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貿易コラム

HMM スト回避!賃金交渉は会社よりで妥結。 | 物流ニュース・物流ラジオ

HMM スト回避!賃金交渉は会社よりで妥結。

どうもこんにちは飯野です。今日もイーノさんの物流ラジオを始めていきたいと思います。 今日のテーマは韓国の船会社HMMの賃金交渉が妥結したというニュースについてのお話です。 韓国のHMMで労働組合が労働環境の改善と賃金アップを訴え、ストライキの賛否投票をしたところ組合員から92%の賛成投票がありました。 もし要求が受け入れられなかったら組合側では船員が釜山港で全員降りてストをするとのことでした。 しかし、9月1日の午後から始まった交渉は18時間もの時間を要し、会社側と労働組合で交渉を妥結することになります。 2021年9月3日イーノさんの物流ラジオ .standfm-embed-iframe { height: 190px; } @media only screen and (max-device-width: 480px) { .standfm-embed-iframe { height: 230px; } }   当初の提案と要求 【会社側の提案】 ・賃金アップ:8% ・激励金+生産報奨金:5ヶ月分 【労働組合側の要求】 ・賃金アップ:25% ・成果金:12ヶ月 【交渉の妥結内容】 ・賃金アップ:7.9% ・成果金:6.5ヶ月 これを見る限りはかなり会社の提案よりな妥結です。 HMM会社の提案に近い妥結 この労働交渉に関連して、MSCというスイスの船会社が労働者側に2.5倍の賃金でオファーをしていて、8月22日時点で317人が離職したという情報がありました。 そういう状況にもあるにも関わらず、会社の当初の提示に近い形でまとめたHMMは凄いなという印象です。とにかくストを回避できたということで、これ以上の物流混乱にならなくて安心をしております。 Kアライアンス発足 そして関連ニュースです。9月1日に韓国の船会社5社で「Kアライアンス」を組むというニュースがありました。この5社の船会社は、HMM、SM商船、チャングム商船、パンオーシャン、フアン海運。全て韓国の船会社です。 アライアンスとは そして船会社のアライアンスとは、簡単にいうと複数の船社による共同配船です。コンテナ船1隻を作るのには莫大な費用がかかり、1社だけで世界各地への航路網を広げるのは非常に困難です。 特に大型船の運行がポイントです。1隻で2万TEUものコンテナを輸送出来る大型船では、複数の船会社がコンテナスペースを共有する方が、効率的にスペースが埋められます。 更に重複航路がある場合、各社での出血競争を避けることが出来きます。 長距離航路でもメリットがあります。中堅船会社では長距離航路に対しては充実したサービスが提供が難しいですが、HMMは世界第8位の船会社です。 HMMと共同運行をすることで、その他の4社も各社顧客に長距離航路への安定サービスが提供出来るというメリットがあるのです。 このKアライアンスの実施日は2022年の第2四半期からになります。 まとめ HMMは労働組合をまとめたり、来年以降の戦略も組み立てました。 船員の補充やアライアンスの調整などはあるかもしれませんが、今後のHMMの躍進が始まるかもしれません。同社の今後の動きに注目です。

USウォルマート、サプライチェーンに20,000人の正規雇用 | 物流ニュース・物流ラジオ

USウォルマート、サプライチェーンに20,000人の正規雇用

.standfm-embed-iframe { height: 190px; } @media only screen and (max-device-width: 480px) { .standfm-embed-iframe { height: 230px; } }   どうもこんにちは飯野です。今日もイーノさんの物流ラジオを始めていきたいと思います。 ウォルマートが北米のサプライチェーンオペレーターに2万人を正規雇用するというニュースがウォール・ストリート・ジャーナルの物流セクションの記事でありました。本日はそれについてお話をしていきたいと思います。 世界最大の小売店 ウォルマート まずアメリカのウォルマートですが、世界最大の小売チェーンで世界27ヶ国に今展開しています。 2021年1月末時点 ・総店舗数が1万1400店舗 ・北米国内:5,339店舗 品揃えが豊富で安い ウォルマートには本当に何でも売っています。 食品、お酒、健康関連商品、日用品、おもちゃ、家電、アウトドア、車関連商品、クラフト品など。ショッピングモールが一社で運営されているような感じです。 だから大量に仕入れることが出来て、価格がとても安い。オーガニック食品・商品であってもお手頃価格で販売されています。 2021年、ウォルマートの採用戦略 なぜ正社員で2万人も雇うのか?それは今年のホリデーシーズンに向けて労働者の獲得競争が過熱していくからです。特にアメリカのネット通販 最大手のAmazon。同社も倉庫業務のスタッフが必要で人材確保に乗り出しているのです。 通常であれば季節労働者の採用になりますが、今年のサプライチェーンでは大きな乱れが予想されます。 なので早めに人材を確保しなければいけません。一般的に急に人材獲得をしようとすると、大きな賃金アップに繋がります。今回の大量採用は「オペレーション」と「賃金の安定」の両方の側面を考慮したものでしょう。 ウォルマートのサプライチェーンオペレーター 今回採用される2万人はウォルマートのディストリビューションセンター、フルフィルメントセンター、輸送オフィス、オーダーピッカー、貨物の受け取り人、フォークリフトのオペレーターなど。オフィス業務や倉庫業務の人たちです。 ウォルマートのサプライチェーンスタッフの平均時給は約20.27ドル。更にコロナの予防接種で150ドルの特別ボーナスが支給され、ホリデーシーズンでのボーナスも支給するとのこと。とても手厚い待遇だと思いました。 ウォルマートのeコマース ウォルマートは店舗というイメージが強いかもしれませんが、コロナの流行以降はeコマースにも力を入れています。去年ではeコマースサプライチェーンの為に季節労働者を2万人採用しました。 しかし今年の第2四半期から成長が鈍化していきます。アメリカではワクチンの接種が早かったので、消費者がネットではなく店舗での買い物に戻っていった模様です。とはいえ、eコマース販売は前年比で5.2%も伸びており、消費者の購買方法の変化には合わせていく必要があるでしょう。 まとめ ウォルマートは今後のアメリカの経済回復が堅調な維持をすると見込んでると考えられます。今年ほどのサプライチェーンの乱れはないにしても、2022年も国際物流やサプライチェーン物流の業界は今年に引き続き好況になるかもしれません。

