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貿易コラム

デジタルフォワーダー、フレックスポートCEOが交代!物流テック企業に必要なもの。 | 物流ニュース・物流ラジオ

デジタルフォワーダー、フレックスポートCEOが交代!物流テック企業に必要なもの。

どうもこんにちは、飯野です。 本日は、Joc.comの記事より、「フレックスポートのCEO交代は、あまり進歩がない」についてお話していきたいと思います。 2022年6月13日イーノさんの物流ラジオ フレックスポートCEO交代 アメリカの物流業界で大きなニュースがありました。 フレックスポートの創業者ライアン・ピーターセンは、2023年3月にフレックスポートのCEOを退任し、後任に元アマゾンの物流責任者のデイブ・クラークが就任することを発表しました。 この予期せぬCEOの交代は、フレックスポートが有力な人材を獲得していることを示す一方で、数十億ドルのベンチャーキャピタルの支援にもかかわらず、市場シェアの拡大が予想以上に遅れていることを示すものでもあるようです。 今後の方向性 クラーク氏は、フレックスポートを「世界最高のサプライチェーン企業」にするためには5年必要だと示唆しており、その過程では古巣のアマゾンと対戦することになるだろうとのことです。 ピーターセン氏は、「デイブは、次のステージで勝つために必要なことに秀でている」と述べています。 フレックスポート社の評価 現在のフレックスポートの評価額は80億ドルとされています。 株式非公開のフレックスポートは、2月7日に最新の資金調達ラウンドを発表した際、2021年の自己申告した売上は33億ドル、2022年のトップライン売上は50億ドル近くに達する見込みです。 今回の経営陣交代に関するForbesの報道によると、これまでに調達した23億ドルの資金のうち、少なくとも10億ドルは「銀行に入っている」とも述べています。 また、フレックスポートの従業員数は全世界で3,500人規模で、キューネアンドナーゲルの78,000人を大きく下回っています。 フレックスポート社のシェア フレックスポートはシェアよりもマーケティングでの存在感があります。 主力輸送レーンである太平洋横断便の東航路では、1−8月で15位のNVOCCであり、世界的な地位を獲得するには至っていません。 この期間の取扱量は前年同期比37.6%増、他社が伸ばしたようにフレックスポートも伸ばしましたが、上位を狙えるポジションではないようです。 他のフォワーダーは、フレックスポートの差別化要因としてソフトウェアを使用する脅威について、最初の方に抱いていた懸念は近年薄れてきています。 様々なフォワーダーが市場でフレックスポートに遭遇することはあまりない、と述べており、競合にはなっていないようです。 伸び悩み こういう関係者のインタビューから、やはりフレックスポートのシェア拡大が予定より遅れているのかもしれないとわかります。 2013年に設立された同社は、過去10年間で著しく収益を伸ばしてきましたが、立ち止まることのない市場にパラダイムシフトを起こす技術を提供するまでには至っていません。 フレックスポートは、アマゾンの台頭だけでなく、ヨーロッパのフォワーダーなど、他の地域のデジタルネイティブなフォワーダーの競合にも直面しています。 後任のクラーク氏 後任のデイブ・クラーク氏は、23年間にわたりアマゾンのグローバルな物流大国としての地位を築き上げ、またAmazonのマーケットプレイスの出品者のニーズに応えてきた人物です。 最近では、トラック輸送、海上輸送、貿易コンプライアンスなどのサードパーティロジスティクスを手がけ、アマゾンのマーケットプレイスで販売しない荷主にもサービスを提供しています。 テクノロジーのフレックスポート社 ソーシャルメディア上では、フレックスポート社はマーケティングには強いものの、標準的なフォワーダーでしかなく、他のフォワーダーと同様に、自動化では解決できない問題の解決に膨大な人手を割かなければならないと揶揄されてきました。 しかし、コロナ禍での混乱は自動化では解決できないのは仕方ない気がします。 とはいえ、フレックスポートは、この10年で数十億ドル規模の物流業者となり、クラーク氏のような真の物流の大物を誘致できるほど魅力的な企業になりました。 フレックスポートはまた、この間、物流テクノロジー分野の旗手として、既存のフォワーダーだけでなく、他のテクノロジープレーヤーにとっても参考となる存在となってきました。 フレックスポートの出現により、テクノロジーを重視せざるを得なくなったと打ち明ける中堅フォワーダーも少なからずいます。 中小フォワーダーの自動化を支援し、フレックスポートのような大規模で技術力の高いフォワーダーから身を守ることに専念する物流技術プロバイダーの業界全体を活性化させたのです。 テクノロジーだけでは生き残れない この記事から、スタートアップのデジタルフォワーダーの現実を見た気がしました。 この業界はテクノロジーを入れたらシェアを取れるというものではありません。 先日放送したように、キューネアンドナーゲルも、もちろんテクノロジー開発をしており、日系フォワーダー大手もプラットフォームの開発をしています。 ポイントの一つに、スペースが確保するために船会社との関係があります。 NVOCCは船を持たないので、船会社との交渉力が必要になります。 デイブ・クラーク氏がトップになるということで、サプライチェーン全体を構築できる能力がフォワーダーに求められているように感じます。 物流業界では、YouTuberやTikTokで無名の人が一気にメディア界のトッププレーヤになるようなことは難しいでしょう。 プラットフォームの開発だけではパラダイムシフトは起こりません。 とはいえテクノロジー化が進むのは間違いないので、物流テック事情も今後も発信していきます。

