分野では過去最高を記録している、と報じられています。 ファントムオート社について 今回ご紹介したファントムオートは2017年に設立され、これまでに6,600万ドルを調達しています。 同社はこの資金を、配達ロボットやトラックなど他の物流用途を含め、従業員の増員や追加技術の開発に充てる予定です。 物流のDX化 物流のDXがこういった形で進んでいます。物流の仕事はマンパワーが多いので、ITを使ってマンパワーを減らしていく方向になっています。 日本もいずれ、フォークリフトオペレーターは遠隔操作や自動化されていくはずです。しかし、政府の方針などで、外国人労働者で賄おうとする可能性も懸念されます。 欧米ではDX化が順調に進んでいます。このように、海外の物流の最新情報も引き続きお届けしていきたいと思います。

日系フォワーダーのAIT、複合輸送サービスでSC混乱に対応!独自サービスに尽力。 | 物流ニュース・物流ラジオ

日系フォワーダーのAIT、複合輸送サービスでSC混乱に対応!独自サービスに尽力。

どうもこんにちは、飯野です。 今日は海事新聞のニュースから、「AIT、複合輸送を拡充。バングラデシュ発日本、SC混乱に対応」というテーマでお話していきたいと思います。 2022年1月24日イーノさんの物流ラジオ AIT、複合輸送サービス拡充 AITは、日系のフォワーダーで、特に中国―日本間が得意な大手フォワーダーです。 世界的なサプライチェーンの混乱が続く中、AITは複合輸送サービスの拡充を続けていると報じられています。 同社は、中国・華南から日本各地を陸海で結ぶ「華南プレミアムサービス」に加え、昨年の7月には、バングラデシュから東京・名古屋・大阪を航空・海上で結ぶ新商品を開発しました。 「華南プレミアム」とは 2020年秋ごろから、華南地区でのコンテナ・スペース不足の問題がありました。 そのとき、深センから上海まで陸上輸送した後、上海から東京、名古屋、大阪、博多を海上輸送で結ぶサービスをAITが実施、深センから上海まで陸送し、上海から海上を使った代替サービスとして一気に需要が高まりました。 新サービス「AIR & SEAハイブリッド・プレミアムデリバリー」 今回の新サービスでは、日新運輸と共同で提供しています。 ダッカから香港まで航空輸送し、香港から東京・名古屋・大阪までを自社混載、またはFCLで海上輸送するサービスです。 バングラデシュでは日新運輸が、香港ではAITがハンドリングをする形で行い、全工程を航空輸送するよりも低コストで、海上よりも早く、確実に輸送することができるというところが特徴です。 荷主課題を解決するサービス 現在、リードタイムが読めないという問題があります。 製品販売の時期にずれが生じてしまう、という荷主課題を解決するためのサービス、としています。 AITと日新の関係 2018年10月に、日立物流はAITの株式20%を取得し、AITは日立物流傘下の日新運輸の全株式を取得しました。日立物流とAITで資本業務提携をし、日新運輸はAITの完全子会社となりました。 中国の内航船サービス AITはほかにも、中国の内航船を活用したサービスにも注力しています。 華南・青島から内航船で上海まで輸送し、積み替えた後、日本まで輸送するサービスがあります。 日新運輸との共同新サービス 同社は新たにミャンマーからタイを陸送、タイからは海上または航空輸送する新サービスについても日新運輸と共同でリリースしています。 物流関係者の課題 今、物流混乱が続く中「どのように貨物を運ぶか」は物流関係者共通の課題です。 AITは、「ただ運ぶだけでなく、情報提供力・代替案などの提案力が求められている」と分析しています。 緊張感を持った高品質サービスの提供に加え、独自サービスの開発にも力を入れている。と記事に報じられています。 AITとの仕事 日立物流も革新的と以前の放送で話したことがありますが、AITもイケイケです。 タイに来る前の商社に勤めていた時、AITの営業さんにお世話になりました。 L/Gへの対応 中国から輸入した貨物が、アメリカの実荷主さんがB/Lをくれない、という事態が良くありました。 その場合、L/Gを入れ、フォワーダーさんへ保証するので貨物を引き取る依頼をすることがあるのですが、フォワーダーさんによっては、嫌がることがあります。 AITさんは快く引き受けてくださいました。 中国内陸部の輸送 また、仕入先の中国の会社が沿岸部から内陸部に引っ越しをするとき、コンテナに乗っていた貨物を内陸にもっていってしまったことがありました。 内陸から運ぶ費用を複数のフォワーダーさんにお見積りをお願いしましたが、その中でAITさんはリーズナブルな値段で、納期通りにご対応くださいました。 終わりに フォワーダーの仕事は、コモディティーになりがちですが、サービス業なので、個人的には人で差別化が出来ている会社だと思います。