2021年9月の海運市況の予測。北米向けピークで運賃上昇、スペース逼迫。 | 物流ニュース・物流ラジオ

2021年9月の海運市況の予測。北米向けピークで運賃上昇、スペース逼迫。

どうもこんにちは飯野です。今日も飯野さんの物流ラジオを始めていきたいと思います。 .standfm-embed-iframe { height: 190px; } @media only screen and (max-device-width: 480px) { .standfm-embed-iframe { height: 230px; } }   今日のテーマは9月の海運市況の予測です。上海港運交易所(SSE)が上海からの海上輸送の指標をこの様に発表しています。 9月の上海-北米向け海上運賃 上海 - 北米東海岸:USD 11,138/40’ 上海 - 北米西岸:USD 5,949/40’ 現在は東海岸向けの運賃の値上がりが大きいです。 その理由としては、北米の西海経由での内陸への鉄道輸送がパンク状態にあるからです。その為、海上輸送で東海岸まで海上輸送し、東から内陸には運ぶ流れになっています。 弊社でも8月は北米向けのスペースが割と取れていた方なのですが、9月はスペースが取りにくくなってきました。現在船会社と交渉中ですが、何とか頑張ってスペース確保をしていきたいと思っています。 中国-北米向けピークシーズン 中国から北米向けへの輸送は 通常9月〜10月1日の国慶節前まで、クリスマス商戦物流が本格的になります。 中国のサプライヤーとしても国慶節前に貨物を出し切りたい、クリスマス商戦に間に合わせたいので、9月の物量はとても多く、国際物流もヤマ場を迎えると私は予想しています。 インド - カラチ港向けのスペースがない その他にインドのカラチ向けへの海上輸送に変化が見られました。8月末からカラチ向けの問い合わせが増えてきており、海上運賃やスペースの確認したら、多くの船会社で9月の利用可能なスペースはゼロとのことでした。 普段使っている船会社で何とかスペース確保出来たとしても、海上運賃が倍の価格だったんです。 アフガニスタンの影響か? なぜインドのカラチ向けでスペースがないのか?もしかしたらアフガニスタンが影響があるかもしれません。先日のラジオ放送でもアフガニスタンの物流についてお話をしましたが、インドからの輸送ルートとしては以下になります。 1. インド:カラチ港 2. イラン:Bandar-e ʿAbbās港 3. アフガニスタン:カブール 詳しくはこちらの音声をお聞きください。 今後どうなる!?アフガニスタンの物流について。 アフガニスタンの現状を考えると船会社も、カラチ港にコンテナを集めたくないのかもしれません。 まとめ 北米向けのクリスマス物流が本格化していきますので、9月には中国により多くのコンテナが集まっていくでしょう。その為、各地でコンテナ不足、スペース不足などが懸念されます。 この9月にピークを迎え、その後は混乱の調整をしていくことになると思います。その他、世界情勢も日々変化していきますので常に物流情報をアップデートしていく必要があります。