切手サイズの超小型追跡タグが登場!イスラエルのスタートアップ企業。電池不要でわずか10セント! | 物流ニュース・物流ラジオ

切手サイズの超小型追跡タグが登場!イスラエルのスタートアップ企業。電池不要でわずか10セント!

どうもこんにちは、飯野です。 本日はウォールストリートジャーナルの記事から、「イスラエルのハイテク企業、切手サイズの追跡装置を開発」についてお話していきたいと思います。 2022年6月10日イーノさんの物流ラジオ ウィリオット社の超小型追跡タグ イスラエルに本社をおくサプライチェーン・テクノロジー企業であるウィリオット社が、製品の出荷元から店舗までの追跡、輸送中の温度変化や商品に影響を与えるその他の要因を測定する小型追跡タグを開発しました。 タグはわずか切手ほどの大きさで、マイクロプロセッサーを内蔵しており、イスラエルのスーパーマーケットチェーンの会社の青果箱(野菜などの箱)に貼り付けられる予定です。 タグの性能 このタグは小型で安価なため、農産物の荷主が製品を市場に輸送する木箱に使用することが可能です。 果物や野菜が農場で収穫され、積み込まれた後、店頭に並ぶまで追跡し、その間にサプライヤーや食料品店に情報を提供することができます。 小規模輸送への対応 一般的に、輸送用コンテナやトラックのトレーラーにデバイスを搭載し、追跡をする技術はありましたが、小規模の輸送ではこの技術が使われることはありませんでした。 ウィリオット社のマーケティング担当上級副社長は、「これからは日常品、衣服、ワクチンの小瓶、プラスチック箱、プラスチックパレット、段ボール箱、レタスの袋など、すべてがインターネットにつながるだろう」と述べています。 この切手サイズの小型タグは電池を必要とせず、1個10セントで、ブルートゥースでクラウドに接続されます。 タグの可視化 マッキンゼー・アンド・カンパニーによると、食品の廃棄とロスは、世界で年間9400億ドルと推定されています。 ウィリオット社によると、タグの可視化によって、木箱レベルでトラッキングができるため、盗難に対する安全策にもなり得るとのことです。 近年、大口貨物の場合は、貨物がばらばらにされるため、品物を追跡することがほとんど不可能でした。 また、食品と飲料の輸送は盗難のターゲットになっているそうです。 イスラエルのスーパーマーケットチェーンの副社長は、「野菜や果物の木箱が輸送中に適切な温度に保たれているか、また、畑で収穫されてから店に到着するまでの時間が正確にわかるというのは、まさに革命的としか言いようがない」と述べています。 問題改善可能に 日本は物流のインフラがかなり整っていますが、他の国はそうでもないケースも多いです。盗難や貨物ダメージなどは日常的に発生しています。 木箱単位で追跡、温度管理がちゃんとされているかが分かり、問題になった箇所も把握できるため、改善が可能です。 また、盗難の被害を減らすこともできます。 僕にはイスラエル人の知り合いがいますが、イスラエルにはスタートアップの会社が多いそうです。 ワクチンへの対応も早く、とりあえずやってみる、という姿勢だそうです。 こういったニュースが、日本のスタートアップにも良い刺激になればいいなと思います。

