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貿易コラム

Air Waybillについて | 輸送・ロジスティクス

Air Waybillについて

Air Waybillについて動画で解説 今回は航空輸送のAir Waybillについて解説していきたいと思います。 Air Waybillとは航空貨物の輸送の際に発行するものですが、細かく見てみるといろいろな役割があり、情報がのっています。 これから航空貨物の輸送を手がける方にぜひ知っておいてほしい、「Air Waybillの知識」を紹介していきます。 Air Waybillとは Air Waybillとは航空貨物を輸送するときに発行される運送契約書のことです。 航空貨物を運送する際、航空会社とフォワーダー、輸出者と輸入者との間で、貨物の運送契約が締結されたことを示している書類です。 運送契約については海上輸送の船荷証券(B/L)と同じ働きをします。 ですがAir WaybillはB/Lとは違い有価証券ではありません。 貨物を譲渡する際に使用したり、担保にすることができません。 貨物を引き取る際に原本やコピーは必要ないのですが、輸入通関で申告をする時にはコピーが必要です。 海上輸送のSea Waybillをイメージしてもらえれば分かりやすいと思います。 Air Waybillのフォーム Air Waybillのフォームは決まっており、IATA(国際航空運送協会)の規定フォームを使いますので、基本的に記載内容はどこの業者でも同じものになります。 記載事項については後に詳しくご説明しますが、輸送する航空貨物についての情報と輸送上の注意事項、航空運賃などが記載されています。 また貨物の問い合わせなどはすべてAWBナンバーで管理されています。 AWBナンバーはAWBの左上の端と右下の端に記載されており、フォワーダーに貨物状況などを問い合わせる際にはAWBナンバーがわかれば話が早いです。 Air Waybillの機能 Air Waybillは航空貨物にとって必要な書類と紹介しましたが、運送契約だけでなくいろいろな書類の機能を兼ね備えています。 ・運送契約の証拠 ・貨物の受領書 ・運賃の請求書 ・航空会社への貨物取扱の指示書 ・貨物引き渡しの指示書 このように、AWB一つで複数の役割があるのです。 航空貨物ではタイムリーに貨物を動かすことが優先され、1つの書類でいろいろな用途に使えるように記載しているのです。 House Air Waybill と Master Air Waybill 次にAir Waybillの種類について説明します。 Air Waybillには2種類あります。 MAWB(Master Air Waybill)とHAWB(House Air Waybill)です。 MAWBは航空会社が発行するもの、HAWBはフォワーダーが発行するものです。 HAWBはMAWBとセットになっています。 混載の場合はフォワーダーがお客様ごとにHAWBを発行し、それをまとめてフォワーダーの貨物として航空会社に予約しMAWBとして発行されます。 MAWBだけを発行することも可能です。それをダイレクトAWBと呼んでいます。 またはシングルAWBともよばれ、直接航空会社に予約するときに使われます。 しかし、HAWBを発行するものが大半です。航空運賃を安くするためには、いろいろな貨物をうまく組みあわせて、運送効率を上げることがフォワーダーの役目だからです。 Sea Waybillの場合 航空貨物の貨物引き渡しにおけるリスク管理についてもみてみましょう。 分かりやすく比較するために、まず海上輸送での例でご説明します。 B/Lではオリジナルが3部発行され、輸出地でサレンダーされたり、輸入地で回収されると貨物が引き取れるようになります。 それではないSea WaybillはAir Waybillのようにオリジナルが必要なく、コピーで貨物の引き取りなどが可能になっています。 信用状取引や取引の入金後に貨物を引き渡す場合は、輸出者と輸入者が親子会社の関係であったり、取引実績が長い場合を除いて一般的にSea Waybillは使用しません。 オリジナルやサレンダーを使用し、取引状況にあわせてB/Lを引き渡しします。 航空貨物での信用状取引 航空貨物では、信用状取引の場合などは どうするのでしょうか? Air Waybillのオリジナルを持っていても、B/Lのように拘束力がないため貨物は引き取りが出来てしまいます。 なので、荷受人に銀行を記載するのが一般的です。実際に銀行に配達されるわけではありませんので、航空輸送の場合の信用状取引ではこのような方法となります。 ではAWBはどのようなタイミングで発行されるのでしょうか? フォワーダーからみた航空輸送の貨物の流れを追ってみてみましょう。 この例ではHAWBと MAWBが発行され、到着地まで貨物が送られる流れです。 ①シッパーが貨物をフォワーダーに渡す ②フォワーダーが検量、梱包などをする ③フォワーダーが航空会社にブッキング ④輸出通関 ⑤HAWBが発行される ⑥MAWBが発行される ⑦他の混載貨物とULDに組まれる ⑧航空会社に貨物とともにMAWBを渡し、HAWBを預ける ⑨フライト ⑩到着 ⑪航空会社から貨物とともにMAWB、HAWBを貰う ⑫他の混載貨物とブレークされる ⑬輸入通関 ⑭配達 多少都合により前後する場合がありますが、一般的にはこのような流れになります。 Air Waybillの記載内容 それではAWBの記載内容についても詳しくみてみましょう。 ・HAWB番号 ・MAWB番号 ・シッパーの情報 ・コンサイニーの情報 ・HAWBを発行するフォワーダーの情報 ・発地空港 ・宛先都市名、空港名、便名 ・通貨、運賃支払い元 ・個数、重量、運賃適用重量、適用運賃KG当たり ・元払い運賃合計、着払い運賃合計 ・AWB発行年月日、発行場所 など、これらの情報が記載されています。 まとめ いかがでしたでしょうか。 海上輸送のB/Lと合わせて学ぶ方が理解もしやすいと思いますので概要欄にリンクを貼っておきます。 Air Waybillの記載内容を理解しておけば、どのような航空貨物の取り扱いか、書類を見るだけで分かるようになります。 航空貨物の取り扱いでは非常に重要な書類なので、必ず内容を抑えておきましょう。 ・TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/