2021年、異例の北米クリスマス商戦!サプライチェーンの混乱に。 | 物流ニュース・物流ラジオ

2021年、異例の北米クリスマス商戦!サプライチェーンの混乱に。

どうもこんにちは飯野です。今日のテーマはアメリカのクリスマス商戦の物流についてです。 .standfm-embed-iframe { height: 190px; } @media only screen and (max-device-width: 480px) { .standfm-embed-iframe { height: 230px; } }   ウォール・ストリート・ジャーナルの物流セクションの記事を見てたら「今年はクリスマスが早くきている」という見出しの記事がありました。アメリカのEコマースの物流会社のRadialという主に倉庫作業をしている会社からの話です。 アメリカのクリスマス商戦について まずアメリカのクリスマス商戦について解説をしていきたいと思います。 【アメリカのクリスマス商戦のスケジュール】 ・Thanks Giving Day:11月第四木曜日(祝日) ・北米のクリスマス商戦: Black Friday 〜 クリスマスまで ブラック・フライデー セール 例年11月の第四木曜日にThanks Giving Dayという祝日があります。その翌日をBlack Fridayと言い、アメリカで最大のセールが行われるんですよ。 ここでは目玉商品とかがあり、例えば大型テレビが凄い安い価格で売られていたりします。そのブラックフライデーからクリスマスまでの、約1ヶ月間がセール期間でアメリカのクリスマス商戦期間となります。 2021年のブラック・フライデー しかし今年のブラックフライデーは少し違います。アメリカの小売最大手のウォルマートが11月に3回BlackFridayセールを実施するとのこと。 なぜかというと、今年コロナのデルタ株がアメリカでも流行ってきていて、感染対策をしないといけません。消費者たちが店内で密になることを避け感染拡大を防ぐためです。 北米向けの貨物増加の理由が判明 ここで、なぜアメリカ向けの貨物がこんなにも増えているのが分かりました。 バイデン政権が国民に給付金を配ったりなどしてアメリカで景気が回復してきています。それ以外にも販売者側がセール期間を伸ばしたりして、市場を刺激していたのです。 このようにセール期間が長いと、小売側も在庫を確保しないといけませんよね。その為に輸送量が増えていたのです。 消費者の購買方法の予測が難しい アメリカの倉庫物流の話に戻りますが、今年のクリスマス商戦予測が難しいと言われています。なぜかというと、消費者がどこで消費をするのかが例年とは違い見えにくくなっているからです。 店舗で購入する、ネットで購入するのか?もしくはMixもあり得ます。 Mixとは①オンラインで買って店舗で受け取る。②店舗で試着をしてオンラインで買う、などです。 在庫調整が難しい これによる問題は在庫をどこに置くべきかの判断が難しいことです。店舗で売れるのか、オンラインで売れるのか。Eコーマスや倉庫会社としては悩ましい問題です。 消費が早まるかもしれない 更に消費者も例年とは違う状況だから、お目当ての商品の欠品を恐れて、早めに購入するかもしれません。そういう意味で今年はクリスマスが早く来ているという物流関係者の話になります。 倉庫ワーカーの確保が難しい そして倉庫業者からしたら、季節労働者の倉庫ワーカーの確保が難しくなります。コロナの影響もあって集まりにくいかもしれません。また他の会社も今需要が伸びてるからワーカーの取り合いとなり、賃金をアップが必要になるかもしれません。 まとめ 今回のニュース見て、物流の流れは市場経済の流れとも連動しいて本当に面白いなと思いました。 市場経済の動きが流れが分かると、今後の物流の流れもなんとなく予想ができるだけでなく、今回のように情報の裏取りも出来ます。随時マーケット情報を発信していきたいと思います。

HMMの船員がストを実施か!?労働環境や船員不足の背景を説明します。 | 物流ニュース・物流ラジオ

HMMの船員がストを実施か!?労働環境や船員不足の背景を説明します。

どうもこんにちは飯野です今日も飯野さんの物流ラジオを始めていきたいと思います。今日のテーマは韓国の船会社のHMMがストライキ突入か!?についてです。 .standfm-embed-iframe { height: 190px; } @media only screen and (max-device-width: 480px) { .standfm-embed-iframe { height: 230px; } }   8月23日に韓国のHMMの労働組合がストライキへの賛否投票を行い、なんと92%が賛成するというニュースがありました。改善がなかったら、釜山港で船員が集団下船する意向を述べています。 HMM(韓国)について ますHMMについてまず最初に説明させて頂きます。HMMは日本語でいう現代商船という会社で、英語ではHyundai Marchant Marineと言います。 2016年に現代グループから離れたものの、韓国最大の船会社です。そしてコンテナ取扱量が世界8位の大きな船会社です。 韓国のコンテナ船マーケット 韓国の国際コンテナ船マーケットのプレイヤーもご紹介しましょう。 ・Hyundai ・Namsung ・KMTC ・Sinokor ・Hueng-A の5社があります。 そして2017年にHanjinが倒産し、船会社としたら激戦マーケットという印象です。 HMMの労働環境 今回はなぜストにまで発展しようとしているのか?これはHMMの労働環境が問題なのです。 守られていない船員法 HMMの労働環境がどのように問題だったのか?まず船員法では船員は乗船後、最大6ヶ月まで船に乗って仕事をすることになっています。しかし、これが守られていませんでした。1年くらい船の上で生活・仕事をするという労働環境でした。 上がらない賃金 そして船員の賃金が6年間据え置きで、ずっと給料が値段が上がっていませんでした。 船員の人材不足とコロナ さらにコロナのPCR検査証明がないと船員は船に乗ることができません。なのでその証明書がない船員は乗船できず、船に乗ってる船員は降りれないという状態でした。 HMMの労働環境の背景 このようなことが起こった背景は2010年から2020年までの10年間、Hyundaiは通年で営業赤字だったんです。 2020年では9807億ウォン(921億円)の営業利益が出てるんです。また今年2021年の上期上期でも増収増益が出るようになりました。しかし、それまでの10年間は営業利益がずっと赤字だったんです。 10年間営業利益が赤字だから労働環境が悪くて訳ではありません。 そして、このタイミングで船員が賃金交渉し、労働環境も何とか改善しましょうとストライキ実施に対して賛成が90%以上あります。 会社側の条件提示 賃金アップ:8% 激励金:300% 生産奨励金:200% 激励金と生産奨励金で賃金の5ヶ月分です。 組合側の要求 賃金アップ:25% 成果金:1,200% これが拒否されると船員が集団下船すると交渉をするとのことです。 MSCがHMMの人材確保へ ここで別の国の船会社からアプローチがあります。このHMMの船員たちに向けてスイスのMSC(世界2位)が2.5倍の賃金で交渉しているとのこと。 現在MSCは人材確保に動いています。昨今の船会社では新しい船を発注しており船員不足も課題の一つです。MSCはHMMの航海士、甲板員、調理師をリクルートしています。 その為、実際にストライキにならなかったとしても、HMMの船員は減るんじゃないかなと思います。 9月1日にHMMの労働組合と会社側で再交渉がありますが、今後の注目ポイントです。

貨物保険の基礎!貨物保険を申し込みするタイミングは? | 輸送・ロジスティクス

貨物保険の基礎!貨物保険を申し込みするタイミングは?