韓国のコンテナ船社23社が談合で罰金!?日中韓の航路に影響か? | 物流ニュース・物流ラジオ

韓国のコンテナ船社23社が談合で罰金!?日中韓の航路に影響か?

どうもこんにちは、飯野です。 今日は海事新聞のニュースから、「韓国の公正取引委員会が談合でコンテナ船23社に92億円の課徴金」についてお話していきたいと思います。 2022年1月21日イーノさんの物流ラジオ 韓国公正取引委員会、談合認定 韓国の公正取引委員会は、2003年から2018年の15年間に韓国―東南アジア航路で計120回の談合があったと認定しました。 そして、コンテナ船会社23社に対して92億円の罰金を決めたとのことです。今回対象となったのは、主に、韓国、中国、台湾系の船社です。 2018年の談合騒動 実は、この談合騒動は2018年からありました。 それは、東南アジアから木材を輸入する事業者の協会、木材合板流通協会が韓国の公取に海運業界の談合疑惑を告発したことから始まります。 しかし、この時は韓国海運協会が木材流通協会に対し、海運法などを明示し、合法である点などを説明しました。その後、木材流通協会は告発を取り下げています。 これにより事態は収束したとみられていましたが、韓国の公取が2021年5月に「運賃談合のための共同行為が必要最小限の範囲を超えている」との判断を示し、罰金を課す方針を通知しました。 韓国海運業界からの抗議 これに対し、韓国の海運業界からは、抗議の声があがっています。政府が「海運再建5カ年計画」の一環として共同行為を主導してきた、と反発しているのです。 「海運再建5カ年計画」とは 2017年に韓進海運の経営が破綻し、韓国の海運産業は苦境に陥りました。 そこで、政府は2018年4月に安定的な貨物確保、低コスト・高効率の船舶拡充などを盛り込んだ「海運再建5カ年計画」を履行しました。 当時は政府が海運業界側を擁護する流れになっていたのです。 今後の影響 今回の韓国海運協会側からしたら政府が海運業界の共同行為をOKしていたのに!という主張です。業界は相次いで対抗し、行政訴訟を起こす姿勢です。 今後、日韓・韓中航路にも影響する可能性があります。 日本も製造業が国に対して、船を日本に寄港するように要請しましたが、この韓国の問題に比べると、かわいいものです。韓国では国が規制に入るほどの事態です。おそらく、民間から何かがあったのでしょう。 最後に 今年一年、サプライチェーンの乱れはあるので、業界で更に混乱があると思います。 韓国系のお仕事をされている人は影響があるかもしれないので、注意が必要です。