三国間貿易について | 輸送・ロジスティクス

三国間貿易について

三国間貿易について動画で解説 今回は3国間貿易の流れについて解説をしていきたいと思います。 3国間貿易と聞くと「何か難しそう。。」と思われる人もいるかもしれません。 業界では通称「3国間」「仲介貿易」などと呼ばれていますが、主要な貿易形態のうちの1つです。慣れてしまえばそれ程 難しくありません。 輸入者、輸出者にとってメリットがある方法なので、貿易に携わっていれば3国間貿易を取り扱うことがよくあります。 ただし、輸入者と輸出者が直接やり取りをするときよりも更にプロセスが必要で 仲介する業者やフォワーダーは取扱いに注意しなければなりません。 三国間貿易の貿易形態 今回の動画では日本とアメリカでタイ産のマンゴーの取引をするという例で解説を進めていきます。 3国間貿易は輸出者、輸入者の他に第3国の仲介業者が間に入って取引を行う貿易形態なので この場合 輸出者がタイ 仲介業者が日本 輸入者がアメリカ となります。 三国間貿易のカネ・モノの流れ 国際物流ではよくカネ・モノ・カミの流れが大切だと言われます。 3国間貿易では「お金」と「製品」の流れが少々異なります。 またそれに合わせた「書類」の流れが少しだけ煩雑で 慣れるまで難しいかもしれません。 それでは詳しく見ていきましょう。 お金の流れ まずはお金の流れです。 仲介業者である日本と輸入者であるアメリカとの売買が決まり、アメリカが日本に代金を支払います。 そして日本から輸出者であるタイの業者に代金が支払われるという仕組みです。 この時に、日本からアメリカ向けに発行するインボイスには日本のマージンが乗っています。 商品の流れ 次に商品の流れです。 商品の流れに関しては輸出者から依頼を受けたタイのフォワーダーから、輸入者であるアメリカのフォワーダーへと商品が渡るようアレンジを行っています。 このときに製品そのものは仲介国である日本を通さずに、タイからアメリカへ直接運ばれます。 三国間貿易のメリット 3国間貿易では、間に仲介者を挟むことによって輸入者・輸出者の双方にメリットがあります。 輸出者のメリットは ・輸入者との交渉の手間が省け「販売促進」のための費用が削減できる。 ・取引実績のある仲介業者を間に挟むことで、取引実績の少ない輸入者からの代金回収リスクを防ぐことが出来る。 輸入者のメリットとして ・仲介業者に取りまとめをしてもらうことで、自社だけで仕入れるより販売価格を有利に交渉してもらえる。 ・輸出国から輸入国へ直接製品を輸送するので輸送コスト削減となる。 ・製品は第三国を経由しないので、その分の消費税がかからない。 このようなメリットが双方にあります。 三国間貿易で注意すべき点 そして3国間貿易で仲介業者が気をつけることの一つは、輸入者に実際の仕入先が判明して将来的に直接取引を始められてしまうことです。 実際には仕入れ業者の情報が輸入者に開示されながら取引をするケースも多くあるのですが、今回は仲介業者が仕入れ業者を隠しながら取引を進めるという前提で解説をしていきます。 この時に使用する貿易のテクニックがあります。 それがスイッチインボイスとスイッチB/Lです。一つずつ見ていきましょう。 スイッチインボイスとは まず最初にですが、輸出国であるタイのインボイスにはこのように書かれています。 ・Seller:タイ ・Buyer:アメリカ ・Notify : 日本 輸出通関上、輸出国から輸入国へ直接製品が輸送されるため、タームがCIFの場合は製品の価格に加え 輸送量や保険料などが込みの請求金額が記載されたインボイスを使用して 申告することとなります。 このインボイスには日本のマージンが含まれていません。 そして仲介業者である日本がアメリカの輸入者に発行するインボイスはこのようになります。 ・Seller: 日本 ・Buyer: アメリカ もちろん実際の仕入れ先であるタイの業者の情報はどこにもありません。このインボイスをスイッチインボイスと言います。 今回の解説では違いが理解しやすいように、意図的に金額を大きくしていますのでご了承ください。 もし最初の輸出通関用のインボイスが誤ってアメリカの輸入者の手に渡ってしまえば、日本の仲介業者からの請求金額との差額がわかります。 仲介業者がどのくらいマージンを乗せているのか判明してしまうので、 これは絶対にやってはいけないミスの一つです。 仲介業者と輸入者との信頼問題に繋がるので、フォワーダーにとってもインボイスの取り扱いは特に注意が必要となります。 スイッチB/Lとは インボイスをスイッチして切り替えたように、輸入者に輸出者を知らせずに輸送するために、B/Lもスイッチしたものを使います。 このスイッチB/Lでは輸出者の社名に代わって、仲介業者の社名を記載するということが可能になります。 ではスイッチB/Lの仕組みを もう少し詳しく見ていきましょう。 まず最初に輸出国であるタイのフォワーダーからB/Lが発行されます。 この時のB/Lの記載はこのようになります。 Shipper: タイ Consignee:日本 この時にB/Lに記載されている 積み地は輸出国(タイ)で 揚げ地は輸入国(アメリカ)となります。 そして、このB/Lの原本は日本の仲介業者に送られます。 次に仲介国である日本のフォワーダーがB/Lをこのようにスイッチして、このB/Lがアメリカの輸入者に送られます。 この時の変更点ですが Shipper: 日本 Consignee: アメリカ となります。 このようにスイッチインボイスやスイッチB/Lを使うことでアメリカの輸入者にタイの業者の情報を隠すことが出来るのです。 ちなみに積み地であるタイでハウスB/Lが発行された時の、マスターB/Lはこのようになっています。 Shipperはタイのフォワーダー Consigneeはアメリカのフォワーダー が記載されており、実際の貨物の流れと同じようになっています。 ハウスB/LやマスターB/Lの違いについては、この動画の概要欄に解説している動画のリンクを貼って置きますので、そちらも参考にしてください。 三国間貿易におけるB/Lと貨物の流れ 3国間貿易のB/Lと貨物の流れを見てみましょう。 まずタイでB/Lが発行され、日本に原本が送られます。 そして日本のフォワーダーによってB/Lがスイッチされます。 そのスイッチされたB/Lが日本からアメリカに送られます。 貨物が乗せられた船はその間に、積み地から揚げ地へと向かっていますので 近隣諸国に貨物を送る時の3国間貿易では B/L手配のスピードが重要になります。 原産地証明書 ここで3国間貿易の原産地証明についても解説をしておきましょう。 FTAやEPAを結んでいる国同士の貿易であれば、輸出国で原産地証明書を取得し 輸入国で提示をすると関税が優遇されます。 3国間貿易の場合でも、輸出国と輸入国がFTAやEPAを結んでいれば間に業者が入っていても適用は可能となります。 この場合、輸出国の「特定原産地証明書」が必要となります。 この時に注意しなければいけないのは、スイッチインボイスやスイッチB/Lで 仕入れ先である輸出者を隠していたとしても、輸出者の情報が原産地証明書には記載されます。 原産地証明書で輸出元が判明してしまうリスクを理解していないと、トラブルを生むことになってしまいますのでご注意ください。 まとめ 3国間貿易はメリットもあり活用されている機会が多いものですが、実務上 書類の取り扱いに注意が必要です。 書類送付ミスで情報漏えいとなった場合、輸出者と仲介業者が 客先である輸入者からの信用を失いかねません。 3国間貿易を進める場合は、各関係者と綿密なコミュニケーション、確認を取りながら進めていくようにしていきましょう。 ・TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/