貨物保険の基礎!貨物保険を申し込みするタイミングについて動画で解説 どうもこんにちは飯野です。 前回に引き続いて今回も貨物保険について解説をしていきます。前回は貨物保険の用語説明や保険料の計算について解説をしました。 まだ見ていないという方の為に概要欄にリンクを貼っておきますので、是非ご覧になってください。 動画で見る:貨物保険の基礎について解説!保険金額や保険料の計算方法 記事を読む:貨物保険の基礎について解説!保険金額や保険料の計算方法 第二回! 貨物保険の基礎知識 今回は ・保険の種類 ・申し込みのタイミング ・貨物事故が起こった時の対処法 について詳しく解説をしていきます。それではいってみましょう。 貨物保険の種類 貨物保険には個別保険と包括保険の2種類があります。 個別保険では船積みの度に個別に付保するものです。船積みをしたら毎回、保険会社に申し込みをする保険です。そのためかけ忘れに注意しなければなりません。 一方で包括保険は、年間の船積み予定の貨物の種類、輸送手段、輸送区間を最初に保険会社に伝え、実際の輸送分に月単位でまとめて保険をかけるものです。 まとめて保険をかけるものの、輸送後には個別の輸送内容を保険会社に連絡する必要があります。この包括保険はかけ忘れが防げるので、継続的に輸送がある場合はこちらが便利です。 インコタームズの確認 保険の手配をする前にインコタームズを確認しなければいけません。 インコタームズによって、既に保険が含まれている契約か、含まれていない契約かを確認する必要があるのです。 例えば、輸入の貨物でFOB契約であれば、輸入者が保険を掛ける必要があります。しかしCIFであれば既に保険は輸出者がかけている契約なので、保険を申し込む必要はありません。 CIFの場合は輸入地に到着してから配送先までの国内貨物保険は、輸入者が申し込む必要があります。 しかし、これがDDPなどでは輸出者が保険手配をしてくれる場合もありますので、事前にしっかりと確認をしておく方が良いでしょう。 保険を申し込みするタイミング 保険の申し込みの時期は輸出であれば、船積み予定の本船が決まれば付保することが出来ます。 輸出は船積み前に付保の手続きをする ということを覚えておきましょう。 輸入の時は船積みされる前に連絡が来て付保出来ればいいのですが、船積みした後にB/Lなどの書類が送られてきて本船が確認できることが殆どです。 遅くても輸入地での本船入港前に付保しておきましょう。 貨物保険の適用を依頼する方法 もし事故が発生したらどうしたらいいのでしょうか? まずは、保険会社に連絡をします。それから保険証券、保険請求書、B/Lのコピー、インボイス、ダメージが記載されているデバンニングレポート、事故通知書(クレームノーティス)を揃えましょう。 事故の際の写真なども必要になることがあります。フォワーダーにこれらの書類を頼めば揃えてくれるので相談してみましょう。 まとめ これまで2回にわたり貨物保険について解説してきました。貨物保険は国際輸送のリスクを考えると、掛ける方が良いと私は思います。 今回ご紹介した貨物保険を申し込むにあたり、申し込みのタイミングは重要です。 付保するタイミングは、輸出だと貨物が本船に積み込まれる前。輸入だと本船が港に到着する前になります。忘れずに手続きをしておきましょう。 これまでの貨物保険の基礎知識の内容を理解すれば、ご自身で保険を手配することが難しくないことがご理解出来たのではないでしょうか。 この動画では国際物流に関する情報を随時発信していますので、チャンネル登録がまだの方は、動画終了後に是非とも登録をお願いします。 また次の動画でお会いしましょう!ありがとうございました! ・Twitter で DM を送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedIn でメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/ お問い合わせは「ツイッター」と「LinkedIn」のみで承っております。