CMA-CGMジャパン、APIを開放!データを売る時代到来。 | 物流ニュース・物流ラジオ

CMA-CGMジャパン、APIを開放!データを売る時代到来。

どうもこんにちは、飯野です。 本日は6月9日の海事新聞から「CMA―CGM、API連携 新サービス開始」についてお話していきたいと思います。 2022年6月9日イーノさんの物流ラジオ CMACGMのAPIサービス 仏船社CMA―CGMの日本法人CMA―CGMジャパンは6月8日、新たに提供するサービス「APIソリューション」を紹介するオンラインセミナーを開催しました。 セミナーではAPIの概要や、利用メリット、料金プランなどを紹介しました。 サービスの内容 CMA-CGMと顧客のシステムをAPI連携することで、リアルタイムでスケジュールや料金、ブッキング情報などをシステム上で交換でき、データのやりとりの簡素化や生産性の向上などを実現するものです。 本船のETD(出港予定日)などの問い合わせに対してAPIを介し、自動で瞬時に回答することができます。 新しい時代へ ExpediaやAgodaとかでは残りわずか、残り1部屋などと表示されますが、スペースが表示されるのかがちょっとした肝だと思います。 APIは実装までの期間が短く、早い場合は数週間で実装可能だとのことです。 また企業形態を問わず、部署を横断して利用でき、複数船社との連携も可能です。 APIソリューションを使うことで、必要な情報やその更新が直接システムに届き、従来の電話やメールでの確認の時間を削減します。 リアルタイムで最新の貨物情報が入手可能となり、また、データ出力も出来て他船社との比較もでき、他の船会社もAPIを解放していけば、デジタルフォワーダーのプラットフォームが一覧で表示できるようになります。 遅かれ早かれ、そういう時代はくると思いますが、CMAがこのように踏み切ったので、意外と早いのかもしれません。 データを売る時代 同サービスは機能別で5つのパッケージを提供します。 パッケージごとに ・スターター ・パワー ・アドバンスト の3つの料金体系で提供します。 例えば、スケジュールや輸送情報、ディテンション・デマレージなどの情報連携や、BLコピーの入手ができ、1万コール(問い合わせ件数)を上限とするスターターでは月額139ドルで利用できます。 この記事を読み、データを売る時代が来たと感じました。 APIによってCMAは人件費も削減でき、更に、データの販売で利益も得ることができ、まさに一石二鳥です。 今後、他の船会社はどうしていくのかが注目であり、デジタル化はどんどん進んでいくと個人的には思います。

北米、トラック・倉庫業で雇用が減少傾向!内陸は目詰まり続く。 | 物流ニュース・物流ラジオ

北米、トラック・倉庫業で雇用が減少傾向!内陸は目詰まり続く。

どうもこんにちは、飯野です。 本日は、ウォールストリートジャーナルの記事から、「2022年5月、北米の物流業界で雇用が減少」についてお話していきたいと思います。 2022年6月8日イーノさんの物流ラジオ 運輸業界の雇用減少 北米のコロナ禍以降、需要が衰え、消費者の支出がモノからサービスへとシフトしている兆候が見られます。 サプライチェーンの最前線にいる企業は5月に雇用を引き下げています。 先週金曜日のアメリカの雇用統計(速報値)によると、5月にトラック運送会社、倉庫会社、宅配便会社は、合わせて32,900人の雇用を増やしましたが、4月の44,700人を下回る結果となりました。 運輸業界の雇用が減少傾向にあります。 5月の雇用統計ではアメリカ全体では39万人増えたにもかかわらず、運輸業での雇用は減少しています。 2021年の特需 2021年のコロナ禍では、トラック運送業と倉庫業は雇用が拡大していました。 需要が伸び、倉庫業者も賃金をあげて労働者の獲得合戦があり、トラック運送会社は過去1年間で70,000人以上雇用を増加させました。 独立しているトラック運転手が大手のトラック会社に就職するケースも出てきているほど、トラック運送会社が初任給の引き上げや契約ボーナスなどの採用活動で成功を収めていたのです。 そして倉庫関係の会社は、賃金が急速に上昇し、労働者の雇用と維持のための厳しい競争の労働市場にもかかわらず、過去1年間で17万6700人の雇用を増加させたとのことです。 オンライン販売の後退 過去1年間で物流業界の雇用はとにかく増えました。 しかし、物流市場における雇用と労働者獲得競争の多くを牽引してきた物流大手のAmazon.comは最近、物流センターと配送業務のネットワークの積極的な拡大を一時停止すると発表しました。 こういう動きもあり、米国で記録的な雇用が続く中、エコノミストは波が変わる可能性があるという兆候に注目しています。 とあるデータによると、eコマースの注文を家庭や企業に届ける荷物運搬業者を含む宅配便・メッセンジャー会社は、4月は約1万5000人の雇用増でしたが、5月に1,900人だけとなりました。 最近では、消費者が店舗に戻ってきているようで、アマゾンを含む大手小売業者のオンライン販売の伸びは、歴史的な高水準から後退していると報告されています。 しかし、求人情報サイトIndeed.comの北米担当経済調査ディレクターは、この変化は物流業界の雇用に大きな変化をもたらしてはおらず、「運輸と倉庫業は引き続き好調である」と述べています。 目詰まりが続く内陸輸送 雇用統計では物流業界の雇用は5月に減少したというデータがあり、Amazonも採用を控えています。 コロナも明けて店舗に人が戻ってきているので、トラック輸送の採用が落ち着いているのかもしれません。 しかし、北米の内陸では物流の目詰まりがあります。 港からコンテナを早く取り出すようにしていますが、内陸に移動しただけで、内陸ではまだ混雑が続いているという情報もあります。 懸念材料 まだ内陸の物流が解消していないのに、トラックや倉庫の人材が増えないのは大丈夫なのか?と考えます。 トラックは部品不足もあり、トラック自体の生産が減っているというのもあります。北米の商品の需要は、インフレ、利上げ、住宅の買い控えなどもあり、落ち着いていくかもしれません。 しかし、まだ目詰まりがあるにも関わらず、トラックや倉庫の人材が増えずとも目詰まりは解消していくのか? それだけ消費はサービスに移ったのか? 去年に比べると人材は増えていますが、現時点での労働力で十分なのかどうか? 引き続き北米のトラック・倉庫の労働力にも注目をしていきたいと思う。