海上輸送の貨物保険と保険金額の計算法 | 輸送・ロジスティクス

海上輸送の貨物保険と保険金額の計算法

海上輸送の貨物保険と保険金額の計算法について動画で解説 今回は海上輸送における貨物保険と保険金額の計算方法について解説をしていきます。 国際物流における貨物保険 国際物流に慣れていない人は貨物保障の問題を軽視してしまうかもしれません。 日本国内だけの輸送だと、貨物の紛失というのは あんまりないですよね。 しかし、国際輸送ではあらゆる所に危険が隠されています。 もし、あなたの貨物がちゃんと保険に入っていなかったら、貨物に破損などが発生した場合は保障してもらえません。 これは日本国内での輸送であれば商品は割と安全に運ばれてくるのですが、国をまたいでの国際輸送の場合はそう簡単にはいかないのが事実なのです。 国際輸送では、船上で揺れたり、陸送中に事故にあったり、また国にもよりますが作業員の雑な荷扱いなどが危険なのです。 この万が一のアクシデントに備えての保険のかけ方とその海上保険の計算方法について理解をしておいた方がいいでしょう。 海上保険 海上保険とは主に外国へ貨物を輸送する時に発生したダメージの費用をカバーしてくれる保険のこと。 海上保険というので「海上輸送のみ」で適応される保険と思われてしまうかもしれませんが、空路や陸路でも保険対象とされる包括的な保険もあります。 海上の貨物保険を掛けるにはフォワーダーに「保険をお願いします」と一方入れればOKです。 どこからどこまでを保険適応対象とするかはフォワーダーさんにご相談下さい。 海上保険の計算方法 海上保険の金額の計算方法をご紹介します。 海上保険の金額は保険会社や掛ける保険の内容にもよるのですが一般的なものでInvoice Value ×110% × 0.3%となります。最低金額は約USD30/timeくらいです。 保険の利率は分かりました。では具体的な計算方法をご紹介していく事にしましょう。 保険会社:A海上保険会社 保険利率:0.3% Invoice Value: USD 20,000 保障適応割合:Invoice Valueの110% 保障適応金額:USD 20,000 × 110% = USD 22,000 保険金額:USD 22,000 ×0.3% = USD 66 最低金額より上なのでこの保険金額が保険会社に支払う金額になります。 冒頭に説明したように、海上輸送ではコントロールが出来ることが少なく、不慮の事故・問題の可能性もあります。 保険金額自体は一般的なものは約0.3%ほどで、最低金額がUSD30くらいです。 あくまで保険なので万が一に備えてのコストとなりますが、可能な限りリスクを理解し、コントロールするのが大切ではないでしょうか。 まとめ いかがだったでしょうか。 トラックに載せたら終わりの国内輸送とはことなり、国際物流では貨物がお客様に到着するまでに様々な貨物のダメージリスクが存在します。 そのような状態で全てのリスクをコントロールするのは容易無ことではありません。 万が一の貨物ダメージによるトラブル、またそれを対処する労力と時間を考えた時に、貨物保険に入っておいた方が安心感が全く違 います。 なのでお客様には可能な限り毎回貨物保険に入ることをお勧めしています。 ・TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/

原産地証明書について | 輸送・ロジスティクス

原産地証明書について

原産地証明書について動画で解説 今回は原産地証明書の基本について解説したいと思います。 原産地証明書とは まず、原産地証明書とは何かについて簡単に説明をしておきます。 原産地証明書とはその名の通り、取引の対象となっている物品が 特定の国 又は地域で生産されたこと、又は加工をされたことを証明する書類のことです。 牛肉や水産品のトレーサビリティのために発行されたりもしますが、貿易では基本的に関税を低くするために取得されることが多いです。 英語では「Certificate of Origin」と表記され、英文メールでは「Cert」や「CO」と略して呼ばれることがあります。 原産地証明書が必要なケース さて原産地証明書が必要とされるケースは大きく分けて2つあります。 まずは非特恵の原産地証明書です。 これは契約上指定されていたり、輸入国側で 輸入を禁じている国で作られた物品ではないことを確認するために必要だったりします。 もう一つが特定原産地証明書です。 これは各国とのFTA自由貿易協定やEPA 経済連携協定に基づくもので、この協定を結んでいる国の輸入者は特定原産地証明書を用いることで 特恵関税の適用を受けることができ、一般税率よりも低い関税率で輸入ができるのです。 輸入者は、協定で決められている規則を満たしていることを証明するためにこの原産地証明書が必要となるので、輸出者側が発行して送ってあげる必要があります。 FTA、EPAについて ここでFTAとEPAという単語を初めて聞いたという方のために簡単にですがご説明したいと思います。 FTAは自由貿易協定で特定の国や地域同士での 物品・サービスの貿易の自由化を定めたものです。 そしてEPAは経済連携協定のことで、特定の国や地域同士での貿易や投資を促進するために、輸出入に係る関税の撤廃・削減や、投資環境の整備などを約束した条約です。 EPAはFTAの内容も含めつつ、貿易だけではなく 更に人の移動や知的財産、投資など様々な分野での協力を含む 幅広い経済関係の連携強化を目的とする協定です。 そのために特定原産地証明書が必要となります。 原産地証明書の種類 原産地証明書にも様々な種類があります。先ほど述べました特恵関税を使用するための一般的な特定原産地証明書は「フォームA(FORM A)」という書式です。 そしてEPAに基づく特定原産地証明書の書式名は、連携している国同士の頭文字を取って名付けられています。 例えば日本とタイであればJTEPA、日本とベトナムであればVJフォームなどと呼ばれます。これはわかりやすいですよね。 そしてASEANで締結されている自由協定には色んな種類があります。そしてそれぞれの経済協定で使う原産地証明のフォームの名前も違います。 ASEAN諸国との取引をする時はどの貿易協定が使えるのかを事前に確認しておきましょう。 EPAの「原産地規則」 さて、ここで日本とタイとのEPA経済連携協定を使って輸出入をするとします。 これは日本とタイとで結ばれた協定ですので、どちらかの国かで生産されてさえいれば 関税の削減、又は撤廃が認められると考えがちですが実はそうでもないのです。 EPAの「原産地規則」で決められている条件をクリアしなければなりません。 簡単に説明しますと、原産地の基準として3つの条件が定められています。ここではタイで生産されたものとしましょう。 まずWO。これはタイで完全に生産された物であること。これは完全生産品と呼びます。 そしてPE。タイの原産材料のみを使用してタイで生産された物であること。 最後にPS。外国の原材料を実質的な変更をしてタイで生産された物であること。 WOやPEはそれほど複雑ではないのですが、PSの理解が難しいです。これについては別の動画で説明をしたいと思います。 このようにEPAを使って関税を低くしようと考えた場合には これら条件をクリアしているかを 輸出前にしっかりと確認しなければいけません。 原産地証明書の入手方法 その原産地証明書はどこで入手するのかと言うと、各地にある商工会議所で発行してもらえます。 タイの場合はDFT – Department of Foreign Tradeで取得することが出来ます。 原産地証明書は輸入通関の際に原本が必要となります。コピーではまず受け付けてもらえません。 航空機での輸入や、海上輸送でも中国や韓国など船足の短い国の場合には、なるべく早く原本が手元に届くように輸出者側としっかり調整をして下さい。 そうでないと、原本を待つ時間がなく せっかく送ってもらった原産地証明書を使用することなく通常の関税を支払ったり、原本を待っている間に保管料が嵩んで結局関税よりも高くなってしまったりということも起きかねません。 まとめ 今回ご説明したように原産地証明書には細かな条件は色々あるのですが、難解なものでは決してなく協定や基準をしっかり理解して利用すれば 輸出入の双方にメリットがあります。 まずは自分の貿易取引で特恵関税を使えるものであるのかどうか、調べるところから始めてみましょう! ・TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/