なぜ日本にコンテナが集まらないのか⁉︎原因を解説しました。 | 物流ニュース・物流ラジオ

なぜ日本にコンテナが集まらないのか⁉︎原因を解説しました。

どうもこんにちは飯野です。本日も飯野さんの物流ラジオをお届けしていきたいと思います。 .standfm-embed-iframe { height: 190px; } @media only screen and (max-device-width: 480px) { .standfm-embed-iframe { height: 230px; } }   今日のテーマは日本でのコンテナ不足について。今日、海事新聞を見てたら一面で「日本にコンテナがありません」というニュースがありました。 日本発、北米向け コンテナ輸送が昨年同月比で13ヶ月連続上昇 現在の日本のコンテナ輸送の状況なんですが日本発北米向けのコンテナ輸送が昨年同月比で13ヶ月連続上昇しています。 昨年は確かにコロナ真っ盛りだったから昨年に比べると、もちろんその輸送量は増えてると思います。とはいえ、アメリカの景気回復がどんどん進んでいる状況です。 そして、この日本のコンテナ不足なんですが、去年の12月や年末年始でもコンテナがほとんど足りなかったことがありました。それは去年の12月あたりで、世界中でコンテナ不足が発生していて 日本もコンテナがなかった状態なんですよね。 それが徐々に回復していき、日本にもコンテナがどんどん集まっていくようになっていきます。 そして8月末現在。コンテナが足りなくなってるのですが、なぜ日本にてコンテナ不足が再度 起こっているのかについて、もう少し深堀をしてお話していきます。 欧米のクリスマス商戦に向けて、コンテナやスペース不足 現在は欧米のクリスマス商戦に向けてコンテナとスペースが足りなくなってきています。その足りなくなってきてる理由の一つが、中国です。中国から欧米向けの海上運賃が今は高騰してるんですよね。 上海から西海岸のロサンゼルス向けで20フィートで、1万ドルを超えたりもしてるんです。 そうなると船会社も中国を優先することになります。船会社としても中国にコンテナを送った方が儲かるじゃないですか。そういう意味では、日本が中国にコンテナを買い負けてるという状態になっています。 北米向けの運賃比較(横浜発&上海発) 数字で言うと、北米向けの運賃比較の場合、横浜発と上海発では上海発の方が横浜発より1〜2割高いです。 欧州向けの運賃比較では上海発の方が2割〜4割高いです。 日本への輸入量自体も減っている また日本への輸入量自体も減ってることも影響しています。大手荷主の輸入量が減っています。例えば先日、トヨタが4割減産しますというニュースがありました。そうなるとパーツの輸入が減ることになります。 また、東南アジアからの輸送自体も減っています。 例えばタイ、ベトナム、インドネシアで今現在コロナが感染拡大していますよね。工場が稼働していない所もありますし、物流でも海上運賃が高騰しています。 そして、単価が安い商品だったら東南アジアから日本への取引は値段が合わないっていうような状況でもあります。例えばタイから日本に向けてのコンテは輸送は1,000ドル/40’を超えています。 一つあたりの単価がすごく安く、かさばるような商品だと、日本へ輸送しても全然利益が出ないケースもあります。日本で売値は簡単に上げられない問題もありますので。そうであれば、日本側でも仕入れ自体を控えるというような状況でもあります。 日中航路 8月末からCICが倍額に 更にこのような状況なので、日本と中国の航路で8月末からのCICが倍増しています。CICはコンテナ・インバランス・チャージです。 輸出入でコンテナのバランスの不均一を解消するためのサーチャージです。これが寧波から北の港、上海も含めて、日本向けのCICが上がっているんです。 日本の輸入者はCICを払わないといけません。そしてその金額は倍額です。 上述したように船会社にとっては、中国にコンテナを集めて欧米に送った方が儲かります。しかし、日本にコンテナを送ると中国に比べて利益が少なくなります。 でもとはいえ、中国から日本への物流コンテナを止めてしまうと問題になるので、中国ー日本間のコンテナ輸送がなくなることはありません。しかし、それだと船会社は儲からないので、CICを倍にして、利益を少しでも確保しにいっています。 日本の物価が上がらない問題 こうなると船会社にとっては日本のマーケットは魅力がないように見えてしまいます。 これは以前からありましたが、日本のマーケットでは荷主さんの立場が強くて船会社やフォワーダーが高い運賃を持ってっても受け入れてもらえませんでした。 そうなると船会社も日本で全然高く売れないから、中国にコンテナを集めるようになっているんです。 日本でデフレが続いており、今でもその物価が上がっていません。その物価が上がらない理由にはこういう問題が影響してると思います。 日本が中国にコンテナを買い負けてる状態なので、物流も不安定になっています。送りたくても、コンテナがないから送れない状態です。そういう意味で日本の国際競争力も更に落ちていくんじゃないかなと私自身も心配してます。 現在私はタイに住んでいます。コロナがマシになったら日本に一時帰国してみようかなと思ってるのですが、ホテルや食事など色々と調べてみてもやっぱりね安いなと思います。 コスパが良いと喜んではいられません。これからは日本の物価がどんどん上がっていくようになっていったら良いなと心から思っております。