2021年度、海上フォワーダーの取り扱い量ランキング!中国とアメリカ躍進 | 物流ニュース・物流ラジオ

2021年度、海上フォワーダーの取り扱い量ランキング!中国とアメリカ躍進

どうもこんにちは、飯野です。 本日は6月7日付の海事新聞から、海上フォワーダーランキングの記事を紹介していきたいと思います。 2022年6月7日イーノさんの物流ラジオ トップ5 米物流メディアのトランスポート・トピックス(TT)が先ごろまとめた、2021年の主要海上フォワーダーの取り扱いランキングを発表しました。 トップ5は以下の通りです。 1位:キューネアンドナーゲル、約460万TEU 2位:シノトランス、約370万TEU 3位:DHL、約310万TEU 4位:DSV、290TEU 5位:DBシェンカー、約220万TEU 買収による前年比増 首位から5位まで、順位は変わっていませんが、前年比でみると、DSVは中東物流アジリティを買収し、31%増となっています。 3位のDHLグループは前年比10.9%増で、2021年8月 Hillebrand Groupを買収し、海上貨物部門を強化しました。 キューネアンドナーゲルは前年比1.4%、シノトランスは0.5%減となり、トップ5は、買収によって大きく数字を伸ばしたことが分かります。 6位から10位 6位:LXパントス 7位:CHロビンソン 8位:シーバロジスティクス 9位:ケリーロジスティクス 10位:エクスペダイターズ 6位から10位のフォワーダーはそれぞれ前年比から20%前後数字を伸ばしています。 日系企業 日系物流企業では、18位の日通、75万TEUに次いで、下記の通りにランクインしています。 19位:郵船ロジスティクス、72万TEU 22位:近鉄エクスプレス、64万TEU 29位:日立物流、44万TEU 40位:日新、20万TEU 日通以外は前年比から数字を落としています。 理由としては、昨年は日本に船が寄港せず、またそもそも荷物を運べるスペースがなかったことが原因しているのでしょう。 中国とアメリカの躍進 一大出荷地である中国に基盤を置くフォワーダーの存在感も引き続き大きいです。 トップ10で2位シノトランスのほか、9位に香港ケリーロジスティクスがランクインし、50社中9社を中国・香港企業が占めました。 また、米国企業も20年の4社から8社に倍増。 2021年は中国-北米航路の需要が膨れ上がり、船会社としても中国から北米のドル箱航路にスペースを割り当てていました。 2022年の日系企業 日本は、2022年度はSCの交渉で、スペース優先で高い価格で契約を結んでいます。 2021年度はLA向け40’で3,000ドルだったものが、2022年度はLA向け40’で10,000ドル前後、NY向けで15,000 - 20,000ドルとなっています。 恐らくですが、買い負けをしていないのではと個人的には思っています。日本にも船が寄るようになり、今年は前年に比べて伸びる可能性があります。