危険品の輸送について | 輸送・ロジスティクス

危険品の輸送について

危険品の輸送について動画で解説 今回は危険品の輸送について解説をしていきたいと思います。 「危険品の輸送」と聞くと、 危険品ってどうやって運ぶの?と思われる方もいると思います。 また危険品にはいろんな種類があって、身近な製品に使われているのも、実は危険品だったりします。 今回は具体的に国際輸送で危険品として扱われる物はどのようなものか、またどのように輸送手配をするのかを見ていきましょう。 危険品とは 私たちの身の回りには 国際輸送上では、危険品と呼ばれるものが溢れています。 車のエンジン、バッテリー、エンジンオイル、香料、ドライアイス、圧力タンク、ノートパソコンに含まれるリチウムイオン電池、スプレー缶、塗料、など 自分は危険品ではないと思っていたとしても、実際は危険品だという場合は結構あります。 もし危険品を通常貨物として輸送してしまうと、航空機や船の運航に影響を与えたり、トラブルがなくても罰金が科せられることもあります。 あなたが輸送しようという貨物がもしかしたら危険品かも?と思った場合は、フォワーダーに事前確認をしてみましょう。 危険品の国際ルール 危険品の国際輸送には国際的に決められた規則があります。その際に国連で「危険品輸送にする勧告」(通称オレンジブック)で定められたルールにのっとって輸送をします。 危険品にはすべて国連番号という番号が付けられており、それらを危険度別に1から9までのクラスに分類しています。 その9つのクラスを紹介します。 クラス 1. 火薬類: クラス 2. 高圧ガス: クラス 3. 引火性液体類: クラス 4. 可燃性物質類: クラス 5. 酸化性物質: クラス 6. 毒物類: クラス 7. 放射性物質類: クラス 8. 腐食性物質: クラス 9. その他の有害性物質: 具体的な製品でいうと、これらのようなものがあって、国際輸送においては危険品とされています。 危険品は、船会社、航空会社でそれぞれ載せられるものが決まっており、載せられるものでも量が決まっています。 そして、それぞれの会社によって規定が違うのです。そのため事前に船積みできるかどうか確認しなければなりません。 ある船会社は運べないと拒否された危険品が、別の船会社では輸送可能と判断される事は結構あります。 一般的に航空会社は船会社よりも厳しい規定を適用しています。 危険品かどうかはUN番号で問い合わせすれば、積載できるかどうかを教えてもらえます。 このように UN番号は品物を特定できる番号、そしてクラスは危険物の特性を示しているものと覚えておけばいいでしょう。 UN番号の確認の仕方 では、そのUN番号や危険品クラスはどうやって知ることができるのでしょうか。 これはSDSという書類にのっています。SDSは安全データーシートというもので、化学物質が含まれる製品に発行されるものです。 以前はMSDSという名称でしたので、現在ではSDSもMSDSも両方使われています。SDSは化学品のメーカーや製造者が発行し、使用者に渡されるものです。国際物流では必ず必要になる書類です。 SDSに記載されていることは、製品の取扱方法から、もし漏れたときの対処方法や有害性の情報などがあります。 全部で16項目に分かれており、国際輸送で確認しなければいけない箇所は 9項の物理的および化学的性質 10項の安定性および反応性 14項の輸送上の注意の欄です。 9項の危険品情報では貨物の引火点や発火点などが書いてあり、10項では危険な化学反応や、避けるべき条件などが書いてあります。 化学品には発火点が低いものもあり、常温で火が出る本当に危険なものもありますので航空貨物でも海上貨物でも絶対に必要な情報です。 そして14項の輸送上の注意の欄に、先ほど出てきた積載できるか確認するためのUN番号と9つのクラスなどが書かれています。 容器等級という必要な梱包容器レベルも記載されています。実務では航空輸送の時に容器等級も注意してみている感じです。 その他、日本の消防法などの分類と国際規制についても書かれています。 危険品の通関 危険品は通関でも注意をしなければいけません。 輸入では危険品はフリータイムがとても短いため、通関を急ぐ必要があります。 もし通関にトラブルがあり許可が遅れてしまうとスケジュールが大幅に遅れるだけでなく、デマレージ金額も上がってしまうことがあります。 早めに準備をしてSDSの内容をきちんと確認し、通関準備には時間をかけましょう。 危険品の国内輸送と保管 危険品の国内輸送時や保管時に気をつけることもあります。 国際輸送するからといってオレンジブックに定められた「国際規定だけ」を気にしてはいけないと言うことです。 例えば日本の国内に貨物がある場合は、日本の毒劇物取扱法、消防法、高圧ガス保安法など色んな国内関連法があり、その規定に準じた取扱をしなければなりません。 また保管については、危険物を取り扱うことができる危険物専用の倉庫に保管しなければいけません。 危険物明細書の事前提出 その他、危険品の取り扱いでは、船会社、ヤード、港湾、通関業者すべてにSDSを送付し、危険物明細書(通称赤紙)などを事前に提出し、貨物を安全に取り扱うための指示を出す必要があります。 更に貨物へ貼るラベル、ケースマーク、包装容器の種類など細かい規定がいろいろあります。 また、その輸出入地それぞれの国の危険品の規制があります。 そのため、現地にも英語版のSDSを送り「事前」に連絡しておく方が、後々のトラブルになるのを防げることが出来ます。 まとめ 危険物を安全に輸送するためには、いろいろな規定がある事をご理解頂けましたでしょうか? なかなか普段から危険品を扱っていないと、危険品を輸送するのは大変です。 危険品を輸出入するためには、危険品への知識をもったフォワーダーに依頼し、専門の業者と協力して取り扱うことをおすすめします。 ・TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/