貨物保険の基礎について解説!保険金額や保険料の計算方法 | 輸送・ロジスティクス

貨物保険の基礎について解説!保険金額や保険料の計算方法

国際輸送で貨物保険をかけるべきか迷っていませんか? 国際輸送では予想がつかないトラブルが起こる可能性があり、貨物が損傷した場合の損害は大きくなります。貨物保険は、輸送中の事故や危険をカバーする重要なリスク管理手段です。 今回は貨物保険の基礎知識について解説をしていきます。保険金額の計算方法、保険料率、保険範囲など、貨物保険を手配する際に必要な知識を学びましょう。 この記事でわかること 貨物保険の基本的な仕組みと、国際輸送でカバーされるリスクの範囲 保険金額(CIF価格×110%)と保険料(保険料率0.3%〜0.5%)の計算方法 全損と分損の違い、全危険担保など保険の種類と選び方 保険申請時に必要な用語と準備すべき情報 貴社の貨物に最適な保険プランをご提案します。まずは貨物の種類と輸送ルートをお知らせください。 貨物保険を相談する 貨物保険の基礎について動画で解説 どうもこんにちは、飯野です。 貨物保険は貨物が全く問題なく輸送されれば必要ないかもしれませんが、国際輸送では予想がつかないことが起こる可能性があり、保険はかけておくことをお勧めしています。 貨物保険をかけることを日本語では付保といい、貨物保険の基礎知識を学べるように2回にわたって説明していきます。 第一回 貨物保険の基礎知識 1回目は 貨物保険とは 貨物保険の用語 保険料について について詳しく解説していきます。 この付保のポイントを理解することで、貨物保険の手配がスムーズに出来るようになります。それでは、いってみましょう。 貨物保険とは? 貨物保険は輸出入貨物を対象にして、その輸送中に起こる様々な不測の事故や危険をカバーするためにかける保険です。 国際輸送では、国内輸送よりも輸送距離が長く積み替えなどもあるので、輸送中に貨物のダメージやトラブルが起こる可能性が高くなります。 それでは貨物保険では、どのような問題において適用されるのでしょうか? 船の上でのコンテナの水濡れはもちろん、コンテナからトラックに積み替えるときの人為的なミスであっても保険のカバーの対象になります。 保険会社に申請する 保険契約をするには保険会社の所定の申込書に記載をして、申し込みします。保険の申込書に記載する為に必要な、貨物保険の基本的な用語を確認していきましょう。 保険金額 まず保険金額(Insured Amount)です。 これは万が一の事故の時に保険金として支払われる最高限度の金額です。保険金額は通常インボイスに記載されているCIF価格の110%の金額となります。 保険料 次に保険料 (Insurance Premium)。 これが保険会社に支払う金額です。保険料は保険金額に保険料率(約0.3%〜0.5%)を掛けて計算します。 保険料率は航路、品物などによって変わります。また1件あたりの最低金額は約3,000円(USD30)程度です。 地域によっては加算事項として、戦争中における戦争危険料率やストライキ危険料率などがあります。 保険範囲 保険の範囲も忘れてはいけません。保険の対象貨物の損害が全部にわたる全損、貨物の一部分に損害が認められる分損に分けられます。 全損や分損のすべての損害に対して補償される全危険担保の保険や、全損のみに補償されるものなど、どこまでのリスクをカバーするかによって保険の種類が異なります。 カバーされる対象が多いほど保険料が高くなる仕組みになっています。 その他の必要事項 これらは保険会社に申請する時に必要な用語ですので覚えておきましょう。 その他には、貨物の向け地、輸送方法、インコタームズ、インボイス金額、品名なども必要になります。 貨物保険の計算方法 ここで一緒に貨物保険を計算してみましょう。 例としてタイから東京まで機械を輸送するとします。輸送の条件は次の通りと仮定します。  機械自体の金額がUSD 10,000  工場からバンコク港までの輸送費用や通関などの諸経費がUSD500  バンコク港から東京港までの海上運賃をUSD1,000とします 保険金額はCIF価格×110%でしたね。 CIF価格の計算方法は、製品代金に輸入地までの全ての輸送費用を足したものです。 そうすると、このような計算式になります。 製品価格 USD 10,000 + タイ国内費用 USD 500 + 海上運賃 USD 1,000 x 110% = USD 12,650 万が一事故が起こった場合で、機械が全く使用できない全損と認定された場合はUSD12,650が保険会社から支払われることになります。 保険料の計算方法 次に保険会社に支払う保険料を計算してみます。 保険料 = 保険対象金額 × 保険料率です。 この場合はUSD12,650 × 保険料率(0.3%~0.5%)となります。 保険料率が0.3%だとすると、USD37.95になります。最低金額のUSD30より多いので、こちらを保険料として保険会社に支払うことになります。 貴社の貨物価格と輸送ルートに応じた保険プランをご提案します。保険金額の算出から手配までサポートします。 保険手配を相談する まとめ この記事で押さえておきたいところ 貨物保険は輸送中の水濡れや人為的ミスなど、様々な不測の事故をカバーする 保険金額はCIF価格×110%、保険料は保険金額×保険料率(0.3%〜0.5%)で計算 保険範囲は全損のみカバーするものから、全危険担保まで選択可能。カバー範囲が広いほど保険料は高い 保険申請には貨物の向け地、輸送方法、インコタームズ、インボイス金額、品名などの情報が必要 今回は貨物保険の基礎知識について解説しました。貨物保険は万が一のリスクに備えるためのもので、国際物流では必要なものです。 国際輸送では長距離移動と複数回の積み替えにより、国内輸送よりもトラブルのリスクが高まります。適切な保険プランを選ぶことで、安心して貨物を輸送できます。 この記事で貨物保険の基礎知識を身につけて、正しく貨物保険の手配を出来るようになりましょう。 国際輸送で貨物保険をご検討の方へ。貨物の特性と輸送ルートに応じた最適な保険プランをご提案し、手配から申請までサポートします。 保険手配を相談する このブログでは国際物流に関する情報を随時発信しています・ 動画でも配信しておりますので、チャンネル登録がまだの方は、是非とも登録をお願いします。  