2022年5月物流ニュース | 物流ニュース・物流ラジオ

2022年5月物流ニュース

この記事を動画で見る どうもこんにちは、飯野です。 本日は2022年5月の物流ニュースをお届けします。 北米西岸の労使交渉、上海ロックダウン、ゼロエミッション、デジタル化への取り組みを主なトピックとしてお届けします。 北米西岸労使交渉、東海岸のILAが港自動化に徹底抗戦 5月10日に北米西岸港湾の労使交渉がスタートし、東海岸の労働組合(ILA)のダゲット会長は、米国におけるさらなる海上ターミナルの自動化に「徹底抗戦」すると発言しました。 ダゲット氏は、西岸のILWUと団結し、港の自動化へ反対する旨をビデオで声明しています。 その中で、「オートメーションは生産性を向上させない。自動化は生産性を向上させるものではなく、生命と生活を破壊するものであり、私たちはILWUとともに徹底的に戦う」と述べています。  しかし一方で、港の使用者団体であるPMAは、西海岸の2つの自動化ターミナルは、非自動化ターミナルに比べて、既存の設置面積でより多くのコンテナを処理できると報告書を発表しています。  技術が着々と進んでいる中、自動化による失業を懸念している労働者との交渉は、長期化が予想されます。   北米西岸港湾の労働交渉、長期化で混乱を生み出すか? 続いても北米西岸労使交渉のニュースです。 北米の西海岸29港の港湾労働者22,400人の新契約をめぐる交渉は、解決に数ヶ月かかる可能性があり、米国の輸出入業者にとってさらなる懸念材料となると報じられています。 港湾労働者は、賃金の引き上げ、福利厚生の改善、荷役設備の自動化の制限を要求するとみられています。 直近の3回の契約交渉のうち、2002年と2014年の2回で労使間の意見の相違があり、貨物の遅延が発生し、個々のメーカーや小売業者が数百万ドルの収入減を被りました。 また、前回の2014年での交渉はまとまるまでに9ヶ月かかり、最終的にはホワイトハウスが介入。年をまたいでの解決になり、今回も長期化が懸念されています。 6月の上海のロックダウン解除で運賃が高騰?世界一の港稼働でスペース不足再来か 中国・上海市は5月16日に、6月中に企業・住民の活動を正常化すると発表しました。 6月上旬に解除となれば、7月から荷動きが盛り上がり、再び需給逼迫による混乱が起こるのではとの指摘もあります。 すでに上海の企業の生産活動は5割が再開したとの情報もありますが、完全な輸送需要の回復には、ロックダウン解除から最低1カ月は必要と言われています。 北米向けのピークシーズンは一般的には7月−9月なので、そのタイミングで正常化し、上海はフル稼働となるかもしれません。 上海港は世界一のコンテナ取扱港のため、急にフル稼働となったら物流は大きく乱れることが懸念されます。 東海岸で沖まちがコロナ禍以降最高。物流のボトルネックが発生 5月の第二週時点で、北米東海岸で最も忙しいニューヨーク、ニュージャージー港の沖待ち船は、一日平均14隻に達し、コロナ渦以降、最高となりました。 現在、西海岸では依然として港の混雑が続いているためターミナルからの貨物出荷が大幅に遅れているだけでなく、西海岸の港湾労働者との労働契約交渉も迫っており、さらなる混乱が予想されます。 そこで多くの荷受人は、北米西岸の混雑を避けるため、ニューヨーク、ニュージャージー、メキシコ湾岸へ貨物を分散していましたが、その分散した先の港で混雑が発生しています。 今年第一四半期の輸入は、ロサンゼルス、ロングビーチ港では前年同期比2.7%増と減速したのに対し、ニューヨーク、ニュージャージー港では、前年同期比で約12%増加しました。 東海岸への貨物量が大幅に増えており、物流のボトルネックが発生しています。 商船三井、船上で水素を生産、貯蔵・発電。風力エネルギーを最大限に活用 商船三井の、風力と水素で航行する究極のゼロエミッション船の開発・建造を目指す「ウインドハンタープロジェクト」が、新たな段階に入ります。 現在、商船三井は長さ54mの帆(マスト)で風を使って船を進める「ウィンドチャレンジャープロジェクト」に取り組んでいます。 そして今回の「ウインドハンタープロジェクト」はその技術に加え、帆で進んでいる最中に、水中の発電タービンを用いて発電し、水電解により水素を作るプロジェクトです。 商船三井は「ステージ1」として、2021年の11月から、全長約12メートルのヨットで、船上水素生産などの実証実験をしていました。 今年3月末までに12回の試験航行を実施し、海上での風による発電、水素生産・貯蔵、貯蔵した水素を使用した燃料電池による発電、電動プロペラによる推進という一連のサイクルを成功させています。 「ステージ2」では、全長60―70メートル級の水素生産船の建造に向けた、実行可能性調査を本格化し、2024―2025年ごろまでに竣工する計画です。 解説コーナー それでは今月のニュースの解説コーナーです。 ILA、西岸労使交渉へ徹底抗戦 今回は北米西岸労使交渉について、東海岸の労働組合ILAの自動化への徹底抗戦と、労使交渉の長期化懸念の2つのニュースがありました。 2018年に決まった東海岸のILAの現行の労働協約では、「完全自動化された端末の開発や、完全自動化された機器の使用は、双方がその実施について合意しない限り、行わないものとする」と、契約には書かれています。 ILAは、港湾の近くで、5Gの技術が利用可能になりつつあることを通して、さらなる自動化の可能性に警戒を続けています。  西岸の港自動化へも徹底抗戦の姿勢を見せ、労使交渉への抗戦は今年いっぱい続く見込みです 上海ロックダウン解除で運賃高騰か また上海のロックダウン解除により、運賃が再度高騰する可能性があります。 上海航運交易所によると現在の運賃レベルは、5月13日付の上海発北米西岸向けコンテナのスポット運賃で、40フィートコンテナ当たり7,900ドルと前週比12ドルの上昇です。 北米東岸向けは1万560ドルとこちらは4週連続の微減で、西岸東岸向けとも4月上旬に比べて小幅な減少にとどまっています。 しかし、上海ロックダウンの解除と北米の輸入ピークシーズンが重なれば、スポット運賃が再高騰し、北米への船が沖待ちになり、スペース不足が発生する可能性が高くなります。 北米東岸で物流ボトルネック発生 そして北米西岸の混雑を避けた貨物が東岸へ向かい、東岸で混雑が発生しています。 港のコンテナヤードには、通常の2倍以上の12万個の空コンが詰まっており、港は空コンを保管するために10エーカー(約4万㎡)の土地を開放し、混雑を緩和する予定です。 ニュージャージー州にあるトラック運送会社によると、コンテナ運搬用のトレーラー400台のうち半分以上が、港への返却を待つ空コンを抱えて立ち往生しているとのことです。 同社は、もし空コンを返却することができれば、おそらく今の2~3倍は仕事ができるはず、としています。 ニューヨーク・ニュージャージー港湾事業部長は、ピークシーズン前までに港は施設をできるだけ効率的に稼働させるよう努力していると述べています。 MOLのゼロエミッションへのアプローチ ゼロエミッションに関するニュースでは、商船三井は「ウィンドハンタープロジェクト」で作った水素と、水素キャリア・燃料電池を組み合わせ、風が弱い時の推進力を補って船の定時運航を目指しています。 また、船で作った水素を水素キャリアに貯蔵して、その水素を陸上消費向けに供給する活用を検討しています。 風が強い時は帆で進みながら、発電して水素を生産し、風が弱い時は船で作った水素を使って、発電し、プロペラで進む設計となっており、「風力エネルギーを最大限回収するというコンセプト」で作られています。 更には、海上の風の状況を観測・予測する独自のシステムを開発・搭載することも視野に入れています。 このシステムでは、船を効率的に風況の良いエリアに導く自動航行装置の配備し、最適な風を自動でハントすることを目指しています。 エンジンがない時代に使っていた帆を現代に取り入れ、更に現代のAIなどテクノロジーを使い、自動で最適な風をつかみにいきます。 エンジン開発とは違った別の角度からのゼロエミッションへのアプローチで、今後も注目されるプロジェクトです。 まとめ 今回のニュースはいかがだったでしょうか? 遂に北米西岸の労使交渉がスタートしましたが、西岸の混雑が緩和し始めたところ、今度は東海岸側での混雑が発覚しました。 上海のロックダウンも解除され、例年より少し早くなると考えられている北米の輸入ピークシーズンに向け、今後の情報に注目です。 今回のニュースがためになったという方は、チャンネル登録、いいね!、SNSでのシェアを何卒よろしくお願いします。 本日は以上です。どうも、ありがとうございました 。