コンテナの種類について | 輸送・ロジスティクス

コンテナの種類について

コンテナの種類について動画で解説 今回は国際輸送におけるコンテナの種類についてお話をしていきたいと思います。 海上輸送をする為のコンテナには様々なタイプの物があります。 世界中から食品・工業品・化学品・生活用品など、様々な貨物が輸送されるために使われるのですからそれぞれの貨物の特徴にあった最適なコンテナを選ばなければいけません。 今回 重点を置いて説明するのはコンテナの種類と特徴、そしてコンテナのサイズについてです。 コンテナの種類 まず今回 ご紹介するコンテナの種類です。 ・ドライコンテナ ・リーファーコンテナ ・オープントップコンテナ ・フラットラックコンテナ ・ISO タンクコンテナです。 一般的にコンテナには20’feetコンテナと40’feetコンテナがあります。 このフィートとは長さのことで20’feetは約6m, 40’feetは約12mの長さがあるコンテナの事になります。 この中でISOタンクだけはフィートではなく容量の大きさでコンテナサイズが分かれています。 それでは一つずつ見てきましょう。 ドライコンテナについて まず最初はドライコンテナです。 ドライコンテナは貨物を輸送する「箱」としての機能があるコンテナです。 市場に最も多くあるコンテナで、主に一般貨物を輸送する時に使われます。 またクラスにもよりますが危険品を輸送する時にも使われます。 この後に色んな種類のコンテナをご紹介していきますが、まず これがスタンダードなコンテナだと理解してください。 リーファーコンテナについて 次にReeferコンテナです。 Reefer コンテナは温度調節機能があるコンテナで、動く冷蔵庫のようなものです。 コンテナのメーカーにもよりますが、主に-30度〜+30度くらいで温度の調節が可能です。海上輸送するコンテナ内の温度は赤道直下では60度〜70度近くまで上がります。 しかしReeferコンテナだとコンテナ内の温度を一定に保つことが出来るのです。なので食品の輸送に多く使われたり、また温度管理が必要な危険品の輸送にも使われることもあります。 オープントップコンテナについて 次にオープントップコンテナです。 オープントップコンテナはドライコンテナの天井がないものだと理解して下さい。 天井がないので背の高い貨物を輸送する時に使われます。また高さはないけど重たい貨物をコンテナに入れたい時にもオープントップは使われることがあります。 一般的な3トンや5トンフォークリフトでは持ち上がらないような、重たい貨物をコンテナに積み込みするのは簡単ではありません。 しかし工場にある天井クレーンやレッカーを手配して、コンテナの上部から積み込みするのはそれ程 難しいことではありません。 積み込みが完了したらカバーで天井部を覆いますので雨によって貨物が濡れる心配はありません。 フラットコンテナについて そしてフラットラックコンテナです。 フラットラックはドライコンテナの天井と側面をなくしたコンテナです。 ドライコンテナの幅より大きい貨物を輸送する時に使われます。またオーバーサイズだけの貨物だけでなく、コンテナ内に収まるインゲージのものを積み込む時にも使われる場合があります。 側面から積み込むことが出来るので工場の設備や積み込み環境によってはインゲージだけどフラットラックが使われる場合があります。 一般的に特殊コンテナであるオープントップやフラットラックコンテナの海上運賃は高くなります。それはコンテナ船でそれらのコンテナをおけるスペースが限られているからです。 例えば、フラットラックでオーバーサイズの貨物を運ぶ場合、上部だけでなく両側面のコンテナスペースを余計に使うことにもなります。場所を多く使用するので運賃は高くなります。 しかし、特殊コンテナであってもインゲージであれば本船上で使えるスペースは制限されませんので海上運賃は抑えることが出来たりします。 ISO タンクコンテナについて そして最後にISO タンクコンテナです。 ISOタンクは液体物を輸送する時に使われます。 ワイン、ジュース、化学品など、容器に入れるよりISOタンクコンテナに直接入れる方がトータルコストが安く抑えられる場合があります。弊社でも植物油をISOタンクを使って輸送しています。 コンテナのサイズ 20'feetコンテナについて 次にコンテナのサイズについて解説をしていきましょう。 まずは20’feetコンテナです。 実際の業務で必要なサイズは、コンテナの内側のサイズである内寸です。 20’feetコンテナは約2.3mの正方形で、奥行きが約6mあると覚えて下さい。 正確に大きさを暗記するのではなく、ざっくりで大丈夫です。 船会社によってもコンテナのサイズは微妙に違いがありますので、私は正確に暗記する必要はないと思っています。テストに出るわけではないので、実際に使えるかどうかが重要なポイントです。 40'feetコンテナについて そして40’feetコンテナです。40’コンテナは20’コンテナと、幅と高さが同じ2.3mで、長さが20’feetの倍で約12mだと覚えましょう。こう覚えると簡単ですよね。 そして40’HCコンテナ。HCとは高さがあるコンテナのことで、主に40’feetコンテナとなります。20’HCはあまり一般的ではありません。 そしてサイズですが、40HCは40’コンテナの高さが約2.7mになったと覚えて下さい。 コンテナのサイズをまとめるとこのようになります。先ほどもお伝えしましたが、ざっくり覚えましょう。 出てくる数字は4つしかありません。 この中で共通しているのはコンテナの幅が、約2.3mだという事。 あとは 20’feetで6m 40’feetで12m HCで2.7m オープントップは天井なし フラットラックは天井と側面なし このように覚えれば簡単だと思います。 コンテナの積載重量 そしてコンテナのサイズと同様に重要なのが、積載可能な貨物重量です。 鉄や機械、液体、水、お米などのような、かさばらないけど重たい貨物を輸送する場合、海上輸送においては貨物重量は安全の為に非常に重要なのです。 それゆえ20’feetコンテナでも40’feetコンテナでも積み込み可能な貨物重量は約25tonとなります。これは覚えておいて下さい。 40’feetだから20feetの倍の重量の重さを積み込めるわけではありません。 コンテナのグレード そして最後にコンテナのグレードについても触れておきましょう。コンテナは長く使用されると痛んできますし、また積み込まれる貨物によってもコンテナ品質は変わってきます。 使い終わったコンテナはコンテナデポで洗浄され、修理をされるのですがグレードがA,B,Cのように分けられます。 例えば、食品や医薬品などの衛生品を輸送する場合は、コンテナグレードはAでなくてはいけません。 グレードAのコンテナは大きな傷もなく、床もはげておらず、臭いもない状態のコンテナです。 そしてグレードCのコンテナですが、さすがにコンテナの天井に穴が開いていたらNGですが、傷むことがある程度前提として使われるものです。スクラップや廃材、鋼材などを輸送する時に使われたりします。 まとめ いかがでしたでしょうか。 貿易に携わる人であれば、貨物の内容によってコンテナを使い分けなければいけませんし、また効率的に貨物積み込むためにコンテナのサイズも理解しておかなければいけません。 今回お話したコンテナの内容はとても大切ですので、実際の業務に早く使えるように今回の動画を何度も見直して頂ければと思います。 ・TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/