海運業界の脱炭素!LNG/水素/アンモニア/メタノール船舶燃料の特徴について | 輸送・ロジスティクス

海運業界の脱炭素!LNG/水素/アンモニア/メタノール船舶燃料の特徴について

海運業界の脱炭素!LNG/水素/アンモニア/メタノール船舶燃料の特徴について動画で解説 どうもこんにちは飯野です。 今回は海運業界における脱炭素燃料の現状についてお話していきたいと思います。 脱炭素という言葉は昨今のニュースで毎日出てくる、各業界でのホットなキーワードです。世界中の各企業によって、地球環境の為に CO2を始めとする温室効果ガス(GHG)の排出削減に向けて様々な取り組みが日々行われています。 海運業界の脱炭素 それは海運業界においても同じです。国際海事機関(IMO)は2050年までに船舶から排出される温室効果ガスを50%以上削減すると目標に掲げました。 その目標を達成する為に海運業界では船舶燃料の見直しが始まっています。 今回は海運業界の脱炭素に向けた次世代燃料を紹介し、それぞれの現状や課題について解説していきたいと思います。 それでは言ってみましょう。 IMOが掲げる脱炭素の目標 まずIMOが掲げる脱炭素への移行には、3段階あるとご理解ください。 1.2030年までにGHG排出量を40%以上削減する 2.2050年までにGHG排出量を50%以上削減する 3.今世紀中にゼロにする このように段階的に目標が分かれているので、 2021年の現在から 短期目標として2030年までに実行する施作 中期目標として2050年までに実行する施作があります。 現在の船舶燃料の課題 現在、船舶燃料には重油が使用されています。 物流・海運業界で働いている方なら2020年1月より義務化された、低硫黄重油のことは聞いたことがあると思います。LSSというサーチャージとして日頃の実務で身近なものですよね。 低硫黄重油はPM2.5の大気汚染対への対策だったのですが、今回のテーマは地球温暖化に繋がる温室効果ガスです。低硫黄であろうと重油であればCO2が排出されてしまうので、別の燃料に変えましょうという流れが起きています。 注目の次世代燃料 その次世代燃料として特に注目されているのがLNG(液化天然ガス)、アンモニア、水素、そして最近ではメタノールも挙げられています。 変えるのは燃料だけではありません。これらの燃料への切り替えにあたり、エンジン、燃料タンク、燃料供給インフラも一緒に変えていかなければいけないのです。 これらを交えて各燃料について解説していきます。 LNG(液化天然ガス) まずLNG(液化天然ガス)です。LNG燃料は船舶燃料として既に実用化されています。 CO2削減効果は重油と比べ約26%削減、Sox(硫黄酸化物)はゼロに、Nox(窒素酸化物)は約30%削減できると言われています。 しかし、LNGをエンジンで燃焼した時に、未燃焼メタン(メタンスリップ)が漏出するとされています。メタンスリップはCO2の約25倍の温室効果があります。家畜としての牛がメタンを出すので、同じく問題とされていますよね。 まだメタンスリップ抑制に対する規制がないので、今後IMOがメタンスリップに関わる国際基準を作っていくことが想定されます。 アンモニア 次にアンモニアです。アンモニアはこれまで主に肥料として使われて来ましたが、近年になって燃料への用途が注目されています。肥料用としてアンモニアは一般的に流通しているので、輸送と貯蔵のノウハウが確立されているのが特徴です。 アンモニアを使うとCO2排出量はゼロになりますが、アンモニアを燃料として使う燃料エンジンがまだ開発されていません。 アンモニアは燃えにくいため、効率よく燃焼させる為の技術が必要なことと、CO2の約300倍の温室効果があるN2O(亜酸化窒素)の発生対策が必要になります。 また体積が重油に比べると2.7倍と大きく 、燃料タンクが大きくなってしまい 輸送スペースが減ってしまいます。貨物輸送では効率化が非常に重要なので、ここも見逃せないポイントです。 またアンモニア自体が毒性、腐食性の危険物なので取り扱いの安全性にも注意しなければいけません。 水素 そして水素です。水素燃料は自動車でも注目をされていますよね。水素を燃焼してもCO2、Soxは排出されませんが、Noxが発生する為これを抑える技術が必要です。 水素もアンモニアと同様で船舶用の燃料エンジンがまだ開発されていません。水素を液体として保管・貯蔵するには-253度に冷却する必要があり、また更に体積も大きく重油の4.5倍もあります。その為 燃料タンクが必然的に大きくなります。 そしてアンモニアとは逆で、水素は非常に燃えやすいので燃焼速度が速く、高い燃焼抑制技術が必要になります。それに加え、輸送や燃料供給のインフラ設備もまだまだな状態です。 メタノール そして最後にメタノールです。メタノールは天然ガスや石炭、再生可能エネルギーなどから生産可能で、燃焼した場合 CO2は10%削減、Soxはゼロ、Noxは30%削減されると言われております。 CO2削減については天然ガスなどを原料にした場合はそれほど効果が見込めませんが、再生可能エネルギーから作ったものであれば、大幅にCO2が削減されるとのことです。 既に船会社大手のマースクが業界初のメタノール使用のコンテナフィーダー船を発注したと先日ニュースになっていました。そういう意味でアンモニアや水素に比べて早く導入が進んでいく可能性があります。 各燃料の特徴まとめ それぞれの燃料の特徴をまとめるとこのようになります。 ・LNG 利点:CO2削減約26%、導入実績あり 課題:メタンスリップ(温室効果:CO2の25倍)が発生 ・アンモニア 利点:CO2発生ゼロ、肥料用として輸送・貯蔵ノウハウあり 課題:難燃性、N2Oの発生(温室効果:CO2の300倍)、体積2.7倍、毒性 ・水素 利点:CO2発生ゼロ 課題:高い燃焼抑制技術が必要、体積4.5倍、貯蔵技術・インフラが未整備 ・メタノール 利点:CO2大幅削減(再エネ生産時)、導入実績あり 課題:体積2.4倍、LNGと比べると割高 それぞれの燃料に特徴があり、また今後の技術開発も大きなポイントとなっています。 船会社による脱炭素に向けての動き まず短期目標である2030年のGHG40%削減に向けて、現在 各船会社はLNG船を発注しています。 コロナによるコンテナ不足・スペース不足の問題で 昨今大きく利益を上げていると話題の各船会社ですが、次々に設備投資をしている印象です。 アンモニアや水素はこれからの技術開発が注目のポイントになります。水素は今のところ水素燃料電池を使った旅客船の開発に成功していますが、貨物船への採用には まだまらこれからというのが現状です。 次世代燃料の主役はどれだ!? 国土交通省のまとめによりますと、2050年における海運の消費エネルギーの内訳はLNGが42%、水素・アンモニアが45%となっています。 短期・中期的にはLNGは主力燃料であることが想定されていますが、最近では大手企業が原料のアンモニアやメタノールを生産する会社を設立したり、出資も始めたりしています。 これからも各社の動きに注目ですね。 まとめ 今回の内容はいかがだったでしょうか。 海運業においての脱炭素の取り組みの基礎についてお話をさせて頂きました。次世代エネルギーの主役争いが、これからどのようになっていくのか、非常に面白い展開だなと個人的には思っています。 このチャンネルでは貿易・国際物流に関する情報を分かりやすく配信していますので、チャンネル登録がまだという方はこの動画の終わりに是非とも宜しくお願いします。 今回は以上です!ありがとうございましたー! ・Twitter で DM を送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedIn でメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/ お問い合わせは「ツイッター」と「LinkedIn」のみで承っております。