6月7日、韓国でトラック労働組合がストライキ!サプライチェーンへの影響は? | 物流ニュース・物流ラジオ

6月7日、韓国でトラック労働組合がストライキ!サプライチェーンへの影響は?

どうもこんにちは、飯野です。 本日は、6月6日付の海事新聞から「韓国でトラック労働組合 6月7日ストライキ」についてお話していきたいと思います。 2022年6月6日イーノさんの物流ラジオ 韓国トラック労働組合ストライキ 現地報道によると、韓国のトラック運転手の労働組合が、6月7日、全面ストライキに突入します。 労働組合は燃料価格の高騰などを背景に運賃引き上げを求めており、ストによる港湾物流への影響が懸念されています。 物流への影響は トラックの労働組合は、昨年も運賃の規則などを盛り込んだ安全運賃制の継続を求め、3日間にわたるストを実施しました。 昨年は港湾への輸出コンテナの搬入日を前倒しや、ストに参加したドライバーが少なかったため、大きな混乱は生じませんでした。 今回のストについても関係者中では影響は限定的と見る向きが強いですが、一部で利用者に対し、7日以降ストの影響が出る可能性があると通知しています。 港湾混雑や上海ロックダウンの影響でサプライチェーンが混乱する中、関係者は今後の動向を注視しています。 ストライキが起こる背景 賃金が低くてストを起こす場合もあれば、西岸港湾のように利権を守るための特殊なストもあります。 やはりコモディティ化していることが原因ではないかと思います。 取り替えが容易のため、賃金も上がりにくくなります。そうすると、雇用者側も自動化を進めようとしていきます。 産業の変化の促進はこのようにして起こるんだなと、感じています。 自分が身を置く業界や、自分のスキルはコモディティ化していないか、物流には関係ありませんが、そんなふうに考えた記事でした。