フリータイムとディテンションの違い | 輸送・ロジスティクス

フリータイムとディテンションの違い

フリータイムとディテンションを動画で解説 今回はフリータイムとディテンションの違いについてご説明をしたいと思います。 コンテナを使った海上輸送をしているとフリータイムという言葉を頻繁に使います。 フリータイムとディテンションとは フリータイムとは、港でのコンテナの無料保管期間のことです。 予め決められたフリータイムの期間は、コンテナを港に無料で置いておくことができます。 そして、このフリータイムと合わせて覚えておかなければいけない言葉があります。それは、デマレージとディテンションです。それでは詳しく見ていきましょう。 フリータイムについて まずフリータイムについてです。 フリータイムは港で無料でコンテナを保管できる期間のことで Dryコンテナなら一般的に7日〜14日です。 この期間はフォワーダーによっては延長のリクエストが可能です。 弊社の場合だと日本の主要港向けだと最大21日までフリータイムを延長できる場合があります。 このフリータイムですが船会社によって長さが違います。 なので貨物のBooking時にフォワーダーにフリータイムの期間を確認をしておきましょう。 そして注意しておきたいのはリーファーコンテナや、オープントップ、フラットラック コンテナの場合はフリータイムは短くなります。大体 1週間未満です。これも事前に確認をしておきましょう。 コンテナが港についたら早く取り出した方がいいんじゃないか?と思われるかもしれません。 しかしフリータイムはこんな状況でよく利用されます。 ・通関に時間がかかる ・工場に貨物を置くスペースがない ・ドレージの手配に時間がかかる 基本的に港は倉庫ではないので問題がなければ速やかに貨物を取り出さないといけないのですが 一般的にはこのような理由でフリータイムが活用されることが多いです。 デマレージについて そしてデマレージについてご説明をします。 デマレージはフリータイム期間が過ぎてしまってから発生する超過保管料金のことです。 先ほどもお伝えしましたが港は倉庫ではありませんしコンテナヤードのスペースにも限りがあります。コンテナをずっと港に保管しておくことはできないのでこのような超過料金が発生します。 このデマレージの金額ですが安くありません。 ある船社での例ですが、1日目から3日目までは40’feetコンテナ1本あたり、1日で13,000円かかります。 そして4日目から6日目は1日1本あたり25,000円、7日目以降は変更しないのですが1日1本あたり40,000円となります。このように超過期間が長くなるにつれて,金額が加算されていく仕組みになっています。 もし1shipmentのコンテナが10本だとしたら、 かなりの金額になってしまいます。 ディテンションについて 次にディテンションについてご説明します。 ディテンションとはコンテナを港から引き取り、貨物を積み下ろしして、空コンテナをまた港に戻すまでの期間のことです。 この期間を過ぎてしまうと費用が発生します。コンテナは船会社の所有物ですので使い終わったら、ちゃんと返却する為の仕組みです。 フリータイムとディテンションの起算方法についても例を上げて解説します。 例えば、フリータイムが14日間、ディテンションが7日間だったとします。本船が港に到着するETAが5月1日で、コンテナが船から積み下ろされてコンテナヤードに搬入されるのが5月3日としましょう。 この場合、フリータイムは5月17日までとなります。搬入日から起算する場合もあれば、国によってはETAから起算するところもありますので事前に確認をして下さい。 そして、コンテナをフリータイム最終日の5月17日に引き取りに行ったとしましょう。 ディテンションはコンテナ引き取り日から起算しますので5月24日までとなります。 実務ではディテンションを最大まで使うというケースは稀ですが、このようになります。 フリータイムでよくある問題 最後にフリータイムでよくある問題についてご紹介します。 それは通関がフリータイム中に完了しないという場合です。 特に新しく取り扱う商品を輸入する場合、新商品は輸入実績がないため必要書類を見落としている可能性があります。 食品や化学品など輸入する為に許可登録が完了していないと輸入できない貨物も沢山あり、登録には大抵時間がかかってしまいます。 他にもB/Lにミスがあり修正に時間がかかってデマレージが発生する場合もあります。 そうならない為には、新商品の場合は貨物を輸出する前にフォワーダーに相談をしてちゃんと準備をすること。 B/Lなどの書類ミスには注意することを忘れてはいけません。 まとめ いかがだったでしょうか。 今回の説明でフリータイム、ディテンション 、デマレージという専門用語は理解できたと思います。ですが大切なのはフリータイムを上手に使いデマレージを発生させないという実務上での注意です。 私もフォワーダーを長年やっていますが 商品の登録や書類のミス、売り手買い手側での支払い問題、長期休暇後による港の混雑などで フリータイムが切れてデマレージが発生するケースは沢山見てきました。 フリータイムは国際物流の実務において特に注意しなければいけないポイントですので 実務では事前確認などしっかりとして、準備をしましょう。 ・TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/

InvoiceとPacking Listについて | 輸送・ロジスティクス

InvoiceとPacking Listについて

InvoiceとPacking Listについて動画で解説 今回のテーマは貿易におけるINVOICEとPACKING LISTの書き方について、分かりやすく解説していきたいと思います。 まず、そもそもINVOICEとPACKING LISTとは何でしょうか? 貨物を輸出するときには、必ず作らなければならない書類、輸入するときにはフォワーダーや通関業者へ提出しなければならない書類との認識を持っていらっしゃる方は多いと思います。 では実際にどのような役割があるかについて確認していきましょう。 INVOICEとは まず最初にINVOICEの役割についてです。 INVOICEは日本語にすると「請求書」です。皆さんが通信販売などで商品を購入したときに商品とともに送られてくる請求書、それのことです。 貿易では、INVOICEを元に、どんなものが輸出入されているかの確認や、輸入国でいくら税金を払わなければならないかの計算がされます。 なので「仕入書」や「送り状」と訳したほうがしっくりくるかもしれません。 関税法上、輸出入の申告においてほぼ例外なく必要となる書類です。 PACKING LISTとは 続いてPACKING LISTの役割です。 こちらは日本語にすると「梱包明細書」です。 貿易ではPACKING LISTで、どの貨物がどれくらいの数量で輸出入されているのか、どのような荷姿で梱包されているのか、貨物にどのようなマークが付けられているのかなどの確認をします。 つまりどちらも貿易にとって、なくてはならない書類ということです。 なので、たかが仕入書や梱包明細書と思わず、正確な情報を明確に記載することが重要です。 間違っても、税金を安く済ませたいから商品の価格をわざと低く記載したり、運賃を節約するためにボリュームを小さめに記載したりすることはあってはならないことです。 もし仮に、フォワーダーや通関業者はうまくやり過ごせたとしても、税関の事後調査で指摘されて莫大な追徴課税を払うことになったり、船や飛行機に積載する段階になって判明して、輸出できなくなり、貨物の引き取りや船のキャンセルで余計なお金や時間がかかったりするのは目に見えています。 そういったことを防ぐためにも、貿易にとって大切なこれらの書類の書き方をしっかり覚えておきましょう。 「書き方の前に書式はどこにあるの?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、INVOICEもPACKING LISTも特定のフォームはありません。 もし、1から作るという方がいらっしゃいましたら、弊社の使っているものをテンプレートとしてお使いください。概要欄からダウンロード出来るページへのリンクを貼っておきます。 それではまずINVOICEの書き方から解説します。 INVOICEの書き方 INVOICEには輸出入者情報に加えて、輸出入される物の品名・数量・金額、船やフライトの便名などの輸送情報などが主に記載されます。基本的には英語表記です。 そしてこのINVOICEが請求書としての役割にプラスして, 輸出入時の通関書類にもなるのです。つまりINVOICEを見ればその貿易の内容がわかるように作成することが重要です。 また、記入は、細かく, 正しく、わかりやすく、というのが大切です。 ここからは基本的な記載事項についてお話します。 輸出者の社名・住所・電話番号・FAX番号などを記載します。同じように輸入者の社名・住所・電話番号・FAX番号なども記載します。 インボイス番号の決め方に特に決まりはありませんので、任意の番号で構いません。連番にする、日付を利用する、送り先の国名や会社のイニシャルを入れる、などルール決めをしておくと便利でしょう。 今まで私が見てきた感じではやはり日付を利用されているパターンが多かったです。到着する港や空港の名前、国名も記載しておきます。 利用する飛行機や船の便名、出港日も記載します。業者に依頼していて不明な場合は確認しましょう。 貿易取引条件の明記も必要です。インコタームズで規定されている取引条件に沿って記載しておけば問題ないでしょう。CIF TOKYOやFOB SHANGHAIといった表現で大丈夫です。 シッピングマークも規定のものはありませんので任意で構いません。 オーソドックスなものは上から会社名、向け地、箱の番号、生産国もしくは輸出国名でしょうか。 そして重要な、貨物の明細についてです。 輸出入する貨物の品名、個数、単価、合計金額を記載します。 通関業者はこの品名を見て申告する税表番号を決めていきますので、わかりやすく, 詳しく書くことがポイントです。 できれば品名だけでなく材質や使用目的なども書いてあるとよいでしょう。材質ならWOODENやSTEEL、使用目的ならFOR CARなど書いてありますと通関業者はとても助かります。 支払条件はその貿易取引のものを正しく書いてください。電子送金決済を意味するT/Tなどが多いです。 最後に輸出者の名前と、担当者のサインを記入します。 近年はサイン入りのINVOICEでないと輸入申告ができない国も増えていますので、しかるべき担当者の方が忘れずにきっちりサインをするようにすると良いですね。以上がINVOICEの基本的な書き方になります。 PACKING LISTの書き方 続いてPACKING LISTの書き方です。 PACKING LISTの内容は実はINVOICEとほぼ変わりません。フォームも同じものを使っている会社がほとんどです。 違うところは、貨物の明細です。貨物の単価や合計金額ではなく、貨物の大きさや重さ、梱包前の重量と梱包後の重量などを記載します。 ケースの数や、どのケースに何が何個入っているかなども書かれていると、もし貨物が検査になったときにスムーズに進みます。 実務上の話をしますと、実はPACKING LISTは、ほぼ例外なく必要なINVOICEとは違い、他の書類などで貨物の個数重量がわかるような書類があれば、なくてもOKです。 なので、輸送する貨物が少ない場合は、INVOICEとPACKING LISTを一つにまとめてしまっても問題ありません。 もちろん、貨物の管理には大変有効な書類ですし、到着地で貨物が行方不明になってしまった場合にもPACKING LISTがあると役立ちます。 ぜひ正確でわかりやすいPACKING LISTの作成も心掛けて頂ければと思います。 まとめ 以上がINVOICEとPACKING LISTの書き方となりますがいかがでしたでしょうか。 慣れてしまえばそれほど難しい書類ではありません。 あらかじめフォーマットさえ決めてしまえば後は輸出入の都度、必要事項を書き換えるだけで作成することができるでしょう。 繰り返しになりますがINVOICEもPACKING LISTも細かく、正しく、わかりやすく、が重要です。 この3つのポイントを忘れずに作成すればスムーズな貿易取引が期待できるでしょう。 ・TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/