マテリアル・ハンドリング(マテハン)がアツい!今後 確実に伸びる業界に注目。 | 物流ニュース・物流ラジオ

マテリアル・ハンドリング(マテハン)がアツい!今後 確実に伸びる業界に注目。

どうもこんにちは、飯野です。 今日は、「マテリアル・ハンドリング」についてお話していきたいと思います。 2022年1月20日イーノさんの物流ラジオ 仏エグゾテック、評価額20億ドル 海事新聞で、「仏エグゾテック、3億ドル超を調達。評価額20億ドル」というニュースがありました。 まずニュースについて簡単にお話しします。 Exotec社について 物流向けロボット開発などを手掛ける仏EXOTEC(エグゾテック)は最近の資金調達で3億3,500万ドル(約384億円)を調達したと発表しました。 同社の累計調達額は4億4,600万ドル、評価額は20億ドルに達したとのことです。 取り扱いの商品は、ロボットが商品を保管ラックからピッキング作業者の元に運ぶ「SKYPOD(スカイポッド)」などを提供しています。タイトルにある、「マテリアル・ハンドリング」です。 日本ではファーストリテイリングが採用したことで知られており、日本法人も設立しました。 エグゾテックの2021年の売上高は1億500万ユーロ(約136億円)の見込みです。 倉庫の自動化需要高まる サプライチェーンの混乱と労働力不足で倉庫の自動化需要が高まり、同社の売り上げは2000年秋から2倍、顧客数は3倍に拡大したと報じられています。 「マテハン」は物流業界では注目ワードとなっています。 マテリアル・ハンドリングとは マテリアル・ハンドリング(Material Handling)とは、「製造に用いる材料、部品、半製品などの物品の移動、搬送、取付け、取出し、仕分けなどの作業、及びこれに伴う作業」という定義があります。 分かりやすくイメージをあげると、材料をベルトコンベヤに乗せて移動させたり、製品を納品先別に仕分けたりする作業です。 搬送ロボット もう少し具体例をあげると、「搬送ロボット」というものがあり、「倉庫内の移動」や「運搬」を自動化します。 AmazonのKivaのような、棚ごと搬送するタイプや必要なものをピッキングするタイプなど、目的や規模によって様々なタイプの搬送ロボットがあります。 仕分けロボット 「ソーター」、仕分けするタイプのロボットもあります。製品を品種別や納品先別などの目的ごとに仕分けるロボットです。 AIにOK品、不良品を学ばせて仕分けすることで、短時間で大量の仕分けを正確に行うことができます。 自動倉庫 また、他には「自動倉庫」というものもあります。 在庫の受入から出荷までの一連の流れをコンピュータで一元管理する倉庫です。 自動で荷台を持ち、荷物を入出庫するための、スタッカークレーンと呼ばれる装置を用いるので、保管場所の棚を増やせます。 日本で有名なマテハンの会社にダイフクがあります。世界でトップシェアを取っています。ダイフクでは、半導体と液晶のクリーンルームの輸送が伸びています。 今後の成長 コロナの影響、サプライチェーンの乱れにより、マテハンが注目されるようになり、今後、確実に伸びていく業界です。 人がやるより正確で、パワーもあり、病気になることもなく、人件費も上げる必要もありません。 今年7月の北米西岸の労働協約の交渉で、港の自動化がテーマになっています。 マンパワー不足による荷役のスピードが落ち、沖待ちやコンテナ不足が発生しています。これを港の自動化で解消しようとしていますが、今の港湾労働者は絶対にゴネるでしょう。 私としては、早く自動化して欲しいと思います。 人件費のコストカット 4年前にベルギーの飼料工場、倉庫に行った時、パレタイズは機械が行っていました。 フォークリフトはまだ人が乗っていましたが、欧米は人件費が高いので、単純作業は自動化し、コストカットをしているとのことでした。 タイや東南アジア、人件費が安い国では、導入に時間かかるかもしれません。しかし、人件費が高い北米、ヨーロッパにはどんどん入っていくと思います。 まとめ 技術の進歩は本当に面白いと思います。 こんな感じの内容も、引き続き発信していきたいので、宜しくお願いします。

なぜ日本の物流業界では給料が低いのか? | 物流ニュース・物流ラジオ

なぜ日本の物流業界では給料が低いのか?