海上輸送はどうなる?上海ロックダウン解除後、上海発着の航路回復傾向。 | 物流ニュース・物流ラジオ

海上輸送はどうなる?上海ロックダウン解除後、上海発着の航路回復傾向。

どうもこんにちは、飯野です。 本日は6月3日付の海事新聞のニュースで「日中航路、上海発着が回復傾向に。」という記事があったのでこちらをご紹介していきたいと思います。 2022年6月3日イーノさんの物流ラジオ 日中航路、回復 日本海事新聞の記事によると、中国・上海市でのロックダウンにより、キャンセルが相次いでいた日本―上海航路のブッキングが回復傾向にあるとの事です。 複数の船社関係者によると、上海港での貨物搬出が難しいことなどから、日本発上海向けのブッキングは一時4割程度減少していました。 上海発日本向けでも例年の半数以下となり、各船社は抜港や減便などの措置を講じていました。 5月中旬から徐々にブッキングは増加しつつありますが、例年通りに正常化するには1カ月程度要するとの見方が強いようです。 上海港の稼働率 上海港では、ロックダウン下でも港湾オペレーションを維持していました。外高橋ターミナルと洋山ターミナルは、ともに稼働を続けていたんですね。 とはいえ、外部から隔離された環境で作業する港湾労働者の人員は限られており、港の稼働率は低下したようです。 ある船社関係者は「現在の稼働状況も通常の6―7割程度にとどまっているようだ」と話しています。 ロックダウン中の代替港 また、陸上輸送での制限もあって、コンテナの搬出入も停滞。ヤード内で貨物が滞留し、一部船社では上海向けのリーファー貨物や危険品のブッキング受け付けを停止していました。 こういう状況だったので、ロックダウン以降、日本発 上海向けの貨物では、ブッキングをキャンセルする動きが相次いでいました。 周辺港へのシフトも一時的には増加しましたが、多くの荷主が寧波や太倉を代替港として選んだことで、ヤードが逼迫。 上海港を結ぶフィーダーサービスも常に満船となり、荷主の利用は限定的だったといいます。 実は代替え港の利用はそこまで機能していなかったということです。 ロックダウン解除後 こうした中、船社関係者はロックダウン解除による荷動きの反動増に期待を示しています。 危険品・リーファー貨物も、先月中旬から一部の船社で引き受けを再開しています。 5月中旬から輸出入ともにブッキングは増えつつあり、船社関係者は「底は脱した状況で、今月中旬以降の動向に期待をしている」としています。 とはいえ、まだ洋山・外高橋でも船の沖まちがあって、スケジュールの安定化にはまだ時間を要しそうだ、と記事は締めくくっています。 今後、運賃上昇か ロックダウンで、そもそも工場の稼働が減っていたということで、輸出入自体はそれほど多くありませんでした。 これが来週以降、どこまで戻してくるかが注目です。 すぐに戻るわけではなく、1ヶ月ほどの時間がかかるとのことですが、1ヶ月後は7月。通常なら北米向けはピークシーズンに入るタイミングです。 個人的な予測としては、7月ごろのスポット運賃が跳ね上がるのではと思っています。 引き続き情報をアップデートしていきます。

上海ロックダウン解除、上海浦東空港で輸送需要回復に備える。陸送への懸念続く。 | 物流ニュース・物流ラジオ

上海ロックダウン解除、上海浦東空港で輸送需要回復に備える。陸送への懸念続く。

どうもこんにちは、飯野です。 本日は、6月2日付の海事新聞の記事から、「上海のロックダウン解除、航空需要に復調の兆し」についてお話していきたいと思います。 2022年6月2日イーノさんの物流ラジオ 上海ロックダウン解除 6月1日に中国・上海市でのロックダウン解除を受けて、航空貨物便の運航が再開しています。 物流関係者によると、上海浦東空港の発着便数はロックダウン前に比べ80%の水準に回復しました。 企業活動の本格化に向けて、上海発の航空需要に回復の兆しも出てきたようです。 航空需要、供給が上回る 昨日から上海では自家用車を含めた自動車の通行制限の解除と、公共交通機関の再開を発表しています。 こうした中で航空会社は上海浦東空港発着便のスペース供給を増やしています。 足元ではスペース供給が需要を上回っていますが、大手フォワーダーは「(企業活動が再開する)来週以降には需要が戻り始めると期待している」と話しています。 日中間の航空貨物は、もともと人手不足に伴うフライトキャンセルやロックダウンの長期化などで需要が低迷していました。 とはいえ、ロックダウン中も一部顧客は工場を稼働しており、従業員が空港に泊まり込みで対応するなどしていたため、浦東と成田両空港での滞留貨物はほぼ出ていない状態とのことです。 空港本格稼働 空港では本格稼働に向けて準備が進んでいます。 物流企業各社では6月1日以降、順次倉庫スタッフの人数を増加しています。 関係者によると、現地の税関職員がロックダウン前と同じ規模に戻るとの情報もあるとのことです。 しかし、空港上屋のスタッフについては、現時点でどれだけ確保できるかが不透明であり、「本格稼働には時間がかかる」との見方も出ています。 上屋に人がいなければ、Break Bulkに時間がかかります。飛行機から降ろされた貨物の開梱作業が進まず、目詰まりが発生してしまいます。 上海の稼働が再開し、空港周辺ではインフラの準備が進められています。 止まっていたものが動き出し、これからどうなるかわかりませんが、少しずつもとに戻る準備がされています。 陸送への懸念 一方、上海での陸送では、市外との物流は困難続いています。 複数のフォワーダー関係者によると、上海市内の物流は今回の封鎖解除で「ドライバーの数が今後増えていく」との見方が強いですが、同市以外の地域との輸送については「引き続き厳しい状況が続く」としています。 同市以外の地域との配送、特に省をまたぐ配送の場合は、PCR検査や隔離が求められ、ドライバーの確保が困難になっています。 通行証は特定品目の輸送を除き許可取得が難しい状態です。 陸送の復帰がまだまだと言ったところです。 航空のニュースをお届けしましたが、個人的には海上がどうなっていくかが気になっています。 引き続き、アップデートしていきます。