海上輸送の貨物保険と保険金額の計算法 | 輸送・ロジスティクス

海上輸送の貨物保険と保険金額の計算法

海上輸送の貨物保険と保険金額の計算法について動画で解説 今回は海上輸送における貨物保険と保険金額の計算方法について解説をしていきます。 国際物流に慣れていない人は貨物保障の問題を軽視してしまうかもしれません。 日本国内だけの輸送だと、貨物の紛失というのは あんまりないですよね。 しかし、国際輸送ではあらゆる所に危険が隠されています。 もし、あなたの貨物がちゃんと保険に入っていなかったら、貨物に破損などが発生した場合は保障してもらえません。 これは日本国内での輸送であれば商品は割と安全に運ばれてくるのですが、国をまたいでの国際輸送の場合はそう簡単にはいかないのが事実なのです。 国際輸送では、船上で揺れたり、陸送中に事故にあったり、また国にもよりますが作業員の雑な荷扱いなどが危険なのです。 この万が一のアクシデントに備えての保険のかけ方とその海上保険の計算方法について理解をしておいた方がいいでしょう。 海上保険とは主に外国へ貨物を輸送する時に発生したダメージの費用をカバーしてくれる保険のこと。 海上保険というので「海上輸送のみ」で適応される保険と思われてしまうかもしれませんが、空路や陸路でも保険対象とされる包括的な保険もあります。 海上の貨物保険を掛けるにはフォワーダーに「保険をお願いします」と一方入れればOKです。 どこからどこまでを保険適応対象とするかはフォワーダーさんにご相談下さい。 海上保険の金額の計算方法をご紹介します。 海上保険の金額は保険会社や掛ける保険の内容にもよるのですが一般的なものでInvoice Value ×110% × 0.3%となります。最低金額は約USD30/timeくらいです。 保険の利率は分かりました。では具体的な計算方法をご紹介していく事にしましょう。 保険会社:A海上保険会社 保険利率:0.3% Invoice Value: USD 20,000 保障適応割合:Invoice Valueの110% 保障適応金額:USD 20,000 × 110% = USD 22,000 保険金額:USD 22,000 ×0.3% = USD 66 最低金額より上なのでこの保険金額が保険会社に支払う金額になります。 冒頭に説明したように、海上輸送ではコントロールが出来ることが少なく、不慮の事故・問題の可能性もあります。 保険金額自体は一般的なものは約0.3%ほどで、最低金額がUSD30くらいです。 あくまで保険なので万が一に備えてのコストとなりますが、可能な限りリスクを理解し、コントロールするのが大切ではないでしょうか。 いかがだったでしょうか。 トラックに載せたら終わりの国内輸送とはことなり、国際物流では貨物がお客様に到着するまでに様々な貨物のダメージリスクが存在します。 そのような状態で全てのリスクをコントロールするのは容易無ことではありません。 万が一の貨物ダメージによるトラブル、またそれを対処する労力と時間を考えた時に、貨物保険に入っておいた方が安心感が全く違 います。 なのでお客様には可能な限り毎回貨物保険に入ることをお勧めしています。 ・TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/