国際複合輸送 ~シー・アンド・レイル~ | 輸送・ロジスティクス

国際複合輸送 ~シー・アンド・レイル~

国際複合輸送 ~シー・アンド・レイル~について動画で解説 どうもこんにちは、飯野です。 今回は国際複合輸送について解説をしていきたいと思います。 国際複合輸送とは? 国際複合輸送というとなんだか難しく聞こえるかもしれませんが、国をまたいで船や飛行機、鉄道、トラック、トレーラーなどで輸送を組み合わせたものを国際複合輸送といいます。 そういう意味で、実は一般的に馴染みのある海上輸送は 船とトラックの国際複合輸送にあたりますし、同じく一般的な航空輸送も飛行機とトラックの国際複合輸送になります。 今回の動画では 日本や東南アジアではあまり馴染みのない、海上輸送と鉄道輸送を合わせた国際複合輸送(シー・アンド・レイル)、についてご紹介をしていきます。 実際にどのようなルートで輸送されているのかについて理解しておくと、貨物の輸送手段の選択肢が広がりますので抑えておいた方が良いと思います。 それではいってみましょう。 シー・アンド・レイルのルート まずアメリカの鉄道を利用した輸送をご紹介します。 アメリカは国土が非常に広いので港から鉄道を使った輸送が非常に重要になり、複数の国際複合輸送のルートが存在しています。 IPI - 北米の内陸拠点・ルート まずIPI(Interior Point Intermodal)についてご紹介しましょう。IPIとは鉄道でコンテナを輸送する時の内陸の拠点です。 各地にあるIPIが鉄道で結ばれていて、アメリカ西海岸の港まで海上輸送されたコンテナを内陸へと列車で運んでいきます。このルートもIPIと呼んだりします。このIPIだけが「内陸拠点」と「ルート」の2つの意味を持つので、少しだけややこしいかもしれません。 MLB - 北米横断ルート 次にMLB(Mini Land Bridge)です。MLBは西海岸に到着したコンテナを、鉄道を使って大陸横断して、アメリカ東海岸やメキシコ湾岸まで輸送するルートのことです。 IPIは内陸、MLBは大陸横断と覚えておくと良いでしょう。 ALB - 北米横断 & 欧州ルート そしてALB(American Land Bridge)というルートもあります。 ALBでは西海岸に海上輸送で到着したコンテナが、アメリカを西から東に鉄道で横断し、更に東海岸から海上輸送でヨーロッパまで輸送される国際複合輸送になります。 オールウォーター 最後に、複合輸送ではないのですが、アジアからパナマ運河経由でアメリカ・カナダ東岸へ海上輸送するルートを、オールウォーターと呼びます。 合わせて覚えておくと良いでしょう。 ロシア・中国でのシー・アンド・レイル その他、大陸が広いロシアや中国でも鉄道を使った輸送を多く利用しています。 SLB (Siberian Land Bridge) ロシアではシベリア鉄道を輸送に利用した、SLB(Siberian Land Bridge)というルートがあります。 まず海上輸送でロシアのボストチヌイ港まで輸送し、その後シベリア鉄道でモスクワまで送ります。そしてモスクワから鉄道、またはトラックで中東やヨーロッパ各国へ輸送するルートです。 CLB(China Land Bridge) 続いてCLB(China Land Bridge)という中国のルートを紹介しましょう。 日本から連雲の港まで海上輸送し、そこから鉄道でカザフスタン、ウズベキスタンさらにヨーロッパ各国へ輸送するというルートです。 今、シー・アンド・レイルが注目される理由 2019年の年末から続いているコンテナ不足、船のスペース不足の問題で 昨今では鉄道を使った輸送に注目が集まっています。特にアジアからアメリカ、ヨーロッパへの海上運賃は過去最高に高騰していて、更にスペースも非常に取りづらい状況です。 今回ご紹介した国際複合輸送のルートを知っていると、船のスペースがなくても対応出来る可能性が上がるかもしれませんね。 このチャンネルでは貿易や国際物流に関する情報を随時発信していますので、チャンネル登録がまだという方は是非ともお願い致します。 今回は以上です!ありがとうございました! ・Twitter で DM を送る https://twitter.com/iino_saan ・LinkedIn でメッセージを送る https://www.linkedin.com/in/shinya-iino/ お問い合わせは「ツイッター」と「LinkedIn」のみで承っております。