どうもこんにちは、飯野です。 今日は、「なぜ日本の物流業界では給料が低いのか?」というテーマでお話していきたいと思います。 2022年1月19日イーノさんの物流ラジオ 物流業界の給料 昨日、拓殖大学の松田先生とお話しをした中で、「なぜ物流業界の給料が低いのか?」という話題が上がりました。 北米だとトラックドライバーの給料はなりたての人でも800万円ほどで、1,000万円オーバーのドライバーも結構いると記事を見たことがあります。 ちなみに北米西岸の港湾労働者の年収は2,000万円くらいですが、今年7月には労働協約が失効しますので、更に給与の交渉が始まりまるでしょう。 では、なぜ日本は低いのでしょうか。 業務の効率化が必要 僕の仮説ですが、物流業界はITや金融に比べて、一人当たりが生み出す価値の総額が低いと思います。 輸送費用は、コストとして叩かれがちです。 輸送費用を高く取れるのは、今の船会社・航空会社であり、フォワーダーなどはマーケットが決まっているため、なかなかあげることができません。 しかし、郵船が今期、売り上げ一兆円を超えで話題になっています。僕の知っている船会社のマネージャーは現在、毎月350万円もらっていますが、日本のONEの人はこんほどもらっているのでしょうか。 まず、会社が効率的に儲かっていなければ、従業員の給料は上がりません。 高い給料をもらえる条件として、下記2点が考えられます。 ・会社自体が儲かっていること ・効率が良いこと 松田先生との会話で、物流業界は人数が多いという話になりました。実際、一人が抱えている業務量はそれほど多くはないと感じます。 そのため、一人当たりの給料を上げることが難しいのではないでしょうか。 また、現場で働いていても物流業界は非効率だと思います。 フォワーディングだけやっているのであれば、まだ効率的ではありますが、その前後のトラック・通関も行うと非効率になってしまいます。 実務では、ブッキング依頼があると、お客様へ複数の提案をし、いただいた回答に合わせてスケジュールを調整し、動きます。 しかし、キャンセルになった場合は、また一からトラックなどを取り直ししなければなりません。 DX化の必要性 先日もお話しましたが、物流のDXが進めばもっと効率的になります。 よって、給料を上げるためにはデジタル化は必須です。社内の効率が上がれば、将来的には物流業界の給料も上がっていくはずです。 しかし気をつけないといけないのは、仕事がなくなることです。 テクノロジーにとって変わられる仕事のみをしていると、仕事がなくなってしまいます。 それに対してどのように対応していけばいいのか、という問題に関してはまた別の機会にお話をしたいと思います。

国際物流のDX促進に必要なこととは?!この視点が重要でした。物流業界にIT人材を。 | 物流ニュース・物流ラジオ

国際物流のDX促進に必要なこととは?!この視点が重要でした。物流業界にIT人材を。

どうもこんにちは、飯野です。 今日は、「物流のDX化に必要なこと」についてお話していきたいと思います。 2022年1月18日イーノさんの物流ラジオ 物流業界のDX化 業界で物流のDX化が遅れており、必要だという話をよく聞きます。 フォワーダーのデジタル化については、デジタルフォワーダーという言葉が少し前に出てきました。 フォワーダーがデジタル化することによって、Bookingや見積もりを効率的にしていこうという流れが来ています。 デジタルフォワーダーについて話をしますと、フォワーダー自体のデジタル化に加え、そこに係る通関、トラック、荷主さんの情報を一元管理できるものを作ることによって、それぞれの物流がスムーズに行われるようになります。 例えば、データを共有することによって、お客さんの在庫を確認して需要予測から海上運賃を算出。 通関では通関士がHS CODEを割り振るのではなく、商品の写真や用途をお客さんから出していただいて、AIがHS CODEを出すといった簡素化ができると思います。 困難なDX化 これがなかなか実現しないのは、物流では、荷主さん、トラック、フォワーダー、船会社など、各会社が分かれていることに問題があります。 それぞれの会社で使っているシステムが違っているので、それを繋げるのはかなり難しいことです。 大きいプラットフォームでつなげる前に、まず各社がシステムでデータを管理する必要があります。 伝票を手書きで行ったりアナログで書類を管理したりするのではなく、そこから先ずはデジタル化、データ化をしていかなければなりません。 そこで、各企業のデータを大きいプラットフォームを作っていけば、繋げられるようになります。 物流業界へのIT人材 問題は、各企業さんの貿易のセクションの方は、あまりITに明るくない、ということです。一方で、エンジニアの方々は貿易のことに不慣れです。 よって貿易とITをつなげる懸け橋となる人材が必要だと考えています。これから立ち上げる人材会社では、物流会社へIT人材を紹介したいと考えています。 物流業界の方へ、ぜひDX化をしていきましょう、とお伝えしたく、お話いたしました。