L/C (Letter of Credit)について | 輸送・ロジスティクス

L/C (Letter of Credit)について

L/C (Letter of Credit)について動画で解説 今回は貿易におけるL/Cを使用するメリットと、L/Cの流れについて解説をしていきたいと思います。 貿易取引の中でL/C = Letter of Creditという信用状を使い、銀行を介して輸出入と支払いの一連の手続きが行われることがあります。 L/C案件では、お金の流れと物や各書類の受け渡しの流れが 他の支払い方法による貿易取引とは少々異なります。 今回は貿易業務の基礎となるL/Cを使った取引の流れを一から押さえていきましょう。 L/Cを使用する目的 これまで取引したことがない海外の企業と初めて貿易取引をする時に気をつけなければいけないことがあります。 輸出者の場合、製品の代金が確実に支払われるのか。 また輸入者の場合、代金と引き換えに製品が確実に送り届けられるのか。 初めて取引するの相手の場合、信用や信頼関係が不十分なことも多く、輸出者・輸入者の双方にリスクがあります。 ちなみにですが私もマレーシアの業者からある商品のサンプル 約USD300分を購入するために 代金を先に支払ったけれども製品が送られてこなかったというトラブル経験があります。 この問題の事例はブログ記事に残しているので概要欄にリンクを貼っておきます。 この時は少額だからよかったものの、本取引で金額が大きかったら大変なことになっていました。 このような問題を出来る限り回避する為に使用するのがL/Cです。 L/Cは銀行が発行する信用状で、銀行が輸入者に代わり輸出品の代金の支払いを確約します。 確実な代金回収と確実な貨物の受け取りがL/Cの最大のメリットです。 もし何らかの理由で、輸入者が代金の支払いが不可能になった場合、銀行がその責任を負うことになります。 輸出者にとっては手形の買取がすぐに行われるので、輸出者にとっては確実に支払いが行われることとなります。 そして輸入者にとっては確実に貨物が送られていることが保証され、更に支払いから貨物入手までのタイムラグがないことも特徴です。 L/C案件では、輸入者が代金支払いの後にB/Lを入手します。 その後、B/LとD/Oを交換して貨物を受け取ることになりますが 前払い送金の条件時よりはその期間のずれが短縮されているためリスクが低減されています。 L/Cと銀行 L/Cは銀行が絡んだ貿易取引だと説明しましたが 銀行がどのように関係しているのかをご説明します。 銀行が絡むL/Cのポイント ①製品の輸出手配が行われる前に、銀行が最初に信用状を発行し輸出者に対して支払いを保証する。 ②輸出者から荷為替手形(為替手形+船積書類)の提示があった時点で、銀行が手形の買い取りをする。 ③輸出者は、信用状の内容に従った船積書類を為替手形と一緒に提出しないと、手形の買取がされない。 ④ 輸入者は、手形の代金を支払わないと銀行から船積書類を受け取れず、貨物の引き取りができない。 このように輸出者と輸入者の双方で、貨物と書類とお金に関することを間に入って取り持っています。 L/C取引の流れ では、これから具体的にL/C取引の流れを順番に見ていきましょう。 ここで登場するのは 輸入者 そして 輸入者の取引銀行 輸出者 そして 輸出者の取引銀行 これからご説明する例では日本とタイの取引として 輸出者がタイの会社、そして輸入者が日本の会社とします。 取引の合意 まず日本とタイの会社で取引の合意があり、L/Cを用いた条件での取引が決まります。 銀行へ信用状発行依頼 次に輸入者は、日本で取引をしている銀行に信用状の発行を依頼します。 この時点で銀行は輸入者の支払いの信用状況を審査します。 審査が通れば、輸入者の信用状況に応じて銀行から信用状の発行限度額が決定されます。 その発行限度額の範囲内で信用状が発行されることになります。 輸入者の取引銀行は国を超えて、輸出者の取引銀行に向けて信用状の発行をします。 信用状は、一度発行されると銀行と輸出入者の当事者全員の同意が得られないと 取り消しや変更ができないとして扱われます。 2つの銀行は、暗号コードで銀行間がやり取りできる、また異なる国同士の銀行間で結ぶ、コルレス契約を両者が結んでいる必要があります。 ちなみに輸入者の取引銀行は、信用状を発行する銀行のため、輸出者の取引銀行と区別して「信用状発行銀行」とも呼ばれます。 L/C発行の信用状通知 輸出者へのL/Cが発行されたという信用状通知は、輸出者が取引をしている銀行経由で行われます。 ちなみに輸出者の取引銀行は、信用状の通知を輸出者へ行うことから、輸入者の取引銀行と区別して「通知銀行」とも呼ばれます。 保険証券の提出 インコタームズがCIFやCIPの場合はL/Cに保険条件の記載がされ、保険証券の提出が求められるときもあります。 本船予約、必要書類発行 輸出社はフォワーダー に貨物を輸送するための本船予約をします。 そして輸出者は貨物をローディング、通関手配をして、B/Lを含めた諸々の必要書類を入手します。 B/Lは予約している本船に乗せられてから発行されます。 荷為替手形の提出 輸出者は作成した為替手形と合わせて、入手したB/L・インボイス・パッキングリストなどの船積み書類を添付し、代金を回収するために「荷為替手形」として銀行へ提示します。 このとき、B/Lなどの船積み書類は信用状の内容通りに作成することに注意が必要です。 商品名、条件、輸入者、輸出者の表記などは、事前に通知された信用状の内容に一致していなければなりません。 輸出者からL/C案件で輸出手配依頼があった時点で、フォワーダーは信用状の内容を確認し、各書類が内容と完全に一致しているかチェックが必須となります。 代金回収 銀行は、手形の商品代金を輸出者に支払いします。 このときに、輸出者から提示された船積み書類が信用状の内容と完全に一致していないか銀行からチェックされ、一致していないと支払いがされないことになります。 この時点で、輸出者は商品の代金回収が出来たことになります。 ちなみにですが手形の買取をすることから、輸出者の取引銀行を「通知銀行」だけでなく、「買取銀行」とも呼ばれます。 荷為替手形送付 手形の代金を請求するため、輸出側の銀行(買取銀行)は信用状発行した輸入者の取引銀行へ荷為替手形を送付します。 支払い手続き 銀行は立て替えていた支払代金を輸入者に請求し 輸入者が取引銀行へ代金の支払い手続きをします。 B/L受け取り 輸入者は銀行に代金を支払ってからB/Lを受け取ることになります。 代金支払いを確実に行ってもらうために、代金の支払いと引き換えに、銀行からB/Lが輸入者に引き渡されることになります。 B/L差し入れ、D/O入手 入手したB/Lをフォワーダーに差入れ、貨物引き渡し書類であるD/Oを入手します。 輸入通関手配も終えて、D/Oを港に提示して最終的に貨物の受け取りをすることが出来ます。 まとめ では最後にL/Cの流れを図にしてまとめてみましょう。 ・まず輸入者と輸出者で売買契約が決まります ・輸入者は取引銀行にL/Cの発行依頼をします ・輸入側の銀行が輸出側の銀行へL/Cを発行します ・輸出側の銀行から輸出者へL/C発行の通知があります ・輸出者は貨物の船積み手配をフォワーダーに依頼します ・貨物が本船に搭載されB/Lが発行されます ・輸出者はB/Lや必要書類を輸出側の銀行に提示します ・輸出側の銀行は輸出者からB/Lを含んだ荷為替手形を買い取ります ・輸出側の銀行は輸入側の銀行にB/Lを含んだ荷為替手形を送付します ・輸入側の銀行が輸入者に請求をします ・輸入者は支払いと引き換えにB/Lを入手します ・輸入者はB/Lをフォワーダーに差入れD/Oを入手します ・輸入通関も完了し、D/Oを港に差入れて貨物を引き取ります このような流れになります。 L/Cを使用した取引は、輸出者・輸入者双方にとっていくつかのメリットがあります。 そのメリットを活かした取引をスムーズに進めるためには、手配時に船積書類の作成に注意を払うことが最も重要となります。 L/Cを使った取引では書類の記載で不一致が生じてしまえば、大きな問題になったり支払いの遅延を生じさせる場合もあります。 手配する場合には今回説明したL/Cの流れを理解し、各関係者がより慎重に取り扱っていく必要がありますので、今回のL/Cの流れの解説がお役に立てれば幸いです。 ・TwitterでDMを送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedInでメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/