北欧の港湾混雑、物量緩和にもかかわらず悪化。深刻な人手不足。 | 物流ニュース・物流ラジオ

北欧の港湾混雑、物量緩和にもかかわらず悪化。深刻な人手不足。

どうもこんにちは、飯野です。 本日はJoc.comの記事から、「北欧の港湾混雑、物量緩和にもかかわらず悪化」についてお話していきたいと思います。 2022年5月31日イーノさんの物流ラジオ アジア発北欧向け大幅遅延 海運調査会社のAlphalinerによると、アジア-北ヨーロッパ間の平均往復航海日数は101日となっており、大幅な遅れが発生しています。 北欧への輸入量の減速は、ヨーロッパ地域のハブ港の混雑を緩和するには至らず、満杯のコンテナヤードと「労働力不足」がターミナル、倉庫、トラック輸送サービスの運営を妨げ、船の遅延を長期化させています。 混雑の原因 DHL の海上部門グローバルヘッドは欧州の港湾フローの悪化は、物量の増加よりも、ターミナルでのコンテナの滞留時間の延長が主な原因であると述べています。 実際、需要とはあまり関係がなく、港が混雑し、船の荷揚げが効率的に行えていません。 ヨーロッパの倉庫が満杯で、貨物量は多くないものの、労働力不足によって目詰まりが発生しています。 コロナ渦における大量離職者 アメリカでは物流関係者は2021年に退職者数が一気に増えました。 Great Resignationと呼ばれ、コロナの影響もあり、現場で働く人たちの賃金は安く、あまりに多忙なため、退職者が続出しました。 あるヨーロッパでの労働者不足について、「確かに、現在の人手不足にはさまざまな理由がある。人々は今でも新型コロナウイルスを恐れ、過労を招く低賃金の仕事に終止符を打ちたがっている。」 「そして賃金が低すぎるのも原因の一つだ」と記事は報じています ヨーロッパでもGreat Resignationか アメリカ、ドイツ、イギリスの大学の経済学者による最近の研究では、ドイツの低賃金労働者は、他の場所での仕事の賃金水準を過小評価していることが示されました。 ドイツのサプライチェーンに従事している人たちの給料が低賃金かはわかりませんが、記事によると、これまで低賃金の仕事に甘んじていた多くの労働者たちが、他にもできる仕事があるかもしれないと気づいたとのことです。 アメリカと似たようなことが発生しているのかもしれません。 北欧の混雑解消 Hapag-Lloydの広報担当者は、北欧の運航状況は "依然として厳しい "と述べています。 「内陸部の輸送能力が制限され、内陸部の倉庫がフルに利用されているため、積載された輸入コンテナの引き取りが鈍化しており、欧州の状況は悪化する可能性がある」と広報担当者は続けています。 アジア発欧州向け貨物は減少 ここで、コンテナの取扱量をみてみましょう。 コンテナ貿易統計(CTS)のデータによると、北東アジア、中国、東南アジアから北ヨーロッパへの輸送量は、3月に前年比5%減の130万TEUでした。 アジアからヨーロッパへの需要は減少傾向にあります。 第1四半期は合計400万TEUで、1月は4.2%伸びていましたが、1−3月合わせると、わずか1パーセント増でした。 スポット運賃の下落 アジア-欧州航路のスポット運賃の下落は、需要の減速が続いていることを示唆しています。 アジアから北欧への短期スポット運賃は1月1日以来30%下落し、TEUあたり5,939ドルとなりました。 以前はTEUあたり7,000ドルほどで、このタイミングで決まった長期契約運賃がTEU当たり5,488ドルです。 スポットレートと長期レートの差がかなり小さくなっています。 北欧向けの航路の物量の鈍化と、不安定な短期運賃を避けるために、長期運賃を固定するヨーロッパの荷主の戦略が数字にあらわれています。 今現在では運賃は落ち着いていますが、状況次第でどうなるかがポイントです。 混雑ピーク過ぎたか とにかく人手不足でスケジュールが遅れ、目詰まりが発生しています。 欧州に拠点を置くフォワーダーの海上貨物担当は、顧客が北欧の主要港の大半で最大3週間の遅延を経験していると述べています。 「北欧の港湾の状況はここ数週間緊迫しており、一向に好転しない」とのことです。 マースクの欧州における海上顧客ロジスティクスの責任者は、「北欧のターミナルの一部は「運営上困難」であるが、混乱のピーク地点に達したと考えている」と語っています。 現時点では、影響が悪化することはないと考えているとのことです。 世界への影響 しかし、人手不足の問題は、それほどすぐに解決するものではないと思います。 現在、需要が落ち着いてきていますが、需要が復活したらどうなるのでしょうか。 物流は一か所の目詰まりの問題が全体的に目詰まりに繋がります。 1箇所の問題が世界全体に影響するので、今後のヨーロッパの問題も併せて注視をしていかなければならないと思います。